有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006GUC
株式会社サイゼリヤ 業績等の概要 (2015年8月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府・日銀の財政・金融政策の効果等により、企業収益や雇用情勢の改善が見られ、訪日外国人の増加によるいわゆるインバウンド消費の恩恵もあり、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。外食産業におきましては、円安による輸入価格の高騰や原材料価格の高騰、人手不足の影響による人件費の増加等、引き続き厳しい経営環境が継続しております。
このような状況のもと、当社グループといたしましては、国内外における継続的な新規出店や店舗サービスの品質向上、メニューの改善による商品力の強化等、さらなる収益力の向上に努めて参りました。また、2015年6月には上海サイゼリヤが100店舗を達成することができました。
これらの取り組みの結果、日本、海外ともに過去最高の売上高となり、当連結会計年度の売上高は1,392億77百
万円(前期比10.9%増)、営業利益は75億11百万円(前期比36.9%増)、経常利益は80億4百万円(前期比35.3%
増)、当期純利益につきましては、37億74百万円(前期比216.4%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
「日本」は、既存店対策としてお客様視点でのサービス強化などに努めたことにより、売上高1,099億27百万円(前期比4.6%増)、営業利益は47億17百万円(前期比22.6%増)となりました。
「豪州」は、当社で使用する食材の製造等を行っており、当社の売上高の推移に伴い、売上高47億58百万円(前期比7.6%増)、営業利益は3億32百万円(前期比99.5%増)となりました。
「アジア」は、新規出店による新規顧客の獲得や知名度の浸透に努めました。売上高293億13百万円(前期比43.2%増)、営業利益は25億21百万円(前期比68.1%増)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | 10,465 | 11,943 | 1,477 |
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | △7,143 | △2,915 | 4,227 |
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | △4,923 | 840 | 5,763 |
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) | 17,921 | 28,113 | 10,191 |
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、281億13百万円(前期比101億91百万
円増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、119億43百万円(前期比14億77百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益62億87百万円、減価償却費59億46百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、29億15百万円(前期比42億27百万円の減少)となりました。これは、主に長
期定期預金払戻による収入15億円、有形固定資産の取得による支出47億32百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、8億40百万円(前期比57億63百万円の増加)となりました。これは、主に長期
借入による収入60億円、長期借入金の返済による支出45億85百万円、配当金の支払額9億8百万円等によるもので
あります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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