有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100TP5L (EDINETへの外部リンク)
ハリマ化成グループ株式会社 沿革 (2024年3月期)
当社グループは、1947年に現在の兵庫県加古川市で創業して以来、「自然の恵みをくらしに活かす企業」として、松から得られるロジン(松やに)、脂肪酸、テレピン油などを使って化学素材をつくるパインケミカル事業を中心に発展してきました。1958年に再生可能資源である粗トール油を原料とした国内初の精留プラントを加古川製造所で稼働させ、樹脂・化成品事業・製紙用薬品事業・電子材料事業を展開。2011年にグローバル戦略を進めるに当たり、米国化学企業モメンティブ社のロジン関連事業を買収し、現在世界11ヵ国に製造拠点を有する企業へまで事業を拡大しております。2012年10月、商号をハリマ化成グループに変更し、持株会社制に移行した後も、引き続き事業を拡大しております。その経緯は次のとおりであります。
年月 | 概要 |
1947年11月 | 播磨化成工業株式会社(現・ハリマ化成グループ株式会社)設立 |
1948年11月 | 生松脂蒸留工場完成、松脂精製工場完成 |
1951年 5月 | 合成樹脂(エステルガム)生産開始 |
1952年12月 | トール油蒸留工場完成 |
1954年 3月 | 野口工場(現・加古川製造所)建設 |
1955年 7月 | 播磨商事株式会社(現・ハリマ化成商事株式会社)設立(現・連結子会社) |
1956年 6月 | 製紙用サイズ剤、アルキド樹脂生産開始 |
1958年10月 | トール油の連続式真空精密分留装置完成 |
1963年 6月 | 米国ハイデンニューポートケミカル社と技術提携、金属石けんの技術導入 |
1967年11月 | 中央研究所開設、東京工場完成 |
1968年 2月 | 関西ペイント株式会社、日商岩井株式会社(現・双日株式会社)との合弁により、塗料用樹脂の生産を目的として三好化成工業株式会社設立(現・持分法適用関連会社) |
1972年 1月 | 米国ミード社(現・ウエストロック社)、同インランドコンテナー社(現・インターナショナル・ペーパー社)等との合弁により播磨エムアイディ株式会社(現・ハリマエムアイディ株式会社)設立(現・連結子会社) |
1972年 3月 | 播磨観光開発株式会社(ハリマ観光株式会社)設立(2008年1月清算) |
1973年 8月 | 播磨エムアイディ株式会社に世界初のクローズドシステムによるトール油精製プラント完成 |
1974年 8月 | ブラジルにおける松脂事業開始のため、Harima do Brasil Indústria QuímicaLtda.設立(現・連結子会社) |
1975年10月 | 播磨観光開発株式会社が、岡山県美作市に「作州武蔵カントリー倶楽部」(18ホール)開場 |
1980年 2月 | 米国にHARIMA USA,Inc.設立(現・連結子会社) |
1981年 3月 | 油類貯蔵を目的とした伊保基地完成 |
1985年11月 | 大阪証券取引所市場第二部に上場 |
1987年11月 | 筑波研究所開設 |
1989年 3月 | 東京証券取引所市場第二部に上場 |
1989年 4月 | 電子材料(ペースト状はんだ)工場完成 |
1990年 4月 | 商号をハリマ化成株式会社に変更 |
1990年 9月 | 東京証券取引所および大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
1992年 5月 | 株式会社セブンリバーの全株式を取得(現・連結子会社) |
1993年10月 | ハリマ観光株式会社が、岡山県美作市にリゾートホテル「ホテル作州武蔵」を開業 |
1994年12月 | 中国に桂林播磨化成有限公司を設立(2008年3月清算) |
1996年 4月 | Plasmine Technology,Inc.の全株式を取得(現・連結子会社) |
1997年10月 | 中国に杭州市化工研究所(現・杭州市化工研究院)等との合弁により製紙薬品の製造販売を目的として杭州杭化播磨造紙化学品有限公司(現・杭州杭化哈利瑪化工有限公司)を設立(現・連結子会社) |
2003年 2月 | 中国に第一実業株式会社との合弁により電子材料の製造販売を目的として杭州播磨電材技術有限公司を設立(現・杭州哈利瑪電材技術有限公司)(現・連結子会社) |
2003年 9月 | 米国に電子材料の製造販売を目的としてHARIMA USA,Inc.子会社のHarimatec Inc.を設立(現・連結子会社) |
2003年12月 | マレーシアに第一実業株式会社との合弁により、電子材料の製造販売を目的としてHarimatec Malaysia Sdn.Bhd.を設立(現・連結子会社) |
2005年 3月 | 加古川製造所にバイオマス発電設備完成 |
2005年 7月 | 中国にロジン誘導体の製造販売を目的として南寧哈利瑪化工有限公司(現・LAWTER 南寧)を設立(現・連結子会社) |
2007年 2月 | チェコに電子材料の製造販売を目的としてHarimatec Czech s.r.o.を設立(現・連結子会社) |
2007年10月 | グループの不動産管理事業部門を会社分割にてハリマ化成商事株式会社に集約。あわせて、ハリマ観光株式会社解散(2008年1月清算) |
2009年 4月 | 株式会社理化ファインテクの全営業権(ロジンおよびその誘導体の製造、技術、販売)を取得 |
2009年 8月 | ハリマ化成ポリマー株式会社を設立(2016年9月清算) |
2009年10月 | 株式会社日本フィラーメタルズの全株式を取得(現・連結子会社) |
2009年12月 | 日立化成ポリマー株式会社の事業のうち、徳島工場のロジン変性樹脂に関する事業を取得(2014年3月生産停止)し、信宜日紅樹脂化工有限公司(現・連結子会社)と信宜中林松香有限公司(2015年2月売却)を取得 |
2011年 1月 | 米国化学会社モメンティブ社の事業のうち、ロジン系印刷インキ用樹脂、粘接着用樹脂、合成ゴム用乳化剤他に関する事業を取得し、これらの事業を統括するため、蘭国にLAWTER B.V.(現・連結子会社)を設立し、同事業を取得 |
2011年 2月 | 中国に東莞市杭化哈利瑪造紙化学品有限公司(現・連結子会社)が操業 |
2012年 6月 | 哈利瑪化成管理(上海)有限公司を設立(現・連結子会社) |
2012年10月 | 商号をハリマ化成グループ株式会社に変更し持株会社へ移行し、新たに設立したハリマ化成株式会社(現・連結子会社)が事業を承継 |
2014年12月 | 高砂伊保太陽光発電設備完成 |
2015年12月 | LAWTER BVBA(現・LAWTER Europe BV)が出資したSunPine AB(スウェーデン)(現・持分法適用関連会社)のトールロジン生産設備の試運転開始 |
2016年 6月 | SunPine ABのトールロジン生産設備が本格稼動 |
2018年11月 | SunPine ABの株式追加取得 |
2018年12月 | 中国に製紙用薬品の製造販売を目的として山東杭化哈利瑪化工有限公司(現・連結子会社)が操業 |
2020年 3月 | LAWTER B.V.(現・連結子会社)に高砂香料工業株式会社が資本参加 |
2022年 1月 | HARIMA UK LTD.を設立(英国)(現・連結子会社) |
2022年 4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
2022年 6月 | Henkel AG & Co. KGaAのはんだ材料事業に係る商権・資産等を取得 |
2023年 1月 | ハリマ食品株式会社の全株式を取得(現・連結子会社) |
2023年 3月 | 水足狩ヶ池太陽光発電所が竣工 |
2023年 4月 | ミルセンプラントが完成 |
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