有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DAAF
田辺三菱製薬株式会社 事業の内容 (2018年3月期)
当社グループは、2018年3月31日現在、当社および当社の関係会社である親会社、子会社33社(連結子会社33社)および持分法適用会社2社の計37社で構成されており、主に医薬品事業を営んでおります。事業等の内容と各関係会社の位置付けは以下のとおりであります。
[医薬品事業]
当社グループは、医療用医薬品、要指導医薬品および一般用医薬品の研究開発・製造・仕入・販売等を、国内および海外で行っております。
医療用医薬品とは、医師もしくは歯科医師によって使用され、またはこれらの者の処方せんによって使用されることを目的として供給される医薬品をいい、一般用医薬品とは、医療用医薬品以外の医薬品で、一般消費者が薬剤師等による説明や相談を参考にしながら直接薬局・薬店等から購入して使用することを目的として供給される医薬品をいいます。また、要指導医薬品とは、医療用医薬品から一般用医薬品に移行して間もなく、一般用医薬品としてのリスクが確定していない医薬品をいいます。
当社グループにおいては、医療用医薬品の売上収益が医薬品事業全体の9割以上を占めております。
なお、医療用医薬品および一般用医薬品の主要な製商品は以下のとおりであります。
(国内)
医薬品は、当社から医薬品卸売業者を経て、病院・診療所等の医療機関、薬局等を通じ、患者さんに提供されております。一部他社からの仕入品がありますが、当社、製造子会社である田辺三菱製薬工場株式会社等が製造し、当社が医薬品卸売業者へ販売しております。なお、当社は、吉富薬品株式会社に当社販売品の学術情報伝達業務の一部を委託しております。
(海外)
北米においては、ミツビシ タナベ ファーマ アメリカ社が、当社から製品の供給を受け、販売を行っております。また、当社は、ミツビシ タナベ ファーマ ディベロップメント アメリカ社およびタナベ リサーチ ラボラトリーズ U.S.A.社へ研究開発業務を委託しております。ならびに、メディカゴ社はワクチンの研究開発に取り組んでおり、MPヘルスケア ベンチャー マネジメント社は、創成期のバイオベンチャー企業を対象に投資を行っております。
アジアにおいては、天津田辺製薬有限公司、ミツビシ タナベ ファーマ コリア社、タナベ インドネシア社が、当社から一部原料の供給を受け、製造・販売を現地で行っており、MT ファーマ タイランド社は、販売を現地で行っております。また、台湾田辺製薬股份有限公司が製造し、一部を除き台田薬品股份有限公司を通じて現地で販売しております。ならびに、ニューロダーム社は、主として、米国および欧州で、中枢神経系治療薬の研究開発に取り組んでおります。
欧州においては、ミツビシ タナベ ファーマ ゲーエムベーハー社などが販売を行っております。また、当社はミツビシ タナベ ファーマ ヨーロッパ リミテッド社に開発業務を委託しております。
以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
2018年3月31日現在
[医薬品事業]
当社グループは、医療用医薬品、要指導医薬品および一般用医薬品の研究開発・製造・仕入・販売等を、国内および海外で行っております。
医療用医薬品とは、医師もしくは歯科医師によって使用され、またはこれらの者の処方せんによって使用されることを目的として供給される医薬品をいい、一般用医薬品とは、医療用医薬品以外の医薬品で、一般消費者が薬剤師等による説明や相談を参考にしながら直接薬局・薬店等から購入して使用することを目的として供給される医薬品をいいます。また、要指導医薬品とは、医療用医薬品から一般用医薬品に移行して間もなく、一般用医薬品としてのリスクが確定していない医薬品をいいます。
当社グループにおいては、医療用医薬品の売上収益が医薬品事業全体の9割以上を占めております。
なお、医療用医薬品および一般用医薬品の主要な製商品は以下のとおりであります。
製商品名 | 効能・効果 | 2018年3月期 売上収益 | |
医療用医薬品 | レミケード | 関節リウマチ、クローン病、ベーチェット病による難治性 網膜ぶどう膜炎、乾癬、強直性脊椎炎、潰瘍性大腸炎、腸管型・神経型・血管型ベーチェット病、川崎病 | 国内 647億円 海外 1億円 |
シンポニー | 関節リウマチ、潰瘍性大腸炎 | 国内 321億円 海外 19億円 | |
テネリア | 2型糖尿病 | 国内 175億円 海外 5億円 | |
タリオン | アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒 | 国内 169億円 海外 8億円 | |
レクサプロ | うつ病、うつ状態、社会不安障害 | 国内 128億円 海外 - | |
ラジカヴァ | 筋萎縮性側索硬化症(ALS) | 国内 - 海外 123億円 | |
セレジスト | 脊髄小脳変性症における運動失調の改善 | 国内 109億円 海外 0億円 | |
メインテート | 本態性高血圧症、狭心症、心室性期外収縮、慢性心不全、頻脈性心房細動 | 国内 104億円 海外 1億円 | |
ヘルベッサー | 本態性高血圧症、狭心症、異型狭心症等 | 国内 33億円 海外 65億円 | |
ウルソ | 慢性肝疾患・C型慢性肝疾患における肝機能の改善、 胆石の溶解等 | 国内 52億円 海外 15億円 | |
クレメジン | 慢性腎不全時の尿毒症症状の改善、腎機能低下進展抑制、 透析導入の遅延 | 国内 66億円 海外 - | |
ラジカット | 脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善、筋萎縮性側索硬化症(ALS) | 国内 58億円 海外 3億円 | |
デパス | 神経症、心身症、うつ病、統合失調症、筋収縮性頭痛、頚 椎症、腰痛症における不安・緊張・神経衰弱・睡眠障害等 | 国内 54億円 海外 5億円 | |
カナグル | 2型糖尿病 | 国内 56億円 海外 0億円 | |
イムセラ | 多発性硬化症 | 国内 47億円 海外 - | |
ワクチン | ミールビック(麻しん風しん予防)、インフルエンザHA ワクチン(インフルエンザ予防)、ジェービックV(日本脳炎予防)、テトラビック(百日せき、ジフテリア、破傷風およびポリオの予防)、水痘ワクチン(水痘予防)等 | 国内 351億円 海外 0億円 |
製商品名 | 効能・効果 | 2018年3月期 売上収益 | |
一般用医薬品 | フルコート | 湿疹、皮膚炎等 | 国内 26億円 海外 - |
アスパラドリンク | 肉体疲労時の栄養補給等 | 国内 7億円 海外 - |
(国内)
医薬品は、当社から医薬品卸売業者を経て、病院・診療所等の医療機関、薬局等を通じ、患者さんに提供されております。一部他社からの仕入品がありますが、当社、製造子会社である田辺三菱製薬工場株式会社等が製造し、当社が医薬品卸売業者へ販売しております。なお、当社は、吉富薬品株式会社に当社販売品の学術情報伝達業務の一部を委託しております。
(海外)
北米においては、ミツビシ タナベ ファーマ アメリカ社が、当社から製品の供給を受け、販売を行っております。また、当社は、ミツビシ タナベ ファーマ ディベロップメント アメリカ社およびタナベ リサーチ ラボラトリーズ U.S.A.社へ研究開発業務を委託しております。ならびに、メディカゴ社はワクチンの研究開発に取り組んでおり、MPヘルスケア ベンチャー マネジメント社は、創成期のバイオベンチャー企業を対象に投資を行っております。
アジアにおいては、天津田辺製薬有限公司、ミツビシ タナベ ファーマ コリア社、タナベ インドネシア社が、当社から一部原料の供給を受け、製造・販売を現地で行っており、MT ファーマ タイランド社は、販売を現地で行っております。また、台湾田辺製薬股份有限公司が製造し、一部を除き台田薬品股份有限公司を通じて現地で販売しております。ならびに、ニューロダーム社は、主として、米国および欧州で、中枢神経系治療薬の研究開発に取り組んでおります。
欧州においては、ミツビシ タナベ ファーマ ゲーエムベーハー社などが販売を行っております。また、当社はミツビシ タナベ ファーマ ヨーロッパ リミテッド社に開発業務を委託しております。
以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
2018年3月31日現在
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