有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LIN3 (EDINETへの外部リンク)
サンコール株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)
当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車業界が安全、環境、運転支援技術の開発による自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、HEV・EV・FCV等に搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成してまいります。
更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。
なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,174百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。
また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。
(1) 開発グループ[日本]
◎DST(多機能デジタルシャントセンサー)
自動車メーカー/Tier-1メーカーからの要求を受け、シャントセンサーに常時電流検出機能とECU(車載電子制御装置)とのCAN通信機能、そして電流を遮断して乗員の安全を守るためのFuseデバイス高速起動機能を付加した製品を開発しました。本製品は独立行政法人製品評価技術基板機構Nite様の評価設備用にも採用されました。また近年自動車用電気電子システムに要求されるISO26262(機能安全保障)ASILを準拠する予定で、欧米市場への拡販を進めてまいります。
◎竹炭(電気自動車、環境関連)
通常の竹炭とは異なる電気特性を生かし、国産電気自動車のインパネ用塗料として採用されました。今後自動車の内装品はタッチパネル式が増加する予想で更なる竹炭の拡大が期待されます。竹害削減、CO²削減効果で環境改善にも貢献してまいります。
(2) 材料関連製品[日本]
◎新表面性状改善技術の開発
当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材表面性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始しています。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行ない事業拡大を進めてまいります。
(3) 自動車関連製品[日本]
◎バスバー次世代製品の開発
バスバーは、HEV・EV関連の車載用バッテリーユニット、モーター、インバーター用の電源供給ターミナルとして需要が増加傾向にあり、仕様の多様化も加速しております。バスバーターミナルの仕様は、複雑な3D形状が多く安定した絶縁塗装が求められます。絶縁塗装技術による均一膜厚の設備開発を推進し21年度の稼働を計画しております。また複合技術を交えた加工技術及び絶縁塗膜の開発へも着手し、市場ニーズに沿った様々な仕様の提供を目指しております。
◎自動車用新規バルブスプリングの開発
各種製品の性能向上、省スペース化や軽量化の観点より、高強度材・異形断面材を用いたスプリングのニーズは絶えず有り、当社の強みである線材〜ばね加工の一貫生産が求められる新製品の開発を、自動車メーカーはじめ各種業界メーカーと共に開発を推進しています。
当社製造技術の向上により、公差を既存製品の30%未満にまで圧縮した製品を2020年量産開始の高出力エンジンに採用されました。
次に、新たなばね製法を確立し(特許出願済)、新規高強度仕様のバルブスプリングを開発しました。これが、2022年量産開始の新規開発ハイブリッドエンジンへの採用が決まりました。
今後も、お客様の更なる製品性能向上とカーボンニュートラルの実現に向けて、新規開発を進めてまいります。
更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。
なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,174百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。
また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。
(1) 開発グループ[日本]
◎DST(多機能デジタルシャントセンサー)
自動車メーカー/Tier-1メーカーからの要求を受け、シャントセンサーに常時電流検出機能とECU(車載電子制御装置)とのCAN通信機能、そして電流を遮断して乗員の安全を守るためのFuseデバイス高速起動機能を付加した製品を開発しました。本製品は独立行政法人製品評価技術基板機構Nite様の評価設備用にも採用されました。また近年自動車用電気電子システムに要求されるISO26262(機能安全保障)ASILを準拠する予定で、欧米市場への拡販を進めてまいります。
◎竹炭(電気自動車、環境関連)
通常の竹炭とは異なる電気特性を生かし、国産電気自動車のインパネ用塗料として採用されました。今後自動車の内装品はタッチパネル式が増加する予想で更なる竹炭の拡大が期待されます。竹害削減、CO²削減効果で環境改善にも貢献してまいります。
(2) 材料関連製品[日本]
◎新表面性状改善技術の開発
当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材表面性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始しています。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行ない事業拡大を進めてまいります。
(3) 自動車関連製品[日本]
◎バスバー次世代製品の開発
バスバーは、HEV・EV関連の車載用バッテリーユニット、モーター、インバーター用の電源供給ターミナルとして需要が増加傾向にあり、仕様の多様化も加速しております。バスバーターミナルの仕様は、複雑な3D形状が多く安定した絶縁塗装が求められます。絶縁塗装技術による均一膜厚の設備開発を推進し21年度の稼働を計画しております。また複合技術を交えた加工技術及び絶縁塗膜の開発へも着手し、市場ニーズに沿った様々な仕様の提供を目指しております。
◎自動車用新規バルブスプリングの開発
各種製品の性能向上、省スペース化や軽量化の観点より、高強度材・異形断面材を用いたスプリングのニーズは絶えず有り、当社の強みである線材〜ばね加工の一貫生産が求められる新製品の開発を、自動車メーカーはじめ各種業界メーカーと共に開発を推進しています。
当社製造技術の向上により、公差を既存製品の30%未満にまで圧縮した製品を2020年量産開始の高出力エンジンに採用されました。
次に、新たなばね製法を確立し(特許出願済)、新規高強度仕様のバルブスプリングを開発しました。これが、2022年量産開始の新規開発ハイブリッドエンジンへの採用が決まりました。
今後も、お客様の更なる製品性能向上とカーボンニュートラルの実現に向けて、新規開発を進めてまいります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01402] S100LIN3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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