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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002MIT

有価証券報告書抜粋 アスクル株式会社 業績等の概要 (2014年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度(2013年5月21日~2014年5月20日)におけるわが国経済は、円安に伴う原材料・燃料コストの上昇、消費税増税前の駆け込み需要の反動など懸念材料はあるものの、政府による経済政策等により、輸出を中心に企業業績の改善、個人消費の持ち直し、雇用情勢の改善等の景気回復の兆しが見えてまいりました。
このような状況のなか当連結会計年度は、前連結会計年度から引き続き順調に業績を伸ばしているBtoB事業に加えて、BtoC事業の「LOHACO(ロハコ)」が新たなステージに突入したことにより、連結売上高が2桁成長し、第二世代のeコマース(注1)No.1に向けた歩みが加速してまいりました。
一方、利益については、前連結会計年度比で大幅な減益となりましたが、これは主に急速な成長ステージを迎えた「LOHACO」を早期に第2の経営の柱とすべく、認知度向上のために積極的に広告宣伝費を投入したことに加えて、従来から当社の競争力の源泉である物流センターを、BtoB事業において最適化された仕組みからBtoC事業にも柔軟に対応する第二世代のeコマースの事業基盤に再構築するため、先行投資的な費用を集中投下したことによります。なお、「LOHACO」の売上の急拡大により、東西の基幹センターである「ASKUL Logi PARK 首都圏」、「大阪DMC」にて一時的に低下していた物流生産性は直近では大きく改善し、当社の物流力に一層磨きがかかってきております。
売上高につきましては、順調に拡大しており、事業別では以下のとおりです。
BtoB事業につきましては、販売チャネル別には、前連結会計年度から引き続き当社エージェントの着実な営業活動による中堅・大企業向け購買システムのソロエルアリーナのご利用企業数が伸長したことに加え、商品セグメント別には、戦略分野と位置付けております工場・建設現場向け商材等を取り扱うMRO事業と医療・介護向け商材等を取り扱うメディカル事業で、PB商品を含めた取り扱い商材を拡充し積極的な営業活動を展開したことにより、作業現場や医療現場等でのご利用が増加し、2桁伸長するなど、売上高が順調に拡大しております。一方、従来からご支持をいただいております文具、生活用品も堅調に推移しております。
BtoC事業の「LOHACO」につきましては、集客、品揃えの拡充、サイトのリニューアル等売場の改善を進めてまいりました。
集客は、圧倒的な集客力を持つYahoo! JAPANのトップページへの積極的な広告掲載や「LOHACOジェット」(注2)を期間限定で運航するなど話題性のあるキャンペーンを実施いたしました。
品揃えについては、2013年7月に稼働を開始した「ASKUL Logi PARK 首都圏」を基幹センターとして従来の物流網も含めて品揃えを圧倒的に拡充するとともに、2013年12月には念願の医薬品専門店「ロハコドラッグ」をオープンいたしました。
この結果、サービス開始以来ご利用いただいたお客様数の累計が100万人を突破するとともに、着実にロイヤリティの高いお客様のリピート購入も拡大しており、当連結会計年度の売上高は、121億11百万円となり、当連結会計年度に目標としていた100億円を達成することが出来ました。
また、2014年2月には、ビッグデータの活用による新たなEC(Electronic Commerce)マーケティング手法の開発およびサプライヤーとの新商品開発の共同研究を目的に「LOHACO ECマーケティングラボ」を設置し、共同研究に意欲的な12社のサプライヤーと第一期の活動を開始しました。これにより、サプライヤーとの関係が一層強化されるとともに、活動の成果として開発された付加価値の高い新商品やサービスを、今後「LOHACO」にて提供していく予定です。
以上の結果、BtoB事業において前連結会計年度比で167億89百万円の増収、前連結会計年度下期より開始した「LOHACO」で100億7百万円の増収となり、全体として当連結会計年度の売上高は2,534億8百万円(前連結会計年度比11.8%増)となりました。差引売上総利益は、「LOHACO」の売上拡大を目的に主力商品の価格戦略を実施したことで、売上総利益率が前連結会計年度比で0.3ポイント低下したものの、生活用品や粗利益率の高いMRO商材等の増収により、557億1百万円(前連結会計年度比10.1%増)となりました。
販売費及び一般管理費は514億25百万円(前連結会計年度比17.6%増)となり、売上高販管費比率は、前連結会計年度比で1.0ポイント上昇いたしました。これは、主に「LOHACO」の立ち上げにより発生したものであり、人件費の増加18億80百万円、広告宣伝費・販売促進費の積極投下に伴う増加8億11百万円、「ASKUL Logi PARK 首都圏」の取得・稼動により、減価償却費や保守費用の増加13億77百万円、不動産取得税等の租税公課や物流センター内で使用する消耗品の購入等の一過性の費用の増加4億30百万円になります。また、「LOHACO」を含めた売上高の増加等により、変動費である配送運賃が23億19百万円増加いたしました。
これらの要因によって、当連結会計年度の営業利益は42億76百万円(前連結会計年度比37.8%減)、経常利益は44億49百万円(前連結会計年度比38.6%減)、当期純利益は21億65百万円(前連結会計年度比62.8%減)となりました。
(注1)食品・飲料・ティッシュペーパー類等、家庭で頻繁に利用される日用品をeコマース(インターネット等を介して行われる電子商取引ビジネス)にて購入されること。
(注2)バニラ・エア株式会社との共同企画により、バニラ・エア株式会社所有のジェット機に「LOHACO」デザインの特別塗装を施した機体。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は353億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ107億53百万円減少いたしました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、115億34百万円となりました。これは税金等調整前当期純利益が40億8百万円、固定資産の減価償却費およびソフトウエア償却費39億69百万円、仕入債務の増加32億37百万円、ファクタリング未払金の増加21億65百万円等の増加要因に対し、売上債権の増加19億15百万円、たな卸資産の増加12億35百万円等の減少要因があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、207億85百万円となりました。主な要因は有形固定資産の取得による支出184億77百万円、ソフトウエアの取得による支出18億10百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、14億53百万円となりました。主な要因は、株式の発行による収入11億99百万円、自己株式の処分による収入1億75百万円の増加要因に対し、借入金の返済(純額)8億19百万円、リース債務の返済4億円、配当金の支払16億26百万円の減少要因があったことによります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03363] S1002MIT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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