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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100T5KX (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 JIG-SAW株式会社 事業の内容 (2023年12月期)


沿革メニュー関係会社の状況

当社グループは、世の中のインターネットサービスやインターネットとつながる全てのモノが快適かつ安定稼動させること、そして全てのモノを繋ぎ制御していくことを目的とし、保有する独自のコア技術の応用による自動検知&自動制御(A&A)をコアコンセプトとしたサービスを提供しております。創業時から培われてきたOS開発技術及び信号制御技術等の基盤コア技術の応用とビジネスデザインにより、来るべきデジタルユニバース時代の中心の1社に位置することをミッションとして事業を推進しております。
なお、当社データコントロール事業は、主に「システムマネジメント」及び「IoT向け各種サービス」によって構成されており(下記(1)、(2)参照)、当社のコア技術のさらなる応用によるプロジェクトにも取り組んでおります(下記(3)参照)。

また、当社グループは、データコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(1) システムマネジメントの内容
当社独自で開発したロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」をベースに、主に各種物理サーバ・クラウドサーバ・ハイブリッドサーバ、IoTデバイス及びネットワーク機器までを対象としたマネジメント(自動監視・運用等)を展開しており、「puzzle」導入・設定等に係る初期費用及びマネジメントサービスに係る月額費用(継続月額課金モデル)を主たる収益源とし、マネジメント開始の前段階にあたる顧客サーバ自動構築も行っております。
当該サービスは、顧客ニーズに合わせた柔軟な対応が可能であると同時に、業務負荷の軽減及び運用コストの削減にも大きく寄与します。また、SCC N83、SCC N44及びTCCのトリプル拠点にて当該サービスを提供しており、コントロールセンター自体のセキュリティ対策及びBCP対応について万全の環境を構築しております。その環境下で当社グループ正社員の各種エンジニアがあらゆるシステムの安定稼働を24時間365日体制で支えております。

なお、主なシステムマネジメントサービスの特徴を表記すると、下記のとおりとなります。
サービス特徴説明
センシング
(遠隔自動監視)
独自システム「puzzle」をベースとした自動制御による監視を実施。監視アラート(障害)の自動制御をベースに、自動優先順位付け、自動作業指示及びアラートの原因を正確に把握し、事前対応策を自動的に指示・制御しております。
自動制御・コントロール
(一次対応)
検知・受信データを起点とした自動優先順位付け及び自動作業指示及び手順に基づいた作業を実施いたします。手順書の自動作成サポートや必要に応じたフレキシブルな手順書の修正も行っております。
フルマネジメント
(二次対応)
上記二項目に加えて二次対応を実施いたします。自動制御やあらかじめ決められた作業のみならず、作業実施が可能な対応は全て実施いたします。


※1:ロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」
「puzzle」は、インターネットにつながる全てのモノとコトを一つのコンソールで統合運用できる当社の独自のロボット型自動運用プラットフォームです。運用の現場において、できる限りの使いやすさや効率を重視して開発されたツールであり、全てのサーバ情報を統合管理(シングルコンソール)することが可能となっております。
既存の商用ツールでは応えられない自動制御機能や顧客へのシステム可視化など、当社が数多くのマネジメントサービスの提供を通じて得たノウハウをベースとして、すべてオリジナルで作り上げた自動マネジメントツールであり、「オリジナルだからこそできる」柔軟かつ有効な機能拡張を実施しております。

※2:クラウドセキュリティサービスの「Safing」、クラウド包括支援サービスの「PRIME」
重要な社会インフラの一つになったクラウド環境においては、様々なセキュリティリスクが存在しています。
従来は、そのようなリスクに対して専門家や人海戦術で対応するケースが多かったのですが、当社サービス「Safing」は、常時セキュリティ監視・診断を自動で実施するSaaSモデルのセキュリティサービスであり、マルチクラウドに対応しております。
また、各企業はクラウドの導入から安定稼働まで、各種対応や検討が必要となっております。当社サービス「JIG-SAW PRIME」は、クラウドを横断的に管理するサービスであり、クラウドの請求代行から導入支援、運用保守まで包括的に支援します。加えて、当社は、お客様のクラウド導入・運用期に総合的な価値を提供できるパートナーとして、AWSマネージドサービスプロバイダープラグラム認定を取得しております。
なお、「Safing」、「PRIME」ともに、多くの主要クラウドに対応するマルチクラウド型のサービスであることを特徴としています。

※3:コントロールセンター
当社グループのSCC N83(札幌コントロールセンター N83)、SCC N44(札幌コントロールセンター N44)及びTCC(北米トロントコントロールセンター)の3拠点は、24時間365日、デュアルマネジメントにて正社員の各種エンジニアが監視・障害対応・フルマネジメントを行なっております。また、高い耐久性とセキュリティを備える最先端のコントロールセンターです。
北海道札幌市は、地震や台風などの自然災害リスクが低いと言われている立地環境である一方、カナダのトロントは、北米の主要な大都市の1つであり、スマートシティの戦略的拠点の観点からも多くのエンジニアが集積している都市です。各コントロールセンターは、相互にバックアップ拠点の機能を持ちつつ、国内外トリプル拠点で安定性の高い充実したサービス提供を可能としております。

(2) IoT向け各種サービスの内容
当社グループは独自の基盤コア技術(ソフトウエア技術、ハードウエア技術、自動運転・操縦技術及びデータ制御技術)をベースに、全産業につながるIoTシステムやIoTデバイスを対象としたIoT向け各種サービスを提供しております。具体的には、当社IoTエンジン「NEQTO」により、開発済の組込みマイクロプロセッサ向けエンジンの提供から、ライフサイクルを通じたマシンの安全管理サービスの提供まで、包括的なIoTソリューションを提供するものです(「IoT-OEMライセンス」及び「IoTデータコントロール」)。

なお、主なIoT向け各種サービスの特徴を表記すると下記のとおりとなります。
サービス特徴説明
IoT-OEMライセンス組込みIoTエンジンのOEMライセンスのグローバル提供及びサブスクリプション管理するものであります。IoT基盤コア技術によるハードウエア組込みライセンスをOEMモデルでサブスクリプションにより提供しております。
IoT
データコントロール
エッジからクラウド間におけるEnd-to-End(通信・ネットワークの分野で、端末間を結ぶ経路全体)のIoTデータストリームにおける各所で自動課金するものであります。IoT-OEMライセンスマネージと同様、サブスクリプションモデルにより多彩な課金が可能です。


※4:IoTエンジン「NEQTO」
当社グループは、基盤技術を応用し、全産業につながるIoTシステムやIoTデバイスを対象としたデータコントロールサービスを提供しております。IoTエンジン「NEQTO」は、機器・機械等のエッジデバイスから通信経路、そしてクラウドまでIoTに必要な制御機能が統合パッケージ化され、小規模から本格的なIoTビジネスに対応した設備の予防保全、各種メーター監視及びモノや車両の位置管理など、多くの業界にまたがる様々なユースケースでの活用が可能です。さらに、あらゆるIoTプラットフォームサービスと接続できることから、顧客は様々なエッジデータや通信方式をシンプルに接続することが可能となり、IoTの全てのエッジ機器等を安全に接続・管理し、保有するIoTデータ分析を最大限に活用することができます。
当社グループは、信号制御・通信制御技術をベースにし、モバイル通信、ソフトウエア・モジュール組込み分野において、キャリアグレードレベルの豊富な通信モジュール開発実績等、多彩な経験と技術を保有しており、IoTエンジン「NEQTO」の主要技術は、国内外で特許を取得しています(特許取得状況は「第1 企業の概況 2 沿革」を参照)。あらゆるソフトウエア・モジュールのデバイスへの組込みが可能であり、ハードウエアパートナーも引き続き増加しています。

(3)当社のコア技術を応用したプロジェクト
①再生医療分野「NEW-VISION」の内容
当社グループは、コンピュータデータ通信の根源的な基幹技術である信号制御技術を高いレベルで保有し、現在、当社グループの保有する通信制御・信号制御技術を再生医療分野にも応用し、国立大学法人岩手大学 冨田浩史教授と共同で、光を失った方(中途失明された方)に光を取り戻すための取り組みとして「視覚再生プロジェクト」(NEW-VISION)を実施しております(特許取得状況は「第1 企業の概況 2 沿革」を参照)。
生物・細胞などのソフトウエアによる有機物制御技術を、今後他の取り組みにも展開することを目指しており、従来のシステムやマシンなどの「無機物」とのデータのやり取りに加え、人間の本来保有する能力を拡張するIoA(Abilities)・五感制御までを視野に捉えております。

②自動運転・自動操縦分野の内容
当社グループは、共同でロードローラーにおける業界標準の自動運転・自動操縦ソフトウエアの開発(ASCS共同開発プロジェクト)を進めて参りました。i-Construction分野における盛土等の土木構造物に求められる品質(剛性・密度等)に大きく影響する締固め工程で用いられる締固め機械に関する自律制御並びにこれらの自動操縦等の機能を実用搭載する業界標準機開発などを目的に自動運転・自動操縦のプロジェクトを実施しております。独自開発する自律走行・操縦ソフトウエアを連携稼働させるもので、研究開発及びテスト等のプロセスを経て、実地での検証や本格的な実証実験等を実施しております。本プロジェクトは、引き続き各建設会社やエンドユーザとの提携に加え、プロジェクトへの参画等を通じた機能拡張や特許化・製品化・商用化に向けた取り組みを強化するとともに、ロードローラー以外の建機との連携も視野にプロジェクトを推進しております。

[事業系統図]
以上に述べた事業の内容を事業系統図によって示すと、以下のとおりであります。
なお、当社グループは、データコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント別の情報を省略しております。


沿革関係会社の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31436] S100T5KX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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