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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006M7R

有価証券報告書抜粋 株式会社エニマリ 業績等の概要 (2015年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当社を取り巻くインターネット業界においては、インターネットの普及により、ソーシャルメディアやCGM(Consumer Generated Media)サイトといった「消費者発信型メディア」が拡大しております。消費者の購買行動は、商品やサービスの供給側からマスメディア経由で発信された情報に基づくものから、インターネットで情報を比較検討した上で商品やサービスを購入し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に口コミを投稿して情報を共有し、拡散する形へと変化しております。また、スマートフォンの世帯普及率は64.7%と過半数を超え、20~29歳では94.5%、30~39歳では92.4%となり(出典:総務省「2015年版 情報通信白書」)、サービスの中心はモバイルインターネットへと移っております。
また、当社が事業を展開するブライダル市場においては、2014年の婚姻件数が64万3,749組と、2013年(66万613組)から1万6,864組の減少となりました(出典:厚生労働省「2014年 人口動態統計」)。
このような環境の中、当社では「結婚式を生涯最高の思い出にしたい」と願う花嫁・花婿に対して、昨今の多様化する結婚式に合わせ、結婚式場を比較検討して理想とする結婚式を挙げることができるよう、結婚式場の口コミや実際の費用明細等のウェディングに関する情報提供サービスに取り組んでおります。
当事業年度において、当社は、主に「みんなのウェディング」サイトの媒体力強化と有料掲載結婚式場数の積上げに取り組みました。また、将来的な事業規模の拡大及び人員増加に備え、2014年11月に本社移転を行いました。2015年5月にクックパッド株式会社による公開買付けが行われ、当社はユーザーファーストを更に徹底し、花嫁・花婿が結婚式場を比較検討しやすいよう、サイトデザインのリニューアルやサービスの拡充等に取り組みました。
以上の結果、当事業年度の売上高は1,888,760千円(前事業年度比25.6%増)、営業利益は169,263千円(前事業年度比48.3%減)、経常利益は172,136千円(前事業年度比41.1%減)、当期純利益は115,524千円(前事業年度比36.9%減)となりました。
当社は単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。事業ごとの取り組みは以下のとおりであります。

(みんなのウェディング事業)
みんなのウェディング事業では、「みんなのウェディング」サイト等を運営し、花嫁・花婿の立場に立って、結婚式場の情報や、それに関わる口コミや実際の費用明細、その他結婚式に関する様々な情報を提供しております。また、「みんなのウェディング相談デスク」では、花嫁・花婿に対して専門のアドバイザーによる結婚式場選びのサポートを展開しております。

当事業年度における取り組みは以下のとおりであります。

(a) 商品の改定
「みんなのウェディング」では、前事業年度において、ユーザーが当社のウェブサイトで起こしたアクションに応じて成果課金する仕組みを契約に盛り込んだ新商品の販売・転換を促進し、当事業年度開始の2014年10月より新商品による課金を開始しました。これによって売上高の増加に繋がったものの、価格引き上げによる影響により、契約更新をしなかったクライアントもあり、2015年9月末現在、有料掲載結婚式場数(「みんなのウェディング」サイトに掲載している結婚式場のうち当社と契約している結婚式場の当該月末の件数)は1,284件と契約件数の増加に繋げることが出来ておりません。このような点を踏まえ、成果課金型の価格体系を改定し、よりシンプルでクライアントが分かりやすい新商品体系への変更を行いました。

(b) サイト価値の向上
当社運営サイトの花嫁・花婿による認知度の向上、他社サイトとの差別化を図るため、「みんなのウェディング」サイトのリニューアルを行いました。特にロゴマークやサービスカラーの変更を行い、結婚式場への反響等を認識しやすくしました。また、花嫁・花婿が結婚式場を比較検討しやすく改善したり、口コミの量と質を向上させるための仕組みを設ける等、サイト利便性の向上を図りました。その結果、延べ月間利用者数(当該月における「みんなのウェディング」サイト及び「みんなのウェディングアプリ」の月間利用者数をブラウザ数と端末数から算出した延べ人数)は3,474千人(2015年9月)となり、過去最高を記録しました。また同時にクラウドサーバーへの移行、使用プログラミング言語の変更等将来の開発体制の基盤強化を行っております。


(c) 相談デスクの位置付けの変更
対面で結婚式場の紹介を行う「みんなのウェディング相談デスク」は、2015年8月、ユーザーファーストを徹底するためにその位置付けを変更しました。結婚式場との契約の有無を問わず、花嫁・花婿が望む理想の結婚式を挙げるため、全国の結婚式場を紹介できるようにし、また、「みんなのウェディング相談デスク」で受けた花嫁・花婿からの相談を「みんなのウェディング」等のサイト開発や結婚式場といったクライアント向け商品開発に反映させる等、ユーザーニーズを起点とした各方面への強化に繋げる前提を構築しました。

これらの結果、当事業年度におけるみんなのウェディング事業の売上高は、1,767,099千円(前事業年度比20.6%増)となりました。

(その他事業)
その他事業では、従来の結婚式スタイルとは異なり、場所にとらわれない自由で新しい結婚式を望む花嫁・花婿の希望を実現するサービス「Brideal(ブライディール)」を展開しておりました。
当事業年度においては、ウェディングプランナーの採用を進め、当社が主体となって企業や自治体等と連携する等して、オリジナリティある結婚式の浸透を図り、一定の施行件数を受注しておりましたが、新経営体制のインターネットメディアを中心とするみんなのウェディング事業への集中という方針のもと、新規の募集を停止しており、2016年1月1日付で事業譲渡する予定であります。

これらの結果、当事業年度におけるその他事業の売上高は、121,661千円(前事業年度比209.7%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,378,136千円(前事業年度比17.4%減)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により使用した資金は1,390千円(前事業年度は340,476千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益が184,272千円となり、減価償却費が105,230千円であった一方、売上債権の増加額が108,755千円、仕入債務の減少額が39,631千円、未払消費税等の減少額が22,928千円、法人税等の支払額が149,102千円となったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により使用した資金は298,899千円(前事業年度比7.1%増)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入が100,000千円あった一方、有形固定資産の取得による支出が120,820千円、投資有価証券の取得による支出が229,941千円あったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により使用した資金は199,364千円(前事業年度は2,600,127千円の獲得)となりました。これは主に、「株式給付信託(J-ESOP)」にかかる資産管理サービス信託銀行株式会社が取得した当社株式を自己株式として処理していることによる自己株式の取得による支出が199,724千円あったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30461] S1006M7R)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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