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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LL33 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 IDEC株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおける研究開発は、当社とAPEMグループで行っており、各連結子会社は当社及びAPEM SASで開発されたものを製造並びに販売することを主としております。したがって、当社グループにおける研究開発活動は、主として日本とEMEAで行っております。
当社では、私たちが目指す未来であるVisionとして、“Pioneer the new norm for a safer and sustainable world”を掲げています。当社がものづくりの未来と新たな可能性を創造し、全ての人々に幸福と安心をもたらす、より安全で持続可能な社会の実現を目指しております。本社/技術研究センターを研究・開発・生産テクノロジーの拠点として、制御、安全、環境などのコア技術を基軸に、産官学など外部技術を融合させて、技術並びに製品の開発を推進しております。
なお、当連結会計年度の研究開発費は2,343百万円であり、売上高の4.3%となっております。
主な研究開発活動の成果を示すと次のとおりであります。
主力製品であるスイッチ事業及びインダストリアルコンポーネンツ事業では、Φ22HW/CW/YWシリーズに新しい配線方式であるPush-in式を2段型とした2段コンタクトブロックタイプ(2接点)及びダイレクトアダプタを開発・発売しました。φ22コントロールユニットのPush-in式第4弾の発売であり、Push-in化が進んでいる欧米・日本を中心にグローバルに販売を行ないます。スプリング式(Push-in及びスプリングクランプ)配線方式は、作業者の作業熟練度に依存しない安定した品質の配線作業が簡単で短時間に配線できる機能となっています。更に照光タイプコントロールユニットに搭載しているLED球に関連して、業界初となるひとつのLED球で6色のユニット(ひとつのLED球+6色のレンズ)が構成可能なLSRD高電圧LED球を開発しました。これを前述のφ22HW-Push-inシリーズ照光ユニットに導入し、さらに当社の主力機種であるφ22~30HW,TW,TWS,TWN,TWNDシリーズ表示灯、照光系ユニットに順次導入を行ないます。LSRD球は色変更がレンズのみで可能、明るく鮮やかな色合いによる視認性の向上といった特徴があり、更に高電圧タイプではトランスが不要となりユニットの短胴化など省スペース化を実現しています。
FA市場への新しいHMI機器として、φ22スマートRFIDリーダ「KW2D形」を開発しました。Φ22mmサイズ、市販ICカード/専用タグ、FA環境に合わせて防水/防塵/防油性能、金属パネル取り付け時でも読み取り可、側面からの視認性あり、ユーザーの用途に合わせたアクセス権限設定、PLCなどの上位機器との通信機能といった特徴を持ち、鍵付セレクタなどよりも一段高いセキュリティ権限管理、人の出入り履歴管理及び入退室管理や材料管理を実現しています。更に、市販タブレット(画面サイズ8~11インチ、厚み~24mm)に安全機能(非常停止スイッチ、イネーブルスイッチ等)を簡単に搭載することを可能としたセーフティコマンダ「HT3P形」製品を開発しました。国際安全規格の観点では安全機能が要求されており、人間工学を考慮した人の利き手を問わない操作性、USB充電ポート、IP54保護構造、落下耐性1.2mの堅牢性といった特徴を持ち、ロボット、AGV、半導体製造装置市場といった市場へと今後展開、提案を行なっていきます。
工作機械内向けとして、LED 照明ユニット「LF3D形」を開発しました。当製品は従来品(LF1D/LF2D形)と比較し小型、薄型、軽量、金属加工物への光源の映り込みやマルチシャドウの低減による加工部の傷や凹凸など細かな部分が検知可能であり、加工物が見やすく加工精度向上に貢献しています。調光機能(グレアセーブモード)の搭載によりメンテナンス時のまぶしさの低減を実現しており、日本市場でのさらなるシェアの拡大をはじめ、海外での市場拡大を進めます。
安全・防爆事業では、安全柵での高いロック強度と高い堅牢性を持つロック強度5000N対応ソレノイド安全スイッチHS1T形用スライドハンドル形アクチュエータ「HS9Z-EH1L」を市場投入しました。当製品は他社に無い「スリムタイプ」でかつ「強ロック強度」を実現しています。汎用用途にはHS5シリーズ、ヘビーデューティ用途にはHS1Tシリーズとしたポジショニングで幅広い分野をカバーしています。
オートメーション/センシング事業では、高性能・高信頼性でコンパクト・高効率を実現したメタルスイッチング電源、スイッチングパワーサプライ「PS3V形」を開発しました。当製品は、4方向に取付けが可能であり、省スペース化(100Wタイプでは体積32%減)、Push-in式配線方式にも対応しています。成長産業である再生可能エネルギー、EV等の自動車産業、制御・計測関連機器をはじめとする幅広い市場に展開していきます。
市販のUSBモバイルバッテリーと接続する事で、電源の取り回しが困難な生産現場、机上などでセンサの性能チェックを行なうことができるUSB接続ポケッタブルセンサチェッカー「SA1P形」を開発しました。当製品は、携帯型であり、机上や工場現場等、どこでもDC24Vを機器に給電することができ、信号入力表示灯、ブザーを内蔵し、入力信号に同調することで点灯と音でチェックを行なうことが可能です。
PLCではDC12V対応したFC6A CPU moduleを開発しました。DC12Vの制御電圧、仕様変更に柔軟に対応、サイズコンパクト化(従来製品40点I/O CPUモジュールに比べ約4割減)を実現しており、主に北米市場を中心としたソリューション提案を予定していますが、他のエリアにおいても市場での新しいアプリケーションを掘り起こし、IDEC製品統合によるシェアの拡大を進めていきます。
APEMグループでは、当連結会計年度には特にジョイスティックの触覚技術及び人間工学に基づく操作性の向上に注力しました。また、FNRシリーズロッカースイッチ、プリント基板用非常停止ボタンスイッチ、ジョイスティックの新ハンドルなどの12の新製品を発売しました。その他、20件の新規製品開発と約200件の既存製品のカスタマイズに取り組んでおり、今後も顧客とより結びつきを強め、さらなるシェアの拡大に取り組んでいきます。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01951] S100LL33)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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