シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008YM3

有価証券報告書抜粋 黒谷株式会社 業績等の概要 (2016年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国は堅調に推移したものの、中国を始めとした新興国や資源国において減速感が強まったことで、予想以上に低調に推移いたしました。特に9年半ぶりの米国の金利引上げや大幅な原油安は、資源価格の下落・世界同時株安を誘発し、各市場に負の連鎖を引き起こしました。各国の政策期待から過度の警戒感は後退したものの英国のユーロ離脱や米国の利上げへの思惑、中国の不良債権問題など、新たな世界経済への攪乱要因が出てきました。
このような世界経済の動きから、我が国経済も調整を余儀なくされデフレからの脱却が厳しい状況となっています。特に、年度後半からの日米金融政策への期待感の剥落による大幅な円高は、我が国固有の懸念材料として先行き不透明感を強めています。
また、当社グループの主力取扱商品である銅価格は、ロンドン金属取引所の銅先物3カ月物価格で2009年7月以来の安値を付け、期初高・期末安と期を通して下落基調となりました。加えて、為替レートもドル安・円高基調となったことで円価格ベースではドル価格ベース以上の下落となり、厳しい相場環境で推移いたしました。国内原材料の発生減・市況下落による流通量減などによる需給バランスの逼迫や造船業界の低迷による利鞘の縮小は前年度よりも更に悪化したこともあり、収益面でも非常に厳しい状況となりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は429億55百万円、営業損失は5億92百万円、経常損失は4億58百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は3億89百万円となりました。セグメントの業績は次のとおりであります。
①非鉄金属事業
銅価格の下落、国内スクラップの需給悪化から調達環境が厳しく、コストが上昇した中で、販売面では造船業界の不振もありインゴットは低調な結果となりました。一方スクラップに関しては、銅鉱石の銅分補填として製錬向け故銅の需要が増大し、販売数量が増加したものの相場下落の影響が大きく当連結会計年度の売上高は424億6百万円となりました。
非鉄金属事業の品目別売上高は、インゴット売上高は157億67百万円、スクラップ売上高は264億90百万円、その他売上高は1億48百万円となりました。
②美術工芸事業
仏像・仏具、キャラクター製品の金の電鋳品が好調に推移したことから当連結会計年度の売上高は5億49百万円となりました。
なお、当連結会計年度は連結財務諸表の作成初年度であるため、前年同期との比較分析は行っておりません。
(以下、「(2)キャッシュ・フロー」、「2 生産、受注及び販売の状況」及び「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じ。)

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、期首残高から5億14百万円減少した12億29百万円となりました。
主な要因といたしましては、売上債権の減少4億14百万円、仕入債務の増加1億46百万円などによる収入に対し、税金等調整前当期純損失が4億58百万円、たな卸資産の増加による支出3億13百万円及び配当金の支払による支出1億7百万円などによるものです。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は3億11百万円となりました。これは主に売上債権の減少4億14百万円、仕入債務の増加1億46百万円、減価償却費1億76百万円などの収入に対し、税金等調整前当期純損失4億58百万円、たな卸資産の増加3億13百万円、利息の支払61百万円及び法人税等の支払56百万円などの支出が発生したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は11百万円となりました。これは主に投資有価証券の売却1億42百万円などの収入に対し、有形固定資産の取得1億40百万円などの支出が発生したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は2億12百万円となりました。これは主に長期借入金12億円の借入による収入に対し、短期借入金の純減額1億91百万円、長期借入金の返済11億13百万円及び配当金の支払1億7百万円などの支出が発生したことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25443] S1008YM3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。