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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100BYI2

有価証券報告書抜粋 株式会社フィックスターズ 業績等の概要 (2017年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善傾向が続くなか緩やかな回復基調で推移いたしました。海外経済につきましても、中国をはじめとするアジア新興国経済等の先行きや、政策に関する不確実性による影響に留意する必要があるものの、引き続き緩やかに回復いたしました。
このような経営環境下、当社のソフトウェア開発技術を活用し未来社会の構築に貢献すべく「Speed up your Business」をスローガンに掲げ、お客様の高速処理のパートナー企業として、従来からのマルチコア向けソフトウェア開発サービスに加えて、ストレージ関連ソフトウェア開発サービスの2つを当社の事業の柱として、併せて関連するミドルウェア及びハードウェアの販売を展開しております。
主力のソフトウェア・サービス事業では、マルチコア向けソフトウェア開発サービスにおいて、自動運転関連を対象としたアルゴリズム開発や高速化案件、医療機器やFA機器向けの組込みソフトウェア案件及び金融分野やディープラーニングを対象とした高速化案件等を中心に継続的に受注しております。また、ストレージ関連ソフトウェア開発サービスにおいては、半導体メーカー向けソフトウェア開発案件が継続しております。加えて、FPGA向けIPコア提供サイト「Halide to FPGA」や、子会社の株式会社アイ・イー・テックが提供する、AIによるプロジェクト改善プラットフォーム「helmi」を通し、新たな収益モデルの確立に努めております。
当社グループが開発したソフトウェア等が稼働するハードウェア基盤を開発、提供するハードウェア基盤事業では、画像処理プロセッサ搭載演算ボード等の量産納入を中心に、引き続き安定して受注しております。また、大容量高速ストレージ(SSD)事業を廃止する一方で、大容量高速ストレージ・サーバ事業においては、広告宣伝等の販売促進につとめ、産業分野等の特定分野における導入に向けたカスタマイズ案件に取り組んでおります。
海外事業では、米国子会社のFixstars Solutions, Inc.が日本のお客様の米国業務の一翼を担う一方、研究機関等を対象とした高速化案件の拡大に取り組んでおります。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は4,450,568千円(前連結会計年度比9.5%増)、営業利益835,102千円(前連結会計年度比17.5%増)、経常利益813,706千円(前連結会計年度比14.9%増)となりました。また、投資有価証券売却益52,541千円など特別利益52,611千円、大容量高速ストレージ(SSD)事業廃止に伴う事業整理損80,161千円など特別損失82,703千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は557,942千円(前連結会計年度比8.1%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、以下の数値はセグメント間の取引消去後となっております。
①ソフトウェア・サービス
ヘルスケア、産業機器及び車載分野では、高精細・高解像度画像のリアルタイム処理等を実現するソリューションを提供しております。モバイル分野では、半導体メーカー向けのファームウェア開発を中心にサービスを提供しております。金融及びHPC分野では、リスク管理やスーパーコンピュータの性能評価等、シミュレーションの高速処理のためのソリューションを中心にサービスを提供しております。また、量子コンピュータの製造、販売を行うD-Wave Systems Inc.と協業し、量子コンピュータの導入支援サービスを開始いたしました。
この結果、売上高は、3,147,797千円(前連結会計年度比△0.0%減)、セグメント利益(営業利益)は、711,178千円(前連結会計年度比0.2%増)となりました。

②ハードウェア基盤
画像処理プロセッサ搭載の演算ボード等の量産納入が長期継続中であり、また、大容量高速ストレージ・サーバのカスタマイズ品の製品開発案件や、ソフトウェア・サービスと組み合わせたトータルソリューション型案件に注力いたしました。
この結果、売上高は、1,302,770千円(前連結会計年度比42.3%増)、セグメント利益(営業利益)は、123,923千円(前連結会計年度は860千円のセグメント利益)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ143,482千円増加し、当連結会計年度末には、1,342,135千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得た資金は555,598千円(前連結会計年度比78.6%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益(783,613千円)、売上債権の増加(△245,873千円)、たな卸資産の減少(151,314千円)、仕入債務の増加(31,982千円)、法人税等の支払(△192,658千円)によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果得た資金は43,002千円(前連結会計年度は16,098千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出(△20,689千円)、無形固定資産の取得による支出(△10,014千円)、投資有価証券の売却による収入(73,421千円)によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は464,749千円(前連結会計年度比120.1%増)となりました。これは主に、社債の償還による支出(△10,000千円)、自己株式の取得による支出(△300,000千円)、配当金の支払(△153,996千円)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30537] S100BYI2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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