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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100B933

有価証券報告書抜粋 株式会社IGポート 業績等の概要 (2017年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日銀の金融緩和等の効果により、企業収益や雇用環境が改善し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。米国では、新政権の政策をめぐる不透明感が生じたものの、雇用環境の改善や個人消費も拡大し堅調に推移しました。欧州では、英国のEU離脱問題等の政治情勢に不安定さが見られたものの、全体としては緩やかな回復基調が続きました。一方、国内では個人消費の力不足、また、米国新大統領の保護主義政策への懸念、北朝鮮を巡る混乱等により先行きが見通せない状況となっております。
当社グループを取り巻く経営環境について、アニメーション産業は、少子化や嗜好の多様化によるテレビの視聴率低下やビデオパッケージの販売低迷等により厳しい状況が続いております。一方、スマートフォン等のメディアが普及し有料配信の市場が成長しており、さらに、人気コンテンツの実写化・舞台化・イベントの開催により利用の多様化が進み、これら収益機会の拡大傾向も見られます。
出版産業は、市場規模の縮小による厳しい状況が続き、2016年の出版物販売額は前年比3.4%減の1兆4,709億円と12年連続のマイナスとなりました。一方、スマートフォンやタブレット端末の普及に加え、高速データ通信への移行も進み、デジタル化された多様なコンテンツを手軽に楽しめる環境が整ったことから、電子書籍市場の拡大は本格化し、特に電子コミックは2016年の市場規模が前年比27.1%増の1,460億円と急成長しております。中でも無料で公開されたマンガが読者の評価を得て単行本化し、販売部数を伸ばすという事例もあります。
このような情勢のもと当社グループは、劇場用アニメーション2タイトル、テレビアニメシリーズ11タイトル、ビデオ用アニメーション2タイトル、その他ゲーム用・プロモーション用映像等の制作を行う映像制作事業、コミック誌(12点刊行)・特装版・初回限定版9点を含むコミックス、ノベルス、画集を含む書籍(107点刊行)の企画・製造・販売の出版事業、映像作品等へ出資することによる二次利用から生じる収益分配を主とする版権事業を中心に行い、前期に比べ減収増益となりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は7,589,278千円(前期比5.3%減)、経常利益は541,560千円(前期比34.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は228,363千円(前期比34.7%増)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりであります。
① 映像制作事業
映像制作事業におきましては、劇場用アニメーション「黒子のバスケ LAST GAME」「ひるね姫~知らないワタシの物語~」、テレビ用アニメーション「ハイキュー!!烏野高校VS白鳥沢学園高校」「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」「フューチャーカード バディファイトDDD」「進撃の巨人 Season2」「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」等、ビデオ用アニメーション「魔法使いの嫁」等、その他、ゲーム用・遊技機用のアニメーション、プロモーション用実写ドラマ「踊る大空港、(略)」等を制作しました。
以上により、当事業の売上高は4,496,044千円(前期比9.4%減)、来期以降の企画が進んでおり売上の端境期となっていることや、作品をヒットさせるため受注を絞りクオリティーを重視したことにより、制作コストが増えたため、営業損失は100,157千円(前期は125,252千円の営業損失)となりました。
② 出版事業
出版事業におきましては、コミック誌の定期刊行物は「月刊コミックガーデン」(12点)を刊行いたしました。書籍(コミックス、ノベルス、画集を含む)は「魔法使いの嫁」「あまんちゅ!」等の最新刊等、特装版・初回限定版9点を含む107点を刊行しました。また、今秋にテレビアニメ化が決定している「魔法使いの嫁」のほか、「もののべ古書店怪奇譚」「とつくにの少女」といった既刊コミックスの販売が好調でした。
また、利益率の高い電子書籍での収入が順調に増えており、収益の改善に貢献しました。
以上により、当事業の売上高は1,563,549千円(前期比0.7%減)、営業利益は259,334千円(前期比17.5%減)となりました。
③ 版権事業
版権事業におきましては、「進撃の巨人」「ハイキュー!!」「甲鉄城のカバネリ」「魔法使いの嫁」「CYBORG 009」「攻殻機動隊」等のシリーズタイトルを中心に、二次利用による収益分配を計上しました。
以上により、当事業の売上高は1,174,550千円(前期比3.8%増)、映像マスターの減価償却費が減ったことにより、営業利益は431,579千円(前期比29.8%増)となりました。
④ その他事業
その他事業におきましては、雑誌のイラスト描きやキャラクターの商品販売、スマートフォン向けアプリ等により、当事業の売上高は355,133千円(前期比3.4%増)となり、営業利益は35,871千円(前期は10,475千円の営業損失)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は3,830,525千円となり、前期と比べ392,756千円(11.4%)の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、1,203,395千円(前期は1,382,995千円の増加)となりました。これは主に前受金の増加が1,328,737千円、税金等調整前当期純利益が513,501千円、減価償却費が427,687千円、仕入債務の増加が427,313千円、未払金の増加が110,905千円となり、一方、たな卸資産の増加が1,164,912千円、預り金の減少が199,915千円、未収消費税等の増加が115,205千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、721,125千円(前期は438,525千円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の売却による収入が256,444千円、出資金の回収による収入が32,339千円となり、一方、コンテンツ資産等の無形固定資産の取得による支出が527,216千円、映像マスター等の有形固定資産の取得による支出が352,108千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、82,502千円(前期は67,813千円の減少)となりました。これは主に長期借入金による収入が100,000千円となり、一方、短期借入金の減少が100,000千円、長期借入の返済による支出が45,550円、配当金の支払額が22,135千円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02480] S100B933)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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