有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100O9ZP (EDINETへの外部リンク)
IDEC株式会社 研究開発活動 (2022年3月期)
当社グループにおける研究開発は、当社とAPEMグループで行っており、各連結子会社は当社及びAPEM SASで開発されたものを製造並びに販売することを主としております。したがって、当社グループにおける研究開発活動は、主として日本とEMEAで行っております。
当社では、時代のニーズに対応した最適な製品・ソリューションを提供するために、"いつも、ずっと、みんなに新しい安心を(Pioneer the new norm for a safer and sustainable World.)"をVisionとして掲げ、機械の操作スイッチをはじめとする制御機器開発で培ってきたコア技術を活用してきました。工場などの製造現場やくらしの身近な場面において、人と機械が向き合う接点をより安全に、そして快適にするといった安全・安心・ウェルビーイングの実現と追求を目指した、技術並びに製品の開発を推進しております。
なお、当連結会計年度の研究開発費は2,593百万円であり、売上高の3.7%となっております。
主な研究開発活動の成果を示すと次のとおりであります。
主力製品であるスイッチ事業及びインダストリアルコンポーネンツ事業では、中国市場向けとして、装置・機械の衛生面や安全面が向上、IP66対応による防水性の確保、ディスクタンブラーのキーユニット採用による安価に導入が可能な「φ22CWシリーズ 鍵付セレクタスイッチ ディスクタンブラータイプ」を開発しました。中国のハイエンド市場は中国装置メーカの海外輸出等で市場が拡大しており、デザインや品質の高いスイッチが展開されている状況にあります。価格競争力を高めた当製品で市場におけるCWシリーズの競争力を高めています。また、アジア・パシフィック市場で発売している「リレー用SNシリーズ ソケット」については、国際規格対応 UL508、CSA C22.2 No14を取得、日本市場に展開、拡販を開始しました。
FA市場で盤内Push-in化が進む中、メタルフレーム電源「PS3V形スイッチングパワーサプライ」に、Push-inタイプをバリエーション追加、Push-in接続による省スペース、省工数、耐振動性などのメリットを合わせた訴求により、更なる電源ビジネスの拡大を図ります。更にFC6A形プログラマブルコントローラAll-in-OneタイプCPUモジュールに、作業者の作業熟練度に依存しない安定した品質の配線作業が簡単で短時間に配線できる機能、「Push-in端子を持つタイプ」をバリエーション追加、自動車生産ライン及び工作機メーカ等のセットメーカや装置メーカをターゲットにシェアの拡大を図ります。
オートメーション事業/センシング事業では、当社表示器の特長である高い視認性、耐環境性、IoT関連機能を継承し、ローエンド市場においても価格競争力を持つ、7インチのプログラマブル表示器「HG2J形」を開発しました。これまで中型表示器として、5.7インチのサイズが主流であった北米、日本市場でも、7インチの表示器が検討され始めており、市場の変化が起きています。この変化への対応となる「HG2J形」を訴求し、北米、日本市場においても販売を拡大、表示器ビジネスの利益率改善を目指します。また応答速度0.5ms(クラス最速)、-30℃まで耐えられる耐環境性能、ライトオン/ダークオン切換スイッチ搭載、距離設定反射形(BGS)の長距離化、拡散反射形の検出距離バリエーションといった特徴を持つアンプ内蔵小型光電スイッチ「SA2E形」を開発しました。汎用光電センサ市場は価格競争の激しい市場であるが、顧客のニーズを踏まえた機能を重視したものとなっている当製品は、現場の困りごとをダイレクトに解決できるものとなります。
安全・防爆事業では、EMEA、アジア・パシフィック台湾市場向けに「非常停止用押ボタンスイッチ付樹脂製コントロールボックス「YB形」を開発しました。この製品は、ボックス取付け穴を外側に設けており、現場においてボックスカバーを開けずにボックスの取付けが可能、作業性が格段に向上した製品となり、生産性向上・省工数を実現、高い製品力・価格にて樹脂製コントロールボックスの市場シェアを広げます。また振動(速度3点/加速度2点)、温度を同時に測定可能な、小形で、無線(920MHz特定小電力無線)、磁石で固定できる筐体及び電池で駆動といった機能を持つ防爆無線振動センサ「ES3M形」を開発しました。石油プラントや化学プラントにおける防爆エリア(ゾーン2:第二類危険箇所、水素、アセチレンにも対応)で、ポンプやモータなどの回転体に設置することで、振動データである速度や加速度データなどを無線で簡単に収集することができます。故障の予兆を見つけて未然に防ぐ「予知保全」を可能とし、防爆エリアのIoT化の推進が図れます。
コントロールボックス製品では、AGA/AGS形汎用コントロールボックスに取り付け可能な、軽量、低価格、短納期を実現したIP65対応樹脂製角形メータ「AM2B形」を開発しました。当製品は屋内仕様品として販売、従来品「AM20形」は金属製のため屋外仕様品として併売販売することで、市場に満足いただける製品となります。
安全スイッチ製品としては、危険区域内作業でのさらなる安全確保に適した防爆安全アプリケーションにも使用可能な、ソレノイドではなくKey(鍵)にてロック/アンロックを行う鍵付き安全スイッチ「HS5L-K形」を開発しました。当製品は「HS5L-K形」と「HW鍵付きセレクタスイッチ(ピンタンブラ)」を組み合せて使用することにより、ホステッジコントロールだけでなく、メンテナンス時のモード切替、部分モード切替など様々なアプリケーション構築が可能、競合他社に無い特長を持った製品となり、本製品の市場投入によりシェアの維持・拡大を図ります。また安全スイッチ製品アクチュエータを2点、ヘビーデューティ用途となるHS1T安全スイッチに対応した「可動タイプアクチュエータスリムタイプ」及び鍵付き及び鍵無しタイプ「プラスチックタイプスライドハンドルアクチュエータ」を開発しました。「可動タイプアクチュエータスリムタイプ」は、最小挿入半径の小さい開き扉に対応、取付け方向も底面と側面に対応しており、強ロック強度(ロック強度5000Nに対応)となるものです。「プラスチックタイプスライドハンドルアクチュエータ」は、小形でスリムな安全スイッチ「HS5D形」、「HS5L形」に対応しており、プラスチック+アルミで構成、軽量ながら強度を確保したものとなり、市場にあるプラスチックタイプに対して高い強度、かつ高い機械的耐久性を保っており、競合製品とは差別化した製品となります。アクセサリの品揃えをすることで差別化を図り、安全スイッチのシェア拡大を目指します。
エッジスイッチでは、断面積が幅22mm、高さ20mmと非常に小型な形状で(最大曲げ半径80mm)、デザイン性の高い、また耐油性を持つ小型セーフティエッジスイッチ「E30BK1形」を開発しました。当製品は小型でありながら機械類の安全性を示す安全規格EN ISO13856-2:2013(セーフティエッジスイッチ)とEN 12978:2003+A1:2009に適合しており、工作機械の自動扉、AGV/AMRなどの自動搬送装置、サービスロボットの停止装置などへ搭載が可能です。
APEMグループでは、当連結会計年度において、研究開発組織の強化や中長期的なビジョンに基づく主力技術に注力した結果、革新的な技術応用や製品を数多く開発し、内4件の特許を申請しました。グループ全体での協業もさらに強化し、共通の部品、デザインを活用する開発も推進しました。その他、11件の新規製品の発売と約200件の既存製品のカスタマイズに取り組んでおり、引き続き、積極的な製品開発計画を策定し、コンポーネンツに加え、ジョイスティックの開発や技術提案を加速させます。
当社では、時代のニーズに対応した最適な製品・ソリューションを提供するために、"いつも、ずっと、みんなに新しい安心を(Pioneer the new norm for a safer and sustainable World.)"をVisionとして掲げ、機械の操作スイッチをはじめとする制御機器開発で培ってきたコア技術を活用してきました。工場などの製造現場やくらしの身近な場面において、人と機械が向き合う接点をより安全に、そして快適にするといった安全・安心・ウェルビーイングの実現と追求を目指した、技術並びに製品の開発を推進しております。
なお、当連結会計年度の研究開発費は2,593百万円であり、売上高の3.7%となっております。
主な研究開発活動の成果を示すと次のとおりであります。
主力製品であるスイッチ事業及びインダストリアルコンポーネンツ事業では、中国市場向けとして、装置・機械の衛生面や安全面が向上、IP66対応による防水性の確保、ディスクタンブラーのキーユニット採用による安価に導入が可能な「φ22CWシリーズ 鍵付セレクタスイッチ ディスクタンブラータイプ」を開発しました。中国のハイエンド市場は中国装置メーカの海外輸出等で市場が拡大しており、デザインや品質の高いスイッチが展開されている状況にあります。価格競争力を高めた当製品で市場におけるCWシリーズの競争力を高めています。また、アジア・パシフィック市場で発売している「リレー用SNシリーズ ソケット」については、国際規格対応 UL508、CSA C22.2 No14を取得、日本市場に展開、拡販を開始しました。
FA市場で盤内Push-in化が進む中、メタルフレーム電源「PS3V形スイッチングパワーサプライ」に、Push-inタイプをバリエーション追加、Push-in接続による省スペース、省工数、耐振動性などのメリットを合わせた訴求により、更なる電源ビジネスの拡大を図ります。更にFC6A形プログラマブルコントローラAll-in-OneタイプCPUモジュールに、作業者の作業熟練度に依存しない安定した品質の配線作業が簡単で短時間に配線できる機能、「Push-in端子を持つタイプ」をバリエーション追加、自動車生産ライン及び工作機メーカ等のセットメーカや装置メーカをターゲットにシェアの拡大を図ります。
オートメーション事業/センシング事業では、当社表示器の特長である高い視認性、耐環境性、IoT関連機能を継承し、ローエンド市場においても価格競争力を持つ、7インチのプログラマブル表示器「HG2J形」を開発しました。これまで中型表示器として、5.7インチのサイズが主流であった北米、日本市場でも、7インチの表示器が検討され始めており、市場の変化が起きています。この変化への対応となる「HG2J形」を訴求し、北米、日本市場においても販売を拡大、表示器ビジネスの利益率改善を目指します。また応答速度0.5ms(クラス最速)、-30℃まで耐えられる耐環境性能、ライトオン/ダークオン切換スイッチ搭載、距離設定反射形(BGS)の長距離化、拡散反射形の検出距離バリエーションといった特徴を持つアンプ内蔵小型光電スイッチ「SA2E形」を開発しました。汎用光電センサ市場は価格競争の激しい市場であるが、顧客のニーズを踏まえた機能を重視したものとなっている当製品は、現場の困りごとをダイレクトに解決できるものとなります。
安全・防爆事業では、EMEA、アジア・パシフィック台湾市場向けに「非常停止用押ボタンスイッチ付樹脂製コントロールボックス「YB形」を開発しました。この製品は、ボックス取付け穴を外側に設けており、現場においてボックスカバーを開けずにボックスの取付けが可能、作業性が格段に向上した製品となり、生産性向上・省工数を実現、高い製品力・価格にて樹脂製コントロールボックスの市場シェアを広げます。また振動(速度3点/加速度2点)、温度を同時に測定可能な、小形で、無線(920MHz特定小電力無線)、磁石で固定できる筐体及び電池で駆動といった機能を持つ防爆無線振動センサ「ES3M形」を開発しました。石油プラントや化学プラントにおける防爆エリア(ゾーン2:第二類危険箇所、水素、アセチレンにも対応)で、ポンプやモータなどの回転体に設置することで、振動データである速度や加速度データなどを無線で簡単に収集することができます。故障の予兆を見つけて未然に防ぐ「予知保全」を可能とし、防爆エリアのIoT化の推進が図れます。
コントロールボックス製品では、AGA/AGS形汎用コントロールボックスに取り付け可能な、軽量、低価格、短納期を実現したIP65対応樹脂製角形メータ「AM2B形」を開発しました。当製品は屋内仕様品として販売、従来品「AM20形」は金属製のため屋外仕様品として併売販売することで、市場に満足いただける製品となります。
安全スイッチ製品としては、危険区域内作業でのさらなる安全確保に適した防爆安全アプリケーションにも使用可能な、ソレノイドではなくKey(鍵)にてロック/アンロックを行う鍵付き安全スイッチ「HS5L-K形」を開発しました。当製品は「HS5L-K形」と「HW鍵付きセレクタスイッチ(ピンタンブラ)」を組み合せて使用することにより、ホステッジコントロールだけでなく、メンテナンス時のモード切替、部分モード切替など様々なアプリケーション構築が可能、競合他社に無い特長を持った製品となり、本製品の市場投入によりシェアの維持・拡大を図ります。また安全スイッチ製品アクチュエータを2点、ヘビーデューティ用途となるHS1T安全スイッチに対応した「可動タイプアクチュエータスリムタイプ」及び鍵付き及び鍵無しタイプ「プラスチックタイプスライドハンドルアクチュエータ」を開発しました。「可動タイプアクチュエータスリムタイプ」は、最小挿入半径の小さい開き扉に対応、取付け方向も底面と側面に対応しており、強ロック強度(ロック強度5000Nに対応)となるものです。「プラスチックタイプスライドハンドルアクチュエータ」は、小形でスリムな安全スイッチ「HS5D形」、「HS5L形」に対応しており、プラスチック+アルミで構成、軽量ながら強度を確保したものとなり、市場にあるプラスチックタイプに対して高い強度、かつ高い機械的耐久性を保っており、競合製品とは差別化した製品となります。アクセサリの品揃えをすることで差別化を図り、安全スイッチのシェア拡大を目指します。
エッジスイッチでは、断面積が幅22mm、高さ20mmと非常に小型な形状で(最大曲げ半径80mm)、デザイン性の高い、また耐油性を持つ小型セーフティエッジスイッチ「E30BK1形」を開発しました。当製品は小型でありながら機械類の安全性を示す安全規格EN ISO13856-2:2013(セーフティエッジスイッチ)とEN 12978:2003+A1:2009に適合しており、工作機械の自動扉、AGV/AMRなどの自動搬送装置、サービスロボットの停止装置などへ搭載が可能です。
APEMグループでは、当連結会計年度において、研究開発組織の強化や中長期的なビジョンに基づく主力技術に注力した結果、革新的な技術応用や製品を数多く開発し、内4件の特許を申請しました。グループ全体での協業もさらに強化し、共通の部品、デザインを活用する開発も推進しました。その他、11件の新規製品の発売と約200件の既存製品のカスタマイズに取り組んでおり、引き続き、積極的な製品開発計画を策定し、コンポーネンツに加え、ジョイスティックの開発や技術提案を加速させます。
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