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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ANVN

有価証券報告書抜粋 株式会社タムラ製作所 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」を経営スローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを目指して、研究開発活動を推進しております。
当連結会計年度における研究開発活動は、車載・IoT・エネルギー関連など、成長市場で期待される技術開発を中心に積極的に進めました。
当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。
なお、研究開発費については、各セグメントに配分できない未来開発研究費用4億1千6百万円が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は12億9百万円となっております。
① 電子部品関連事業
電子部品関連事業では、車載関連・エネルギー関連など、未来に繋がる分野を見極めると共に、グローバルに事業展開を進めているタムラグループならではの、地域に根差して製品開発から客先承認取得までをスピーディーに展開する「地開(開発)地承(承認)」の取り組みを強化しております。
主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。
・フラックスゲート回路方式を採用し、超高精度、極小温度ドリフト、従来方式では難しかった交流重畳の微少直流電流も測定可能となった電流センサ「F23シリーズ」を開発いたしました。また、パワーインバータに適した大電流に対応する「L34シリーズ」(オープンループ型)「S30シリーズ」「S42シリーズ」(クローズループ型)、更には車載環境に適応した電流センサ「VF03P」などのラインナップを揃えました。
・リアクタの巻き線部分をパイプ状の管のように加工し、その中に水を通しながら冷やす直冷式を採用することで、お客様の仕様にあわせたリアクタの小型化を可能とした、直流送電用の水冷式可飽和リアクタの開発を推進しております。
研究開発費用は、7千2百万円であります。
② 電子化学実装関連事業
電子化学実装関連事業では、車載市場・IoT市場を中期成長戦略に掲げ、電子化学材料から実装装置まで、エレクトロニクス実装における幅広い分野においてコア技術開発・製品開発を推進しております。
主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。
・ハイブリッド自動車・電気自動車などにおける大電流化や、電子制御ユニットのエンジン直載化などにより生じる、高温や冷熱サイクルが激しい状況においても信頼性の高い車載用高耐熱ソルダーペースト「TLF-286シリーズ」を開発いたしました。電子化学事業のオリジンである独自のフラックス技術と新規開発した耐久性をもたせた合金を組み合わせることにより、従来のSAC305製品と比較して冷熱サイクル後のクラック率や合金層の成長を抑制することが可能となりました。
・過酷環境下において、信頼性が要求される車載機器基板向けに、卓越した耐クラック性、耐熱性、耐湿性及び絶縁信頼性を実現した、高信頼性ソルダーレジスト「DSR-2200-ACRシリーズ」を開発いたしました。
・異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペースト(ACP)、コネクターの代替品として、フレキシブル基板とリジッド基板や、フレキシブル基板とフレキシブル基板の接合において、対向電極間の導電性と隣接電極間の絶縁性を可能にした導電性接合材「SAM32シリーズ」の狭スペース対応製品「SAM32-401F-13」、「SAM32-401SF-13」を開発いたしました。
研究開発費用は、3億7千3百万円であります。
③ 情報機器関連事業
情報機器関連事業では、多様化する情報サービスのニーズに対応した開発を推進いたしました。
主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。
・16本の物理フェーダーを持ち標準実装の16アナログ入出力、2AES入出力と拡張スロットによる入出力の追加機能を備えたポータブルミキサー「NT110」を開発いたしました。「NT110」の投入により、フラッグシップモデルの大型デジタルミキサー「NT880」、中規模スタジオ向け「NT660」とあわせて、大型からコンパクトサイズまでトータルにラインナップを揃え、多様化するお客様のニーズに応える製品ラインナップを揃えました。
・ワイヤレスマイクでは難しかった防滴性能IPX4を追加し、従来品よりも堅牢、高耐久性を実現しつつ従来品と同等の音声を保持した駅用ワイヤレスマイク「WTH-326Xシリーズ」の新製品、乗務員用マイク「WTH-3262」と構内駅員用マイク「WTH-3260」を開発いたしました。
研究開発費用は、3億4千7百万円であります。
④ 未来開発関連事業
・次世代パワーデバイス材料として有望な酸化ガリウムエピウエハの開発を推進しております。
・超高輝度・ハイパワー白色光源に適したYAG単結晶蛍光体の開発を推進しております。
研究開発費用は、4億1千6百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01786] S100ANVN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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