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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100H6DB (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社ファーマフーズ 研究開発活動 (2019年7月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループでは、研究開発を事業展開上の最優先課題として捉えており、総役職員146人中、18名の博士を含めた研究開発スタッフ38名で実施しております(2019年7月31日現在)。当連結会計年度の研究開発費は、研究開発スタッフの人件費を含めて、317,162千円となっており、この中には各セグメントに配分できない基礎研究費用10,078千円が含まれております。
組織としては、事業、開発アイテム及びその開発段階によって、担当部毎に研究テーマの分類を行っており、組織的・系統的な研究開発ができる態勢を実践しております。さらに、会社設立当初より、当社グループ内だけでなく国内・海外の研究開発ネットワークを活用した外部協力者との共同研究を進めております。

(1)特許出願等
特許は研究成果を事業化する上で重要な位置を占めること、更には市場独占を果たす上で極めて重要であり、戦略的に優位性を持った特許出願を行っております。

(2)研究補助金
当社グループでは、各省庁や京都府、政府機関系の各種公益団体などより、多数の研究補助金(助成金、委託事業を含む)を受けております。研究補助金により研究開発に対する投資額の一部を補うことは、投資リスクの低減とともに、主催機関・大学その他組織等の第三者判断を経ることで、研究テーマの市場性・社会性を判断する基準としても重要であります。

(3)研究開発事業
各セグメント別の研究開発活動の状況および研究開発費の金額は、次のとおりであります。
① 機能性素材事業
機能性素材事業セグメントにおいては、研究開発担当部署を開発部とし、開発部長以下24名の研究開発スタッフで、「医薬」と「食」の融合からなる「機能性を有する食品」の創造を目指して、健康維持と生活の質の向上に役立つ機能性食品素材及び機能性化粧品素材の新規開発を行っております。
機能性素材として求められるものは、エビデンスを有した独自性のある素材であり、本事業の根幹は研究開発にあります。創業以来培ってきた当社独自の技術、発想により、他社が有しない独自の製品の開発や、エビデンスの取得などが可能となり、同業他社に対する優位性を有しております。また、顧客に対する商品開発の提案や機能性表示食品の届出支援など、サポート・アフターサービス体制を整えております。
当事業年度における主な研究開発の成果は次のとおりであります。
1)ファーマギャバ®
GABAは、非タンパク系のアミノ酸の一つで、脳内で抑制系の神経伝達物質として働くといわれており、その機能性としては「ストレス緩和」「疲労感の軽減」「血圧の改善」及び「睡眠の質の改善」が知られております。当事業年度においては、これに加え、「筋肉量増加効果」等のフィジカルへの効果を見出しており、ファーマギャバ®のエビデンス強化を行っております。

2)HGP®(エイチ・ジー・ピー)
HGP®は、卵黄由来のペプチド成分で、経口摂取による育毛・発毛促進作用を有しております。当事業年度においては、HGP®のメカニズム及びヒトへの効果を明らかにし、論文化しております。

3)HAS-Ⅱ®(ハス・ツー)
HAS-Ⅱ®は、鶏足の抽出物から得られたペプチド成分で、優れたヒアルロン酸産生促進作用を有しております。当事業年度においては、HAS-Ⅱ®の膝関節痛に対する効果のメカニズムを明らかにし、論文化しており、機能性表示食品への対応を図っております。

4)モリンガ
モリンガは、古来よりスーパーフードとして知られている植物で、脂質代謝の改善、抗老化作用を有しております。当事業年度においては、モリンガ葉に含まれる脂質代謝改善成分を明らかにし、日本農芸化学会で発表しております。
これら主な研究開発の他、当社独自の技術と発想により他社と差別化した独自の素材、製品を開発しております。
当セグメントにおける研究開発費は、173,833千円であります。


② 通信販売事業
通信販売事業セグメントにおいては、当社グループの開発部が開発した機能性素材を配合したサプリメント及び化粧品等を、外部委託で生産し販売しております。通信販売事業部の研究開発は、開発部が行っており、当社の機能性食品素材のエビデンス取得試験等を行っております。
当社グループが販売しております「タマゴサミン®」は、当社独自の成分であるヒアルロン酸産生成分「iHA®(アイハ)」を配合することで、他社との差別化に成功し、主力商品となっております。「タマゴサミン®」に代表されるように、当社グループの優位性は、確かな研究力を基礎とした商品開発力であり、研究により取得したエビデンスが非常に重要であると考えております。
このように確かなエビデンスを備えた、第2の主力商品の開発が必要不可欠であり、研究開発素材である「ファーマギャバ®」「HGP®」「モリンガ」等の独自成分を配合した新規商品の開発を行っております。
当セグメントにおける研究開発費は、880千円であります。

③ バイオメディカル事業
バイオメディカル事業セグメントにおいては、バイオ医薬品(抗体医薬、ペプチド医薬)の研究開発を行っております。担当部署はバイオメディカル部であり、部長以下14名のスタッフが研究開発に従事しております。
1)抗体医薬
2013年9月に吸収合併した株式会社広島バイオメディカルより、鳥類由来抗体創出の基盤技術及び創薬シーズの継承を行い、創薬事業への展開を進めております。抗体医薬開発の上流から下流までの網羅的な開発基盤の構築に成功し、これら網羅的な開発基盤技術を、ALAgene®(アラジン)technology(Avian Lead Antibody GENE technology)と命名しました。
本技術は、免疫動物としてニワトリを用いることで、従来の抗体作製方法では実現できなかった抗体を創出し、さらにヒト化抗体を作出することで臨床応用を可能とする技術です。
ALAgene®technologyを活用し、現在、主に二つのパイプライン(自己免疫疾患及び悪性腫瘍)について開発を進めております。

2)ペプチド医薬
当社グループは、卵黄由来の骨代謝改善ペプチドの単離・同定に成功し、この生理活性物質をリプロタイト®と称し、骨疾患を標的とした医薬品候補物質として創薬研究に行っております。
骨疾患の代表的な疾患である骨粗鬆症は、骨密度の低下や骨組織の構造異常を特徴とし、骨の脆弱化から骨折リスクの増大をまねく疾患です。既存の治療薬の多くは骨密度の低下を抑制するものですが、根本的な骨折リスクの低減には代謝回転の正常化による強固な骨組織の再生が重要とされています。
リプロタイト®は、骨形成と骨吸収の両面から骨代謝改善に働きかける希少な薬理作用を示すことが期待されており、そのような医療ニーズに応える次世代のペプチド医薬品として実用化を目指します。
当セグメントにおける研究開発費は、132,370千円であります。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02484] S100H6DB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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