有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100T61M (EDINETへの外部リンク)
ペプチドリーム株式会社 研究開発活動 (2023年12月期)
当社グループの研究開発は、放射性医薬品(RI)領域においてはPDPSを活用することによる自社プログラムまたは提携プログラムとして革新的な放射性治療薬・診断薬の創製・開発を実施しています。また、ペプチドリームの100%子会社であるPDRファーマを通じてこれらのプログラムや海外製品の導入により、国内における放射性医薬品の臨床開発を実施しています。Non-RI領域については、PDPSを活用することによる自社創薬及び世界中の特別な技術を有する創薬企業、バイオベンチャー企業、アカデミア等と戦略的な提携を組むことで、ペプチド医薬品、PDC、MPC等に関する創薬研究開発を実施し、パイプライン拡充を図っています。
自社/戦略的提携プログラムについての主な進捗は下表のとおりです。
(A)放射性医薬品(RI)領域
治療薬・セラノスティクス
ターゲット/作用機序 | 適応症 | モダリティ | 主な進捗 |
64Cu-ATSM | グリオーマ及び他の悪性脳腫瘍 | RI-低分子 | ・2023年12月にリンクメッドと戦略的パートナーシップに合意、PDRファーマが国内の承認申請及び商業化を実施する予定 |
225Ac/68Ga-GPC3 | 肝細胞がん | RI-PDC | ・RayzeBio社との戦略的提携プログラム ・当社創製ペプチドを用いたRI-PDC ・2023年3月に開発候補化合物を選定 |
225Ac/ 64Cu-CA9 | 腎細胞がん | RI-PDC | ・当社創製ペプチドを用いたRI-PDC、2023年11月に開発候補化合物を選定 ・2023年11月より国立がん研究センターと早期実用化に向けた臨床研究等の取り組みを開始 |
非開示 | がん | RI-PDC | ・RayzeBio社との戦略的提携プログラム ・当社創製ペプチドを用いたRI-PDC、2022年12月に臨床候補化合物を選定 ・GLP安全性試験-INDステージ |
診断薬
ターゲット/作用機序 | 適応症 | モダリティ | 主な進捗 |
18F-flortaucipir | アルツハイマー | RI-低分子 | ・2022年11月よりEli Lilly社と日本における共同開発を開始 |
(B)Non-RI領域
ターゲット/作用機序 | 適応症 | モダリティ | 主な進捗 |
S2-protein阻害薬 | 新型コロナウイルス 感染症 | Peptide | ・2024年に米国FDAにIND申請を提出する準備を実施中 |
Myostatin antagonist | 肥満/SMA/DMD/筋疾患 | Peptide | ・GLP-1デュアルアゴニストとの併用で肥満治療に使用するための前臨床試験を追加で実施し、臨床候補化合物を選定中 |
Glypican-3 | 肝臓がん | RI-PDC | ・RayzeBio社との戦略的提携プログラム ・臨床候補化合物の選定完了(2023年3月) ・GLP安全性試験-INDステージ |
c-Kit antagonist | アレルギー性疾患 | 低分子 | ・アリヴェクシスとの戦略的提携プログラム ・キナーゼに対する選択的低分子阻害剤を当社のPDPS技術で得られたヒットペプチドの活用により開発 ・パートナリング協議中 |
こうした活動の結果、当連結会計年度における研究開発費は3,155,366千円、売上高研究開発費比率は11.0%となりました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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