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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027L8

有価証券報告書抜粋 ブラザー工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、研究開発活動においても「顧客満足」を基本に据え、『私たちがお客様に「満足」を提供するにはどうしたらいいのか?』を常に意識して取り組んでおります。まずお客様にとっての満足が何であるのかを知るために、お客様が当社に対して期待する声(価値)を集め、それを最大限に活かすために私たちが何をすべきかを選択しております。
お客様が求める満足をカタチにするために、お客様の期待を商品として具体化させ、最先端の技術を持った開発スタッフによって当社グループでしかできない商品コンセプトを作りこんでいきます。

試験研究に従事する者は、グループ全体で2,247人にのぼっております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、40,137百万円であります。

当連結会計年度におけるセグメント別の主な研究開発内容や研究開発成果及び研究開発費は、次の通りであります。

(1)プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
レーザーやインクジェットなどのプリンティング技術を追求し、ワークスタイルの革新を提案します。代表的な製品としては、コンパクト性を追求したプリンターのほか、1台にプリンター・ファクス・コピー・スキャナーなどの機能を搭載した複合機、また、直感的な使いやすさにこだわったラベルライターがあります。これらの情報通信機器で、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)をはじめとするオフィスでの幅広いニーズにお応えします。
また、海外生産が加速する流れの中で、モノ創り企業としての足腰を固めるため、製造をサポートするための生産技術開発を行い、モノ造りの早い段階での性能・品質の作りこみを目的としたプロセス改革、及び超精密加工技術なども推進しています。
当連結会計年度の主な成果としては、レーザープリンター/複合機においては、カラー・モノクロ22枚/分の高速プリントを実現した「ジャスティオ」シリーズのA4カラープリンター「HL-3170CDW」、A4カラー複合機「MFC-9340CDW」の発売をあげることができます。
インクジェットプリンター/複合機においては、新エンジンを搭載し、A3用紙までの両面同時スキャンに対応した「プリビオ」シリーズのインクジェットプリンター「MFC-J6970CDW」の発売をあげることができます。
電子文具においては、最高30mm/秒の高速印刷を実現したラベルプリンター「ピータッチ」の「PT-P700」の発売をあげることができます。
スキャナーにおいては、コンパクトな本体に無線LANを搭載し、パソコンなしでも簡単にスキャンデータを活用できる「ジャスティオ」シリーズのドキュメントスキャナー「ADS-1500W」、「ADS-1000W」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、33,596百万円であります。

(2)パーソナル・アンド・ホーム事業
家庭用ミシンや刺しゅう機を中心としたソーイング関連の製品とサービスで、手づくりの楽しさを提案します。従来型のミシンに加え、パソコンを介してインターネットに接続する“ソーイングステーション”など、ITを活用した製品とサービスを通じて、手づくりの新しい可能性を広げます。
当連結会計年度の主な成果としては、カッティングマシン「ScanNCut(スキャン カット)CM110」でクラフト市場に参入しました。「ScanNCut CM110」は、世界で初めて*1スキャナーを内蔵し、好きな模様や画像、手書きのイラストを読み取って、オリジナルのカットデータを作成し、そのデータに従って素早く、カットすることができます。また、家庭用ミシンで培ったカッティングの技術、および、布を押さえる技術を活用したことで、紙だけではなく布のカッティングを実現しました。
当事業に係る研究開発費は、1,686百万円であります。
*1:家庭用カッティングマシンにおいて。当社調べ(2013年12月5日時点)

(3)マシナリー・アンド・ソリューション事業
使いやすさ、高品質な縫製、省エネルギーを実現した工業用ミシンや、自動車やハードディスクドライブ、携帯電話などの部品加工に最適な工作機械の製品開発を通じて、お客様の生産性向上と新たな価値創出をお手伝いしています。
当連結会計年度の主な成果としては、工業ミシンにおいては、本縫針送りダイレクトドライブ自動糸切りミシン「S-7220C」、ダイレクトドライブ プログラム式電子ミシン「BAS-311H」の発売をあげることができます。「S-7220C」では、針折れ防止機能を搭載し、従来機比で約20%の省エネを達成しました。また、「BAS-311H」では、縫製範囲を150mm×100mmに拡大し、世界最速*2の縫い速度2,800針/分を実現しました。
工作機械においては、「コンパクトマシニングセンタ スピーディオ」の「S500X1/S700X1」、「M140X1」の発売をあげることができます。「S500X1/S700X1」では、Z軸加速度2.2Gの圧倒的な生産性を実現しました。また、「M140X1」は、量産部品加工の工程集約に最適な旋削機能を搭載した小型複合加工機であります。
当事業に係る研究開発費は、3,143百万円であります。
*2:2014年1月20日時点

(4)ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
通信カラオケ事業において、業務用通信カラオケシステムを提供するとともに、通信カラオケで培ったコンテンツや配信技術を活用し、健康/教育分野やビジネス分野に向けたサービスや製品を提供することで、新たな顧客価値を追求しています。
当連結会計年度の主な成果としては、300曲以上のメロディを生演奏でき、従来のオルゴールでは困難であった、楽曲の音量やテンポを簡単に調整できる高級オルゴール「Primotone(プリモトーン)」を発売しました。従来のオルゴールにない価値を実現し、新たな音楽コンテンツ市場を開拓して行きます。
当事業に係る研究開発費は、1,181百万円であります。

(5)工業用部品事業
各分野においてユーザーニーズに合致した工業用部品を開発することを目的としています。
当連結会計年度の主な成果としては、エネルギー使用量抑制に対応した環境にやさしいギアモータ「GTR-ARサーボモータ用遊星減速機APG」を発売しました。
当事業に係る研究開発費は、330百万円であります。

(6)その他事業
当事業に係る研究開発費は、201百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01594] S10027L8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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