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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R9GV (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社プロテリアル 研究開発活動 (2023年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、持続的成長と社会貢献に資する先端材料研究開発テーマに継続的に投資しており、特に環境社会に貢献する新事業及び新製品創成の強化を図っています。さらに、AIやマテリアルズインフォマティクス等、デジタル技術を活用することで開発期間の短縮を進めております。

当連結会計年度における当社グループの研究開発費総額は、次のとおりであります。
(単位:百万円)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
研究開発費12,150

また、当連結会計年度のセグメント毎の研究主要課題及び研究開発費は、次のとおりであります。
(単位:百万円)

セグメントの名称研究主要課題研究開発費
特殊鋼製品金型・工具、電子材料、産業機器材料、航空機・エネルギー関連材料等の分野に向けた高級特殊鋼、各種圧延用ロール等と、金属3D積層造形に関する素材、製法並びに関連技術の開発3,467
素形材製品高級ダクタイル鋳鉄製品、輸送機向け鋳鉄製品、排気系耐熱鋳鋼部品、
管継手・バルブその他の設備配管機器の開発
2,607
磁性材料・パワー
エレクトロニクス
高性能磁石、情報端末用高周波部品部材、アモルファス金属材料・ナノ結晶軟磁性材料、その他各種磁石及びセラミックス製品並びにそれらの応用製品等の開発1,720
電線材料産業用・車輌/自動車用・機器用、医療用等の各種電線及び巻線に関連する材料、製造プロセス技術及び接続技術、並びに自動車用電装部品・ホース、工業用ゴム等の開発4,356


なお、当連結会計年度のセグメント毎の研究開発活動の主要な成果は、次のとおりであります。当社は、これらの成果が、これから電動化(xEV*1)への転換が進んでいくことが見込まれる自動車関連分野のほか、産業インフラ及びエレクトロニクス関連分野における製品の軽量化、低燃費・省エネルギー化、脱炭素といった環境課題及び社会課題に貢献することを期待しております。
セグメントの名称主要な成果
特殊鋼製品・鉄鋼冷間圧延*2用として、高性能な鋳造ロールCR2(シーアールツー、Cast Roll for Cold Rolling、以下CR2)を開発し、販売を開始しました。CR2は、冷間圧延工程に求められる高い耐摩耗性(粗度維持性)や耐事故性*3を有しており、冷間圧延工程に導入されることで、生産性の向上に貢献します。
素形材製品・3種類のニッケル基合金材を本体材質にもつバルブを商品化しました。材質は、酸化性,還元性の両環境で優れた耐食性を示すASTM A494 Gr.CW12MW(当社商品名MA276、ハステロイC-276相当)、MA276よりさらに酸化性環境での耐食性が優れているASTM A494Gr.CX2MW(当社商品名MA22、ハステロイC-22相当)、耐局部性腐食を高めた当社のオリジナル合金であるMAT21®です。生成過程で腐食性流体を取り扱っている石油化学基礎製品、誘導品工場でのプロセスで使用されます。
磁性材料・パワー
エレクトロニクス
・これまで蓄積してきた独自の粉末冶金技術を発展させ、新たなモーター用磁性楔を開発しました。本製品の高い透磁率や信頼性により、モーターのさらなる低損失・高効率化を実現することで、社会の電力消費およびCO2排出量の低減に貢献します。
・当社の高性能フェライト磁石NMF®15を適用したモーター(以下、フェライト磁石モーター)を最適化設計することで、ネオジム磁石を使用したxEV用駆動モーターと同等レベルの出力が得られることを、シミュレーションで確認しました。フェライト磁石モーターは、レアアースであるネオジムのほか、特に資源量が限られるジスプロシウムやテルビウムを使用しないため、拡大するxEV需要に対し、資源リスクの軽減とコストの抑制が期待できます。
電線材料・電線・ケーブルの脱炭素化に向け、従来比でCO2排出量約25%削減可能なキャブタイヤケーブルを開発しました。シラン架橋技術を適用し、製造工程(原材料購入・製品製造)で排出されるCO2*4を低減可能にしました。
・高いすべり性と耐薬品性を兼ね備えた医療用シリコーンケーブル「SilMED」に、新たなUV-C殺菌処理耐性を付加したシリコーンケーブルを開発しました。本コーティング技術は、医療用電線ケーブルだけでなく、各種要滅菌医療機器への応用が期待できます。
※1電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)の総称です。
※2基本的に常温や室温で行われる圧延工程。圧延により材料が変形する際に発生する熱で材料の温度は上昇します。
※3急激な熱負荷などにより、圧延中のロール表面にクラック、焼付きが生じることを圧延事故と呼び、その圧延事故への耐性を、クラック、焼付きの程度、破壊じん性の数値から総合的に評価したもの。
※4CO2排出量はCFP(カーボンフットプリント)算出法で求めています。

※「ハステロイ」および「C-22」はHaynes International, Inc.の登録商標です。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01244] S100R9GV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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