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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10045CR

有価証券報告書抜粋 株式会社不二越 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年11月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2015年2月20日)現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度の売上高は、2,182億25百万円と前連結会計年度に比べて、24.2%増加しました。このうち、国内売上高が、1,184億61百万円と同12.0%の増収となりました。これは、自動車・産業機械分野の需要が増加したためであります。また、海外売上高は、997億63百万円と同42.6%の増収となりました。これは、新興国・北米市場の伸張とともに、第1四半期から在外子会社の決算期変更を行ったことによるものであります。

② 売上総利益
当連結会計年度の売上総利益は483億14百万円と前連結会計年度に比べ、26.7%の増益となりました。これは、円高是正による輸出採算の改善、生産性の向上をはじめとしたトータルコストダウンなどによるものであります。

③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の257億97百万円から297億40百万円に増加しました。労務費、荷造運搬費などが増加し、売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は13.6%となり前連結会計年度に比べて1.1ポイント改善しました。

④ 営業損益
当連結会計年度の営業利益は185億74百万円、前連結会計年度に比べ62億35百万円の増益となりました。

⑤ 営業外損益
営業外損益(費用)は、前連結会計年度6億40百万円の費用(純額)から1億54百万円の費用(純額)と4億85百万円減少しました。主として、受取配当金、及び支払利息の影響によるものであります。

⑥ 経常損益
当連結会計年度の経常利益は184億19百万円、前連結会計年度に比べ67億20百万円の増益となりました。

⑦ 当期純損益
特別利益は、固定資産売却益の計上により28百万円となり、前連結会計年度に比べて3億71百万円減少しました。特別損失は、独占禁止法関連損失、海外子会社税務関連損失、固定資産除却損などの計上により17億48百万円となり、前連結会計年度に比べ5億8百万円増加しました。
法人税、住民税及び事業税(過年度法人税等を含む)と法人税等調整額の合計は、63億58百万円となり、前連結会計年度に比べ24億64百万円増加しました。
これらの結果、当連結会計年度の当期純利益は99億34百万円となり、前連結会計年度に比べて32億28百万円の増益となりました。

(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産合計は、2,556億80百万円となり、前連結会計年度末に比べ477億63百万円増加しました。主として、現金及び預金が53億40百万円、受取手形及び売掛金が100億9百万円、たな卸資産が88億96百万円、有形固定資産が122億12百万円、投資有価証券が36億82百万円、退職給付に係る資産が68億69百万円増加しております。
負債合計は、1,581億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ315億54百万円増加しました。主な増減としましては、支払手形及び買掛金が85億65百万円、借入金が134億83百万円増加した一方、社債が44億50百万円減少しております。
純資産合計は975億69百万円となり、前連結会計年度末に比べ162億8百万円増加しました。主として、利益剰余金が84億43百万円、為替換算調整勘定が54億97百万円増加しております。

② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、52億40百万円増加し、234億69百万円となりました。これは、営業活動で186億99百万円、財務活動で44億16百万円獲得し、投資活動で191億59百万円の資金を使用したことによるものであります。
営業活動による資金の獲得は、主として税金等調整前当期純利益166億99百万円、減価償却費117億62百万円、仕入債務の増加56億40百万円であります。一方、資金の支出は、主として売上債権の増加73億83百万円、たな卸資産の増加59億20百万円であります。これらの結果、営業活動により獲得した資金は186億99百万円となり、前連結会計年度に比べ20億37百万円減少しました。
投資活動により使用した資金は、主として、設備投資によるものであります。主な投資内容は、日本およびアジアをはじめとした新興国における自動車向けの高性能ベアリング、精密工具の生産能力の増強、合理化投資であり、有形固定資産の取得による支出は176億8百万円となりました。これらの結果、投資活動により使用した資金は191億59百万円となり、前連結会計年度に比べ87億46百万円増加しました。
財務活動により使用した資金は、主として、長期借入金の返済による支出192億13百万円、社債の償還による支出44億50百万円、配当金の支払額14億91百万円であります。一方、獲得した資金は、主として長期借入れによる収入203億64百万円、短期借入金の純増減額112億87百万円であります。これらの結果、財務活動により獲得した資金は44億16百万円であります。

③ 資金需要
当社グループの資金需要は、生産活動に必要な運転資金(材料費、外注費、人件費、諸経費)、販売費及び一般管理費等の営業活動費用、研究開発費が主な内容であります。また、投資活動については、機械保全並びに品質向上のための設備投資を進めており、今後、その資金需要の発生を見込んでおります。
これらの資金需要に対しては、安定した収益基盤を確立し一層の利益追求をはかると同時に、売上債権、たな卸資産の回転効率向上、固定資産の稼働率向上を通して資産の効率化にとり組んでおります。また、不足分の資金は、有利子負債による調達を基本にしており、取引銀行との安定した調達体制の維持に努めております。なお、当社及び主要なグループ会社間でキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入しており、グループ内の資金効率化をはかることにより、外部借入の削減に努めております。
一方、設備投資など前向きの利益追求のための所要資金については、調達の多様化、財務基盤の強化も視野に検討対象を拡げた運営を行います。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01603] S10045CR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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