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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10050PH

有価証券報告書抜粋 ブラザー工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、研究開発活動においても「顧客満足」を基本に据え、「私たちがお客様に『満足』を提供するにはどうしたらいいのか?」を常に意識して取り組んでおります。まずお客様にとっての満足が何であるのかを知るために、お客様が当社に対して期待する声(価値)を集め、それを最大限に活かすために私たちが何をすべきかを選択しております。
お客様が求める満足をカタチにするために、お客様の期待を商品として具体化させ、最先端の技術を持った開発スタッフによって当社グループでしかできない商品コンセプトを作りこんでいきます。

試験研究に従事する者は、グループ全体で2,293人にのぼっております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、42,523百万円であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の主な研究開発内容や研究開発成果及び研究開発費は、次の通りであります。

(1)プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
レーザーやインクジェットなどのプリンティング技術を追求し、ワークスタイルの革新を提案します。代表的な製品としては、コンパクト性を追求したプリンターのほか、1台にプリンター・ファクス・コピー・スキャナーなどの機能を搭載した複合機、また、直感的な使いやすさにこだわったラベルライターがあります。これらの情報通信機器で、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)をはじめとするオフィスでの幅広いニーズにお応えします。
また、海外生産が加速する流れの中で、モノ創り企業としての足腰を固めるため、製造をサポートするための生産技術開発を行い、モノ造りの早い段階での性能・品質の作りこみを目的としたプロセス改革、及び超精密加工技術なども推進しています。
当連結会計年度の主な成果としては、カラーレーザープリンター・複合機においては、印刷画質を向上し、モバイル端末からの印刷を実現した「ジャスティオ」シリーズのA4カラーレーザープリンター「HL-L8350CDW」、複合機「MFC-L8650CDW」の発売をあげることができます。
モノクロレーザー複合機においては、30枚/分の高速プリントを実現し、ネットワークにも標準対応した「ジャスティオ」シリーズのA4モノクロ複合機「MFC-L2740DW」の発売をあげることができます。
インクジェットプリンターにおいては、大容量インク採用や給紙トレイを充実させた「プリビオ」シリーズのインクジェットプリンター「MFC-J5720CDW」の発売をあげることができます。
電子文具においては、業界で初めて*1近距離無線通信技術NFC(Near Field Communication)を搭載したラベルプリンター「ピータッチ PT-P750W」の発売をあげることができます。
スキャナーにおいては、リチウムイオン充電池搭載、無線LAN対応でパソコンを使用しなくてもスキャン可能な「ジャスティオ」シリーズのドキュメントスキャナー「MDS-820W」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、34,892百万円であります。
*1:国内カセット式熱転写ラベルプリンターにおいて。当社調べ(2014年7月8日時点)

(2)パーソナル・アンド・ホーム事業
家庭用ミシンや刺しゅうミシンを中心としたソーイング関連の製品とサービスで、手づくりの楽しさを提案します。従来型のミシンに加え、パソコンを介してインターネットに接続する“ソーイングステーション”など、ITを活用した製品とサービスを通じて、手づくりの新しい可能性を広げます。
当連結会計年度の主な成果としては、より手軽に刺しゅうの魅力を楽しめる刺しゅう専用機「PE10」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、1,870百万円であります。

(3)マシナリー・アンド・ソリューション事業
使いやすさ、高品質な縫製、省エネルギーを実現した工業用ミシンや、自動車やハードディスクドライブ、スマートフォンなどの部品加工に最適な工作機械の製品開発を通じて、お客様の生産性向上と新たな価値創出をお手伝いしています。
当連結会計年度の主な成果としては、工業ミシンにおいては、油汚れを軽減し、針折れ防止機能やLED手元ライトを搭載した低価格な本縫ダイレクトドライブ自動糸切りミシン「S-7000DD」の発売をあげることができます。
次世代シームレス縫製機・ボンディングマシンにおいては、ボンディングマシン「BM-1000」の意匠に対する功績が認められ、公益社団法人発明協会主催の2014年度全国発明表彰「発明協会会長賞」を受賞しました。
工作機械においては、X軸、Y軸の移動量と加工エリアを拡張することにより、大型部品の加工ができる「コンパクトマシニングセンタ スピーディオ S1000X1」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、3,595百万円であります。

(4)ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
通信カラオケ事業において、業務用通信カラオケシステムを提供するとともに、通信カラオケで培ったコンテンツや配信技術を活用し、健康/教育分野やビジネス分野に向けたサービスや製品を提供することで、新たな顧客価値を追求しています。
当連結会計年度の主な成果としては、ディスプレイの解像度以上の高解像度、かつ広視野角で撮影された映像を、自由なアングルで鮮明に、臨場感あふれる映像として配信することができる高臨場感映像配信技術を開発しました。
当事業に係る研究開発費は、1,693百万円であります。
(5)工業用部品事業
減速機・歯車分野において、よりユーザーニーズに合致した製品を開発することを目的としております。
当連結会計年度の主な成果としては、トップランナー基準対応(IE3)のギアモータを自社開発し、生産・販売を開始しました。
当事業に係る研究開発費は、275百万円であります。

(6)その他事業
当事業に係る研究開発費は、198百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01594] S10050PH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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