明星工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益・雇用環境の改善等により緩やかな回復基調にあるものの、中国及び新興国の景気減速や円高・株安傾向が進むなど、先行き不透明な状況が続いております。
このような経済状況のもと、当社グループの当連結会計年度の受注高は建設工事事業では39,446百万円(対前年同期比11.6%減)の計上、ボイラ事業では4,405百万円(同53.0%減)の計上となり、全体では43,852百万円(同18.8%減)の計上にとどまりました。
売上高は、建設工事事業では主に国内メンテナンス工事及び国内・海外のLNG関連工事の進捗が堅調であったものの、ボイラ事業における大型案件の減少により45,412百万円(対前年同期比3.1%減)の計上にとどまりました。また、営業利益は5,716百万円(同0.1%増)、経常利益は5,796百万円(同7.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,923百万円(同6.1%減)の計上となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

①建設工事事業
主に国内メンテナンス工事及び国内・海外のLNG関連工事の進捗が堅調に推移し、売上高は39,076百万円(対前年同期比4.5%増)の計上となり、セグメント利益は4,779百万円(同9.5%増)の計上となりました。

②ボイラ事業
国内における大型案件の減少が影響し、売上高は6,336百万円(対前年同期比33.2%減)の計上にとどまりました。また、売上高の減少によりセグメント利益は842百万円(同32.9%減)の計上となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の期末残高は、法人税等の支払額2,364百万円等の減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益5,786百万円(対前年同期比6.5%減)の計上により、前連結会計年度末より444百万円増加して15,325百万円となりました。

①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による資金は、1,632百万円の増加(前年同期は6,685百万円の増加)となりました。
主な増加要因は、税金等調整前当期純利益5,786百万円であり、主な減少要因は、法人税等の支払額2,364百万円、売上債権の増加920百万円、仕入債務の減少352百万円、未成工事受入金の減少213百万円によるものです。

②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金は、80百万円の減少(前年同期は120百万円の減少)となりました。
主な増加要因は、定期預金の払戻による収入2,596百万円であり、主な減少要因は、定期預金の預入による支出
1,959百万円、投資有価証券の取得による支出598百万円によるものです。

③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による資金は、869百万円の減少(前年同期は1,475百万円の減少)となりました。
主な減少要因は、長期借入金の返済による支出額548百万円、配当金の支払額478百万円によるものです。