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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10071BS

有価証券報告書抜粋 株式会社不二越 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年11月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2016年2月25日)現在において当社グループが判断したものであります。

(1)重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

(2)当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度の売上高は、2,185億35百万円と前連結会計年度と比べ0.1%増収となりました。このうち、国内売上高が、1,159億10百万円と同2.2%の減収となりました。これは、自動車分野の需要低迷によるものであります。一方で、海外売上高は、1,026億24百万円と同2.9%の増収となりました。これは、北米市場、アセアン・中国を中心としたアジア市場の拡大によるものであります。

② 売上総利益
当連結会計年度の売上総利益は522億39百万円と前連結会計年度に比べ、8.1%の増益となりました。これは、生産性の向上をはじめとしたトータルコストダウンの成果のとり込みなど、収益改善をすすめたことによるものです。

③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の297億40百万円から332億93百万円に増加しました。これは、海外を中心とした営業体制の強化による人件費増、輸出品の売上増加による荷造運搬費などの増加によるもので、売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は15.2%と前連結会計年度に比べて1.6ポイント上昇しました。

④ 営業損益
当連結会計年度の営業利益は189億45百万円、前連結会計年度に比べ3億71百万円の増益となりました。

⑤ 営業外損益
営業外損益(費用)は、前連結会計年度1億54百万円の費用(純額)から16億29百万円の費用(純額)と14億74百万円増加しました。主として、為替差損の影響によるものであります。

⑥ 経常損益
当連結会計年度の経常利益は173億16百万円、前連結会計年度に比べ11億3百万円の減益となりました。

⑦ 当期純損益
特別利益は、固定資産売却益の計上で16百万円となり、前連結会計年度に比べて12百万円減少しました。特別損失は、海外子会社税務関連損失、固定資産除却損などの計上により4億64百万円となり、前連結会計年度に比べ12億84百万円減少しました。
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計は、50億65百万円となり、前連結会計年度に比べ12億92百万円減少しました。
これらの結果、当連結会計年度の当期純利益は115億93百万円となり、前連結会計年度に比べて16億58百万円の増益となりました。

(3) 資本の財源および資金の流動性についての分析
① 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産合計は、2,681億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ124億31百万円増加しました。主として、たな卸資産が15億34百万円、有形固定資産が90億39百万円、投資有価証券が24億94百万円、退職給付に係る資産が15億8百万円増加しております。
負債合計は、1,588億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億94百万円増加しました。主な増減としましては、借入金が87億16百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が54億95百万円減少しております。
純資産合計は1,093億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ117億37百万円増加しました。主として、利益剰余金が101億47百万円、その他有価証券評価差額金勘定が18億19百万円増加しております。

② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、19億82百万円減少し、214億87百万円となりました。これは、営業活動で138億55百万円、財務活動で67億77百万円獲得し、投資活動で220億17百万円の資金を使用したことによるものであります。
営業活動による資金の獲得は、主として税金等調整前当期純利益168億68百万円、減価償却費129億82百万円であります。一方、資金の支出は、主としてたな卸資産の増加24億6百万円、仕入債務の減少50億13百万円であります。これらの結果、営業活動により獲得した資金は138億55百万円となり、前連結会計年度に比べ48億44百万円減少しました。
投資活動により使用した資金は、主として、設備投資によるものであります。主な投資内容は、米州および中国・アセアン地域などで生産体制の拡充、国内を中心とした合理化投資であり、有形固定資産の取得による支出は209億25百万円となりました。これらの結果、投資活動により使用した資金は220億17百万円となり、前連結会計年度に比べ28億57百万円増加しました。
財務活動により使用した資金は、主として、長期借入金の返済による支出212億18百万円、配当金の支払額19億88百万円であります。一方、獲得した資金は、主として長期借入れによる収入250億95百万円、短期借入金の純増減額55億6百万円であります。これらの結果、財務活動により獲得した資金は67億77百万円であります。

③ 資金需要
当社グループの資金需要は、生産活動に必要な運転資金(材料費、外注費、人件費、諸経費)、販売費及び一般管理費等の営業活動費用、研究開発費が主な内容であります。また、投資活動については、機械保全ならびに品質向上のための設備投資を進めており、今後、その資金需要の発生を見込んでおります。
これらの資金需要に対しては、安定した収益基盤を確立し一層の利益追求をはかると同時に、売上債権、たな卸資産の回転効率向上、固定資産の稼働率向上を通して資産の効率化にとり組んでおります。また、不足分の資金は、有利子負債による調達を基本にしており、取引銀行との安定した調達体制の維持に努めております。なお、当社および主要なグループ会社間でキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入しており、グループ内の資金効率化をはかることにより、外部借入の削減に努めております。
一方、設備投資など前向きの利益追求のための所要資金については、調達の多様化、財務基盤の強化も視野に検討対象を拡げた運営を行います。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01603] S10071BS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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