ニデックオーケーケー株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)

当社グループは、常にお客様の満足度向上を目指し、環境の変化や市場ニーズに即応した付加価値の高い高効率・高機能な製品の提供のため、研究開発活動を行っております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は、147百万円(消費税等含まず)となりました。
セグメントごとの主な研究開発活動は、次のとおりであります。

(工作機械事業)

工作機械部門では、現在のコロナ禍の状況下において、自宅待機の際のリモートワークへの対応として、機械の遠隔操作ができる機能やインターネットを活用して機械の稼働状況や保守点検の情報をスマートフォンに送る機能並びにコロナ禍収束後の労働力不足に対応できる自動化・省力化装置の開発を行っております。また、これまでに実績のある無人化技術を活用し、お客様のニーズに合わせた提案も行ってまいります。
一方、機械本体については、原価低減した立形マシニングセンタの機種開発を行うとともにマシニングセンタをベースにした5軸マシニングセンタの開発も行っていきます。また、高精度な多面加工や複雑形状の加工ができ、無人化・省力化にも対応できる5軸機の開発も実施してまいります。なお、当連結会計年度中に商品化できた横形マシニングセンタHM6300については2019年9月開催のEMOショーに出展し、好評を得ております。
ソフト関連では、機械本体に搭載している環境熱変位補正機能を更に充実させ、搭載シリーズ機の拡幅を図ってまいります。また、IoT関連では、「Net Monitor」の機能を強化し、リモート化による離れたところからの機械監視機能を充実させてまいります。
当事業に係る研究開発費は、140百万円であります。

(その他)

大豊機工㈱で水道メーターを製造及び販売をしており、当事業に係る研究開発費は、7百万円であります。