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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10023HT

有価証券報告書抜粋 トランコム株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日本銀行の金融緩和策など、いわゆる「アベノミクス」に加え、東日本大震災の本格的な復興需要や東京オリンピック招致に伴う公共投資の増加などを背景に、今後の本格的な景気回復を先取りした賃上げなども進み、景気は緩やかな回復傾向となりました。

物流業界におきましては、景気回復に加え、消費税増税前の国内の総貨物輸送量の増加も相まって、構造的なドライバーの高齢化に拍車をかけた車両不足が発生し、加えて円安による燃料単価の高騰など、厳しい運営環境となりました。

当社グループは、2012年4月にスタートした中期経営計画“FF2015”の初年度から、主要事業の徹底強化と、グループ事業全体の連携を推進することにより、トランコムらしいOne Stop 3PLの実現にALL TRANCOMで取り組んでおります。

このような情勢のもと、当連結会計年度につきましては、ロジスティクスマネジメント事業の運営力・改善力を活かした大型案件の獲得、物流情報サービス事業の営業対応力の強化と専属車両の確保など、「強み」の集中や、それを活かした新たなサービスの創造に取り組みました。インダストリアルサポート事業では、組織体制の見直しを行い、2013年2月に全株式を取得し、グループ化した㈱スマイルスタッフ及び海外拠点と一体となった体制を構築し、グループ事業の第3の柱とするべく、事業基盤の確立に取り組みました。情報システム開発においては、主要顧客の基幹システム開発にて、システム構築力・体制の弱さにより、大幅な改修が発生するなど、課題の残る1年でもありました。

当連結会計年度の業績は、物流情報サービス事業において、空車情報の確保に苦戦はしたものの、各情報センターで営業スタッフが配車業務に集中できる体制で運営したことにより、成約件数が増加したこと、またインダストリアルサポート事業において、㈱スマイルスタッフが通期寄与し、売上高は、前期比12.8%増の995億15百万円となりました。

営業利益につきましては、ロジスティクスマネジメント事業において、2014年4月より稼動している大型案件の立ち上げ先行費用の計上などはありましたが、物流情報サービス事業において、貨物輸送量の増加により輸送ニーズが高まり運賃単価が上昇したこと、またインダストリアルサポート事業で収益管理を徹底したことにより、収益力の向上が図られ、営業利益は、前期比17.1%増の49億99百万円となりました。

経常利益につきましては、営業利益の増加により、前期比18.1%増の48億44百万円となりました。

当期純利益につきましては、中国大連市の合弁会社の株式を一部合弁パートナーへ売却したことなどに伴う損失の計上もありましたが、経常利益の増加により、前期比19.0%増の27億92百万円となりました。


当社グループでは、事業内容を3つのセグメント及びその他に区分しております。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① ロジスティクスマネジメント事業
前連結会計年度当連結会計年度対前期増減額対前期増減率
百万円百万円百万円%
売上高35,35236,2408882.5
セグメント利益(営業利益)2,5682,640722.8
来期につながる大型案件を2件受託し、安定稼動に向けた事前準備と、全拠点において日次収支管理による収益構造の改革に取り組みました。
売上高は、一部の拠点における業務縮小及び撤退等の減収要因がありましたが、既存拠点における貨物出荷量の増加と、前期及び当期に開設した拠点が業績に寄与し、増収となりました。
営業利益は、一部の拠点における運営効率の悪化と、大型案件の立ち上げ先行費用による減益要因がありましたが、売上高の増加に伴う利益の増加に加え、日次収支管理の徹底により、収益力の向上が図られ、増益となりました。

② 物流情報サービス事業
前連結会計年度当連結会計年度対前期増減額対前期増減率
百万円百万円百万円%
売上高48,04652,5824,5359.4
セグメント利益(営業利益)1,7492,11836821.1
想定以上の貨物情報増加による車両不足のなか、営業スタッフが配車業務に集中できる運営体制を構築したこと、パートナー輸送会社の専属車両を増加するなど成約件数の確保に取り組みました。
売上高は、空車情報の確保に苦戦したものの、各情報センターでの情報収集の効率化と、消費税増税前の駆け込み需要の影響などから、例年の閑散期に成約件数が増加したことにより、増収となりました。
営業利益は、貨物輸送量の増加により輸送ニーズが高まり運賃単価が上昇したことにより、増益となりました。

③ インダストリアルサポート事業
前連結会計年度当連結会計年度対前期増減額対前期増減率
百万円百万円百万円%
売上高1,7237,7996,076352.6
セグメント利益
又は損失(△)(営業利益)
△78233311-
グループ化した㈱スマイルスタッフ及び海外拠点と一体となった組織体制を構築し、事業基盤の確立に取り組みました。
売上高は、㈱スマイルスタッフの連結化により、大幅な増収となりました。
営業利益は、国内拠点において、日次収支管理を導入し、収益管理の徹底に取り組んだ結果、増益となりました。

④ その他
前連結会計年度当連結会計年度対前期増減額対前期増減率
百万円百万円百万円%
売上高3,9964,1061092.7
セグメント利益(営業利益)1202088873.3
当セグメントは、システム開発事業及び自動車整備事業等であります。

(注) 1.上記の数値は、セグメント間取引の消去はしておりません。
2.2013年2月22日の株式取得に伴い連結子会社となった㈱スマイルスタッフ(インダストリアルサポート事業)は、決算日を12月31日から3月31日に変更しております。この変更により、当連結会計年度は、2013年4月1日から2014年3月31日までの12ヶ月間の損益を連結しております。
なお、2013年1月1日から2013年3月31日までの3ヶ月分の損益については、利益剰余金の増減額として調整しております。
3.非連結子会社であった以下の3社(インダストリアルサポート事業)は、事業上の重要性が増したため当連結会計年度より連結しております。
特蘭科姆国際貨運代理(上海)有限公司
特蘭科姆人才服務(天津)有限公司
TRANCOM (HK) LIMITED
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5億99百万円増加し、30億7百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益47億98百万円、減価償却費10億74百万円、売上債権の減少額2億60百万円、仕入債務の増加額3億55百万円などの資金の増加と、法人税等の支払額21億14百万円などの資金の減少により、結果として、41億75百万円の収入(前年同期 39億91百万円の収入)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻による収入2億25百万円などの資金の増加と、有形固定資産の取得による支出5億38百万円及び無形固定資産の取得による支出6億24百万円などの資金の減少により、結果として、10億92百万円の支出(前年同期 24億52百万円の支出)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の減少額11億35百万円、長期借入金の返済による支出2億60百万円、配当金の支払額8億93百万円、リース債務の返済による支出2億37百万円などの資金の減少により、結果として、25億26百万円の支出(前年同期 18百万円の収入)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04208] S10023HT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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