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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100A0BQ

有価証券報告書抜粋 株式会社オウチーノ 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国の経済は、消費マインドに弱含みも見られましたが、緩やかな景気の回復基調が続きました。今後も雇用・所得環境の改善が期待されますが、多くの不確実性を抱える世界経済や金融資本市場の変動の影響には一層留意が必要となっています。
当社グループが運営するポータルサイト「O-uccino(オウチーノ)」の事業ドメインである住宅・不動産業界では、低水準の住宅ローン金利や国の住宅取得支援策等が消費者の住宅購入に追い風ではあるものの、長期的には少子・高齢化と人口減により国内の需要は伸び悩むと見られています。そのような中、中古マンションの価格は値上がりが続き、とりわけ首都圏の中古マンションの成約価格は、上昇率では縮小傾向が見られるものの、2013年1月から48カ月連続で前年同月を上回りました(東日本不動産流通機構調べ)。
このような環境のもと、当社グループは、2013年12月の東証マザーズ市場上場以降、ユーザー視点に立った住宅情報サイトとして、住宅流通市場における情報の質と透明性の確保に貢献するべく、ポータルサイト「O-uccino」の運営に取り組んでまいりました。しかしながら、効率的なサイト運営を目指したプラットフォームの再構築等の大幅な遅れから収益性が低下し、最優先課題であった住宅・不動産関連ポータル事業の再成長のための取り組みでは苦戦を強いられました。一方では、費用対効果の検証に基づいた広告宣伝費の合理化などのコスト抑制では一定の成果が得られたものの、営業利益の改善に寄与するには至りませんでした。
なお、当社グループは、当連結会計年度における特別損失として、246,393千円を計上しました。その主な内容は、2017年4月予定の本社事務所の移転に関連して計上した移転損失引当金繰入額14,694千円、減損損失13,583千円および保証金償却21,914千円、海外不動産に対する債権に係る貸倒引当金繰入額159,486千円、また国内の販売用不動産に係るたな卸資産評価損22,337千円等であります。このうち、海外不動産に対する債権の取扱いにつきましては、債務者との交渉経過や財務内容等を総合的に勘案し、回収の見通しが極めて困難であるとの判断に基づくものであります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,108,920千円(前連結会計年度比27.2%減)、営業損失は123,470千円(前連結会計年度は営業利益8,658千円)、経常損失は132,180千円(前連結会計年度は経常利益7,468千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は384,078千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失27,750千円)となりました。

セグメント業績は以下のとおりであります。
なお、、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載の通り、当連結会計年度から「医療サイト事業」を報告セグメントとして追加しております。
①住宅・不動産関連ポータル事業
当セグメントは、住宅・不動産関連ポータルサイト「O-uccino」の運営等により構成されています。「O-uccino」の運営においては、サイト集客力の回復を目指し、SEO(検索エンジン最適化)を中心としたWebマーケティング強化策やプラットフォームの再構築等に取り組んでまいりました。しかしながら、各施策の実行に大幅な遅れが生じ、売上高は減収となりました。また、広告宣伝費の合理化などのコスト削減施策においては一定の成果も得られましたが、予想を上回る減収が生じたことにより、営業利益は減益となりました。
この結果、当連結会計年度の住宅・不動産関連ポータル事業の売上高は787,142千円(前連結会計年度比17.7%減)、セグメント損失は97,277千円(前連結会計年度はセグメント損失50,208千円)となりました。

②インターネット広告代理事業
当セグメントにおきましては、インターネット広告にニーズのある中堅企業に対し、リスティング広告及びアドネットワーク広告等を提案することにより代理店手数料を獲得しています。しかしながら、直近では業界の競争激化に対し適応しきれず、受注が減少し、減収減益となりました。
この結果、当連結会計年度のインターネット広告代理事業の売上高は202,566千円(前連結会計年度比32.6%減)、セグメント損失は6,740千円(前連結会計年度はセグメント利益5,523千円)となりました。


③プロパティ事業
当セグメントは、連結子会社㈱スペースマゼランでの国内外の不動産購入・開発・販売等により構成されています。当連結会計年度においては、販売用不動産の開発において工期が長期化したことや、一部の成約が翌期に繰り延べとなったことにより、減収減益となりました。なお、2016年10月28日開催の取締役会において、当社グループ内における財務の健全化の観点や注力すべき事業領域の見直しの結果、2017年3月末頃を予定として、同事業からの撤退を決議しました。
この結果、当連結会計年度のプロパティ事業の売上高は118,307千円(前連結会計年度比55.7%減)、セグメント損失は4,645千円(前連結会計年度はセグメント利益67,524千円)となりました。また、セグメント損失に加え、海外不動産に対する債権に係る貸倒引当金繰入額(特別損失)159,486千円及び為替差損(営業外費用)2,415千円、業務提携解消先に提携開始時に貸付けた短期貸付金に係る貸倒引当金繰入額(特別損失)7,900千円、販売用不動産に係るたな卸資産評価損(特別損失)22,337千円等を計上しました。

④医療サイト事業
当セグメントは、全国の医師・病院の検索・クチコミの医療系ポータルサイト「Dr.O-uccino」の運営により構成されています。
医療サイト事業の売上高は947千円(前連結会計年度比241.7%増)、セグメント損失は15,227千円(前連結会計年度はセグメント損失14,600千円)となりました。また、セグメント損失に加え、将来の回収可能性を検討した結果、固定資産の減損損失(特別損失)6,477千円を計上しました。

(2) キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、386,241千円の支出となりました(前連結会計年度は205,630千円の支出)。これは主に、税金等調整前当期純損失377,836千円、法人税等の支払29,199千円等の支出によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、51,520千円の支出となりました(前連結会計年度は17,981千円の支出)。これは主に、定期預金の預入50,000千円、敷金および保証金の差入2,127千円等の支出によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、890,920千円の収入となりました(前連結会計年度は302,691千円の収入)。これは主に、株式の発行819,347千円、自己株式の処分80,700千円、長期借入れ150,000千円等の収入によるものと、短期借入金の純減150,000千円、長期借入金の返済25,002千円等の支出によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27311] S100A0BQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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