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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006KS3

有価証券報告書抜粋 富士製薬工業株式会社 業績等の概要 (2015年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、好調な米国経済に加え金融緩和や経済政策などにより、輸出企業を中心に企業業績の回復が見られる一方、中国をはじめとする新興国の成長鈍化や政情不安、国内の消費停滞や不安定な為替の影響などにより、先行き不透明な状況になっております。
医療用医薬品業界におきましては、引き続きジェネリック医薬品への使用促進が進もうとしておりますが、国内新薬メーカーや外資製薬メーカー等によるジェネリック医薬品市場への参入が活発化するなど、企業間競争は益々厳しくなっております。
このような状況のもと、当社グループは、2015年9月期を初年度とする5ヶ年の中期経営計画において「Fuji Pharma ブランディング」をテーマとし、独自で付加価値の高い医薬品ビジネスをグローバルな観点から取り組み、医療に携わる人々や健康を願う人々からの信頼、共感、親しみを築き上げ、Fuji Pharma グループの経営理念「成長」と「貢献」の更なる実現を果たし、戦略領域における「ブランド×ジェネリック×CMO」の独自相乗発展モデルの構築を進めております。
営業面におきましては、重点領域である産婦人科領域において、新薬の月経困難症治療剤「ルナベル配合錠ULD」及び「ルナベル配合錠LD」の販売に注力するとともに、不妊症治療剤等の主力製品のシェア拡大を図っております。放射線科領域においては、前期にマリンクロットジャパン株式会社から製造販売承認を承継したX線造影剤の先発薬「オプチレイ注」の販売に注力しております。また、全国のDPC(入院医療包括評価)対象病院に向けては、「オイパロミン注」、「イオパーク注」、「フィルグラスチムBS注」などを中心に新規開拓・取引拡大のための営業活動を積極的に展開しております。
また、2015年10月からゲルベ・ジャパン株式会社が製造販売承認を保有する「マグネスコープ静注」、「リピオドール注」、「ヘキサブリックス注」の販売が、当社に移管されました。当社は従来から販売しているジェネリック造影剤及び新薬であるX線造影剤「オプチレイ注」に加え、今回、欧州でもっとも使用されているMRI造影剤である「マグネスコープ静注」、肝がん治療の肝動脈化学塞栓療法や不妊症治療時の子宮卵管造影などに用いられる「リピオドール注」、X線造影剤「ヘキサブリックス注」が加わることで、放射線領域、インターベンション治療領域・オンコロジー領域及び不妊症領域における新薬を拡充することができ、画像診断・治療においてより多くの患者様に貢献できるものと期待しております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、主力製品を中心に比較的順調に推移し、31,680百万円(前年同期比8.4%増)となりました。利益面につきましては、原材料の調達価格の上昇や減価償却費の増加による売上原価の上昇、販売体制の強化等による販売費及び一般管理費の増加等がありましたが、営業利益は3,251百万円(同2.5%増)と増収増益を確保致しました。経常利益は子会社への貸付金の為替の評価損が発生したことなどにより3,099百万円(同3.1%減)となりましたが、当期純利益は2,092百万円(同0.6%増)と過去最高益となりました。
なお、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末に比べ3,015百万円減少し、5,664百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益3,105百万円に、減価償却費1,768百万円などを加える一方、たな卸資産の増加額2,250百万円、法人税等の支払額1,010百万円、売上債権の増加額722百万円、仕入債務の減少額537百万円があったこと等により、営業活動による収入は589百万円(前年同期比2,167百万円収入減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出1,512百万円があった一方、富山工場の機械設備等におけるセールアンドリースバックに伴う有形固定資産の売却による収入2,508百万円があったこと等により、投資活動による収入は999百万円(前年同期は1,975百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
自己株式の取得による支出が1,504百万円、短期借入金の減少が1,189百万円、長期借入金の返済による支出921百万円、配当金の支払額675百万円があったこと等により、財務活動による支出は4,635百万円(前年同期は1,293百万円の収入)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00975] S1006KS3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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