シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R2EJ (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 三機工業株式会社 研究開発活動 (2023年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社で実施している研究開発は、建築設備(空調・換気・給排水衛生・電気・情報)分野の居住環境・生産環境・情報通信システム並びにプラント設備分野の環境保全に関する上下水処理・ごみ処理と産業設備分野に関する搬送システム・機器などの事業領域を基盤とし、快適環境の創造やサステナビリティ、脱炭素を中心とした新技術の研究開発、保有技術の改良、DXによる業務の効率化に関する研究開発を推進しております。
また、子会社においては、特記すべき重要な研究開発活動は行われておりません。
当連結会計年度における研究開発費は1,503百万円であります。なお、研究開発費は主に研究開発部門に係る費用であり、当部門は複数のセグメントにわたって活動しております。このため、セグメント別の研究開発費を明確に区分することが困難であるため、研究開発費は総額で記載しております。
主な研究開発成果は以下のとおりであります。

(建築設備事業)
ペリメータAI空調システムの開発
事務所ビルの空調において、室内レイアウトの関係から、温度センサが天井面に設置されることがあります。この場合、外壁面近傍エリア(ペリメータ)では、冬期に生ずるコールドドラフト(窓面で冷やされた下降気流)などの影響を受け、居住域と天井面との上下温度差が生じてしまい、その結果、外壁側居住域の温度制御をすることが難しくなります。また、その上下温度差は、外気温度、日射量、空調風量、空調温度などの条件により変動するため、一律に設定することはできません。このようなペリメータ環境に対して、AIを用いた仮想的な温度計測で居住域温度を予測します。このAI予測モデルは、ニューラルネットワークを採用しており、外気温度、日射量、天井温度、空調風量、空調温度を入力として、ペリメータの居住域温度を予測し、オフィス全体の快適環境を提供します。

(機械システム事業)
搬送型ロボット「メリス・ビアンカ®」を利用した自動仕分けシステムの開発
物流業界は、eコマースの拡大や労働人口の減少に対応するため、自動化・省力化ニーズが急速に高まっています。従来の固定式物流機械設備では、計画の立案から実稼働までのリードタイムが非常に長く、タイムリーな設備導入が困難という課題がありました。このため、導入が容易で拡張や移設が容易な設備として搬送型ロボット「メリス・ビアンカ®」と自動仕分けシステムを開発しました。
今回開発した搬送型ロボットにはベルトコンベヤを装着し最大60㎏の搬送物を高速搬送可能な高性能駆動システムを搭載しました。またファブリックボディーを採用することにより、メンテナンスの容易性と美しいフォルムを実現しています。
自動仕分けシステムでは、この搬送型ロボットを複数台配置し全ロボットの位置と動きを常に監視し、最適ルートの指示を常時配信する上位システムを開発し、1時間当たりの最大仕分能力5,000個を可能としています。(搬送型ロボット100台 投入ステーション6箇所の場合)。

(環境システム事業)
AIごみクレーンシステムの開発
ごみ焼却施設では、労働者不足や運転管理のコスト削減に対応するため、自動化・省力化ニーズが高まっています。ごみ焼却施設の運営管理業務は、主にごみのクレーン操作、焼却設備運転、巡回点検などがあり、なかでもごみのクレーン操作は、作業員の豊富な経験が求められます。
この度開発したAIごみクレーンシステムは、ステレオカメラによりごみが貯留されたピット内の画像を区画化し、ごみの種類と高さを画像識別と状況判断のAIによりリアルタイムに認識。ごみの投入要求やピット内の情報等を与え、クレーンをどのように操作するか判断・指示します。現在、同システムは、グループ会社である三機化工建設株式会社が運営管理業務をおこなっているクリーンヒル天山(佐賀県多久市)において稼働しています。

(不動産事業)
研究開発活動は特段行われておりません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00107] S100R2EJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。