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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008QK5

有価証券報告書抜粋 朝日インテック株式会社 業績等の概要 (2016年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当社グループは、前連結会計年度からスタートした中期経営計画『Global Expansion 2018』において、「グローバル規模での収益基盤の強化」「患部・治療領域の拡大と製品ポートフォリオの拡充」「素材研究・生産技術の強化によるイノベーション創出」「グループマネジメントの最適化」を経営戦略に掲げ、企業価値向上に取り組んでおります。
その実現に向けた施策として、当連結会計年度では、日本市場において、PTCAガイドワイヤーの一般用「SION-BLUE-ES(シオンブルーイーエス)」やCTO(慢性完全閉塞)(注)用「SUOH03 (スオウゼロスリー)」、貫通カテーテルのマルチファンクションタイプ「SASUKE(サスケ)」などの新製品を販売開始いたしました。また米国において、末梢血管領域のペリフェラルガイドワイヤーの直接販売を開始したほか、貫通カテーテル「Caravel(カラベル)」の限定販売を開始いたしました。
今後におきましても、中期経営計画に基づく成長戦略を着実に進めていくことにより、企業価値の拡大を目指してまいります。
当社グループの当連結会計年度における売上高は、メディカル事業及びデバイス事業共に引き続き好調に推移し、395億11百万円(前年同期比11.9%増)となりました。
売上総利益は、好調な売上高に比例し、259億15百万円(同16.7%増)となりました。
営業利益は、研究開発費や海外市場における販売・マーケティングの強化に伴う営業関係費用の増加により、販売費及び一般管理費が増加したものの、好調な売上高に比例し、100億2百万円(同25.4%増)となりました。
経常利益は、急激な円高に伴い為替差損を6億14百万円を計上したものの、95億21百万円(同13.4%増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失として特別功労金3億円を計上するなどしたものの、69億7百万円(同18.5%増)となりました。

セグメントごとの業績は次のとおりであります。
① セグメントの業績
(メディカル事業)
メディカル事業は、国内・海外市場ともに需要が堅調であり、引き続き好調に推移いたしました。
国内市場においては、循環器系及び非循環器系分野共に売上高は増加しております。循環器系においては、PTCAガイドワイヤーがSION(シオン)シリーズを中心に引き続き好調であることや、貫通カテーテルが汎用タイプの新製品「Caravel(カラベル)」を中心に需要が増加したこと、PTCAガイディングカテーテル「Hyperion(ハイペリオン)」が市場シェアを拡大していることなどから、売上高は増加しております。また、非循環器系においては、末梢・腹部・脳血管系の全分野において、売上高が増加しております。
海外市場においても、循環器系及び非循環器系分野共に売上高は増加しております。循環器系においては、PTCAガイドワイヤー及び貫通カテーテル「Corsair(コルセア)」が、米国・欧州中近東・アジア市場にて、売上高が増加傾向にあります。なお、中国市場の循環器系製品は、販売戦略の見直しに伴い下半期に在庫調整が発生し、一時的なマイナスが生じております。非循環器系においては、米国において2015年7月より末梢血管領域のペリフェラルガイドワイヤーの直接販売を開始したことから、売上高が増加傾向にあります。
以上の結果、売上高は310億91百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
また、セグメント利益は、研究開発費及び営業関係費用の増加により販売費及び一般管理費が増加したものの、好調な売上高に比例し、101億49百万円(同22.6%増)となりました。

(デバイス事業)
デバイス事業は、医療部材及び産業部材の売上高が共に好調に推移いたしました。
医療部材につきましては、海外市場において、米国向けの循環器系検査用や腹部血管系のカテーテル部材の供給などが増加し、売上高は増加いたしました。

産業部材につきましては、国内のレジャー関係の取引が減少したものの、米国 BOA TECHNOLOGY社向けのシューズ用ワイヤーを中心とした海外取引が増加し、売上高は増加いたしました。
以上の結果、売上高は84億19百万円(前年同期比8.7%増)となりました。
また、セグメント利益は、外部顧客への売上高及びセグメント間取引が増加したため、21億7百万円(同23.2%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、129億35百万円(前年同期比3.1%減)となっております。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、86億22百万円(前年同期比19億56百万円増)となりました。これは主に、売上債権が7億36百万円、たな卸資産が4億90百万円それぞれ増加したことに加え、法人税等の支払額が29億24百万円であったものの、税金等調整前当期純利益が92億12百万円、減価償却費が22億86百万円となり、役員退職慰労引当金が3億円、仕入債務が2億25百万円、未払金が3億29百万円それぞれ増加したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、38億41百万円(前年同期比5億91百万円増)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入が3億11百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が35億17百万円、無形固定資産の取得による支出が1億81百万円、長期前払費用の取得による支出が4億6百万円であったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、45億52百万円(前年同期比32億41百万円増)となりました。これは主に、長期借入による収入30億円があったものの、自己株式の取得による支出が30億5百万円、配当金の支払額が14億58百万円、長期借入金の返済による支出が23億42百万円、短期借入金の純減少額が7億44百万円であったことによるものであります。

〔注釈説明〕
注:CTO/
慢性完全閉塞といって長期間完全に閉塞した状態の病変のことをいいます。従来は、このような病変は外科手術(バイパス手術)の領域でしたが、当社がCTOにも使用可能なPTCAガイドワイヤーの開発に成功したことから、現在では、国内においてはPTCA治療(循環器系における低侵襲治療)が主流となっています。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02349] S1008QK5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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