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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10078C0

有価証券報告書抜粋 株式会社オウチーノ 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国の経済は、マーケットにおける円安と株価の一進一退の展開を背景として、企業の生産活動は底堅く雇用環境にも改善が見られるなど、景気の緩やかな回復基調が持続しました。しかしながら、海外においては米国の利上げ時期の判断や中国経済の先行きに対する不透明感、原油価格安の影響、また地政学的リスクの発生もあり、全体として景気の減速感が強まりました。
当住宅・不動産業界の新築不動産においては、2015年に首都圏で新規供給されたマンションの平均価格は5,518万円(前年比9.1%増)であり、1991年以来の高値となりました。年間供給数は4万449戸(前年比9.9%減)、契約率は86.9%(前年比0.7ポイント減)となりました(不動産経済研究所調べ)。成約価格が増加した結果、契約率は縮小傾向にあり、消費者の購入意欲には陰りが見られました。
一方、中古不動産においては、2015年に首都圏で成約したマンションの件数は3万4,776件(前年比2.9%増)、成約価格は2,892万円(前年比6.1%増)、戸建て住宅の成約件数は1万2,153件(前年比8.4%増)、成約価格は3,011万円(前年比3.2%増)となりました(東日本不動産流通機構調べ)。中古不動産価格は、新築不動産の価格上昇や供給減少の影響を受け高止まりしたものの、2015年後半からは上昇トレンドが鈍化する傾向が見られました。
当社グループは、東京オリンピックが開催される2020年までに売上高100億円規模の企業への飛躍を目指し、2015年度を中期成長戦略“VISION2017”の初年度として事業構造の転換を図るとともに、収益基盤の確立に努めてきました。
特に、グループの最優先課題である住宅・不動産関連ポータル事業の再成長のため、サイト運営体制の抜本的な改革に着手しました。また成長分野であるインバウンド・アウトバウンド事業への経営資源の投下、台湾現地との新たな協業ビジネスへの取り組み、さらに14ヵ国19都市を対象国とした海外不動産投資セミナーも積極的に展開しました。
一方、「クチコミ」と「評判」で探せる医師・病院検索サイト「Dr.O-uccino(ドクター・オウチーノ)」はクチコミによる集客の拡大を急ぐとともに、新たなフェーズの開発準備も進めるなど、企業価値の一層の向上に努めてきました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,522,332千円、営業利益は8,658千円、経常利益は7,468千円となりました。特別損失として固定資産の減損損失を計上し、また、子会社において法人税等を計上したことにより当期純損失は27,750千円となりました。

セグメント業績は以下のとおりであります。
なお、第5.経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表「注記事項」に記載の通り、当連結会計年度から「プロパティ事業」を報告セグメントとして追加しております。
①住宅・不動産関連ポータル事業
当セグメントにおきましては、引き続き、持続的成長のためのユーザーインターフェイスの改善に努めた他、広告宣伝費の効果的な活用によりサイト認知度を向上させつつ、デバイスの特性に応じたユーザビリティの改善を進めてきました。特に、賃貸サイトではWebサイトの評価機関が認定する「安定性と信頼感」のカテゴリにおいてわが国No.1サイトとなり、ユーザーが安心してウェブサイトを利用するための取り組みについて高い評価を頂いております。
この結果、当連結会計年度の住宅・不動産関連ポータル事業の売上高は930,117千円、セグメント損失は36,332千円となりました。引き続き、迅速に媒体力及び営業力の強化に努め、業績の向上に努めていきます。

②インターネット広告代理事業
当セグメントにおきましては、インターネット広告にニーズのある中堅企業にたいし、リスティング広告及びアドネットワーク広告等を提案することにより代理店手数料を獲得し、堅調に推移しました。
この結果、当連結会計年度のインターネット広告代理事業の売上高は300,603千円、セグメント利益は5,523千円となりました。引き続き、営業力強化により事業の拡大を図っていきます。


③プロパティ事業
当セグメントにおきましては、連結子会社㈱スペースマゼランでの国内外の不動産購入・開発・販売等により構成されています。
この結果、プロパティ事業の売上高は266,874千円、セグメント利益は67,524千円となりました。

④その他
当セグメントにおきましては、台湾における協業ビジネスのインバウンド事業、海外不動産投資セミナーとして展開するアウトバウンド事業、また全国の医師・病院の検索・クチコミの医療系ポータルサイト「Dr.O-uccino」の運営等により構成されています。
この結果、その他の売上高は27,116千円、セグメント損失は28,477千円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において営業活動により減少した資金は205,630千円となりました。これは主に、前渡金の増加165,340千円、たな卸資産の増加100,446千円、未払費用の減少33,553千円、前払費用の増加12,369千円によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において投資活動により使用した資金は17,981千円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出11,784千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において財務活動により得られた資金は302,691千円となりました。これは主に、短期借入金の借入300,000千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27311] S10078C0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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