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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009CK5

有価証券報告書抜粋 株式会社エニマリ 業績等の概要 (2016年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当社を取り巻くインターネット業界においては、インターネットの普及により、ソーシャルメディアやCGM(Consumer Generated Media)サイトといった「消費者発信型メディア」が拡大しております。消費者の購買行動は、商品やサービスの供給側からマスメディア経由で発信された情報に基づくものから、インターネットで情報を比較検討した上で商品やサービスを購入し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に口コミを投稿して情報を共有し、拡散する形へと変化しております。また、スマートフォンの利用率は60.2%と過半数を超え、20代では87.0%、30代では73.0%となり(出典:総務省「2016年版 情報通信白書」)、サービスの中心はモバイルインターネットへと移っております。
このような環境の中、当社は「みんなの『大切な日』をふやす」を経営理念とし、「結婚式の本当を伝える」を「みんなのウェディング」サイトのミッションとして、最高の結婚式を実現したい花嫁・花婿に対し、ウェディングに関する情報提供サービスに取り組んでおります。
「みんなのウェディング」サイト等では、花嫁・花婿の立場に立って、結婚式場の情報や、それに関わる口コミや実際の費用明細、その他結婚式に関する様々な情報を提供し、花嫁・花婿と結婚式場との最適なマッチングを支援しております。また、「みんなのウェディング相談デスク」では、花嫁・花婿に対して専門のスタッフによる結婚式場選びのサポートを展開しております。「みんなのウェディング相談デスク」で受けた花嫁・花婿からの相談を「みんなのウェディング」等のサイト開発や結婚式場といったクライアント向け商品開発に反映させる等、ユーザーニーズを起点として各方面への強化を行っております。
当事業年度において、当社は、主に「みんなのウェディング」サイトの媒体力強化と有料掲載結婚式場の契約単価の引き上げに取り組み、また、将来に向けた事業基盤の整備を行いました。当社は継続してユーザーファーストを徹底し、花嫁・花婿が結婚式場を比較検討し、自分達に合った結婚式を挙げられるよう、サイトデザインのリニューアルやサービスの拡充等に取り組んでおります。
このような中、「みんなのウェディング」サイトの媒体力向上により広告宣伝費を抑制することができ、また、「Brideal(ブライディール)」の事業譲渡により結婚式のプロデュースに係る費用が減少しました。加えて、前事業年度は当社株式公開買付けに対する意見表明や本社移転に係る一時的な費用が発生しましたが、当事業年度はその分の費用が下がりました。
以上の結果、当事業年度の売上高は1,703,261千円(前事業年度比9.8%減)、営業利益は234,750千円(前事業年度比38.7%増)、経常利益は236,232千円(前事業年度比37.2%増)、当期純利益は152,088千円(前事業年度比31.7%増)となりました。
当社は単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。

当事業年度における主な取り組みは以下のとおりであります。

(a) サイト価値の向上
当社運営サイトの成長とサイト利便性の向上を促進させるため、花嫁・花婿が当社運営サイト内において複数の結婚式場を比較検討して決定できるようにサイトの改修・改善を行うことに加え、口コミの量と質を向上させるための仕組み作り等の取り組みを推進しております。その結果、2016年9月の全体UB数(当該月における「みんなのウェディング」サイト及び「みんなのウェディングアプリ」の月間利用者数をブラウザ数と端末数から算出した延べ人数)は4,602千人(前年同月比1,128千人増)となり、前年より増加させることができました。当事業年度はこのようにサイト価値を向上させることができましたが、その一方でそれを売上高につなげる仕組みに課題が残りました。

(b) 新商品の販売・転換
2015年11月、成果課金型の価格体系を改定し、よりシンプルでクライアントのニーズに合った新商品体系への変更を行い、付加価値の高いプランへの転換を促進し、契約単価の引き上げを図っております。これにより契約単価は上昇傾向となった一方、低価格帯の契約先の一部等で解約が生じた結果、2016年9月末現在の有料掲載結婚式場数(「みんなのウェディング」サイトに掲載している結婚式場のうち当社と契約している結婚式場の当該月末の件数)は1,181件(前四半期末比22件減)となりました。また、結婚式場以外に対する広告の販売は伸び悩みました。

(c) 将来に向けた事業基盤の整備
経営資源をインターネットメディアへ集中させる方針のもと、花嫁・花婿に自由な発想の結婚式をプロデュースする「Brideal(ブライディール)」を2016年1月1日付で事業譲渡いたしました。また、「みんなのファミリーウェディング」サイトを2016年8月31日付で終了し、当社が提供する結婚式場に関する情報を「みんなのウェディング」サイトに集約させ、ユーザーにとってより利便性の高いサービスの提供を図っております。そのような中、開発体制の基盤強化を進めるため、クラウドサーバーへの移行、使用プログラミング言語の変更等を行っております。
さらに、結婚のパートナー探しに関するサービスや結婚式の二次会会場選びのサービス等、提供するサービス領域を結婚式の前後に拡げております。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,666,450千円(前事業年度比12.1%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により獲得した資金は278,552千円(前事業年度は1,390千円の使用)となりました。これは主に、税引前当期純利益が238,617千円となり、減価償却費が87,288千円、売上債権の減少額が20,268千円となった一方、未払金の減少額が23,971千円、法人税等の支払額が40,622千円となったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により使用した資金は29,073千円(前事業年度比90.3%減)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入が5,908千円あった一方、無形固定資産の取得による支出が35,781千円あったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により獲得した資金は38,835千円(前事業年度は199,364千円の使用)となりました。これは主に、株式の発行による収入が38,400千円あったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30461] S1009CK5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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