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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BYQ

有価証券報告書抜粋 株式会社デジタルハーツホールディングス 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

当社は、2013年10月1日に単独株式移転の方法により株式会社デジタルハーツの完全親会社として設立されました。そのため、当社の第1期事業年度は2013年10月1日から2014年3月31日までとなりますが、連結子会社となった株式会社デジタルハーツの連結財務諸表を引き継いで作成しているため、当連結会計年度は2013年4月1日から2014年3月31日までとなります。また、単独株式移転の方法による株式移転のため、連結の範囲に実質的な変更はありませんので、前連結会計年度と比較を行っている項目については株式会社デジタルハーツの2013年3月期の連結業績との比較を行い、前連結会計年度末との比較を行っている項目については同社の2013年3月期連結会計年度末との比較を行っております。

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、金融緩和等の各種経済政策を背景に、企業収益並びに雇用・所得環境の改善が見られるなど、景気は回復基調で推移したものの、新興国及び欧州等に起因する世界経済の下振れリスクの存在により、先行き不透明な状況が依然として続いております。
当社グループを取り巻くデジタル関連市場においては、スマートフォンやタブレット端末の普及によるデバイスの複雑化並びにインターネット環境の飛躍的な進展により、コンテンツ及びサービス等の変化に伴うビジネスモデルの多様化が急速に進んでおり、この流れを受け、当社グループの収益機会も増加するものと見込んでおります。
特に、デバッグ事業と関連するソフトウェア・コンテンツ市場においては、高品質な製品開発に対する社会的ニーズがますます多様化かつ高度化する傾向にあり、不具合を検出するデバッグ工程のアウトソーシング需要が拡大しております。
このため、当社グループでは、成長が見込まれるデバッグ事業において、国内外で増加傾向にあるデバッグ需要のさらなる取り込み及び付加価値の高いサービス提供に注力し、製品の品質向上を支えるパートナーとして顧客企業からの高い信頼を獲得して参りました。
また、メディア事業及びその他の事業においても、プロモーションや開発等のサービス提供を通じ、その実績を着実に積んで参りました。
さらに、事業の垣根を越えたグループ連携による多角的な業容拡大を実現するため、システム開発事業を展開している株式会社ネットワーク二一を子会社化するなど、グループ事業の拡充を推進して参りました。
以上の結果、デバッグ事業の伸長がグループ全体の業績に大きく貢献し牽引するとともに、メディア事業及びその他の事業も堅調に推移し、当連結会計年度の売上高は10,137,958千円(前期比47.2%増)、営業利益は1,780,834千円(前期比79.1%増)、経常利益は1,788,544千円(前期比79.5%増)、当期純利益は1,087,820千円(前期比87.7%増)となりました。


■連結業績
前期
2013年3月期
当期
2014年3月期
増減率
売上高6,885,950千円10,137,958千円47.2%
営業利益994,184千円1,780,834千円79.1%
経常利益996,503千円1,788,544千円79.5%
当期純利益579,513千円1,087,820千円87.7%


セグメント別の状況は、以下のとおりであります。
なお、各セグメントの売上高については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しており、セグメント利益は営業利益ベースとなっております。

① デバッグ事業 売上高 8,798,089千円、セグメント利益 2,631,232千円
当セグメントにおいては、顧客企業が求める、不具合のない高品質な製品の開発に貢献すべく、製品の品質保持及び品質向上に必要不可欠な最終チェックであるデバッグ工程のアウトソーシングサービスを提供しております。

(ⅰ) デバッグ事業:コンシューマゲームリレーション 売上高 3,392,791千円
主に、コンシューマゲームソフト向けのデバッグサービスを提供している当該リレーションの関連市場であるコンシューマゲーム市場では、販売が堅調である「ニンテンドー3DS™」及び「PlayStation® Vita」に加え「PlayStation®4」の新型ハードの登場により、複数のハードに向けたタイトルの開発が増加しております。
このため、当社グループの顧客企業においては、開発に係る工数が増加及び集中する傾向にあり、デバッグ工程のアウトソーシングが拡大しております。
当社グループでは、それらのデバッグニーズを取り込むため、既存顧客との関係強化に注力し、開発の初期段階から品質管理工程に関する総合的なサービス提供に努めたことにより、大型案件を受注して参りました。
その結果、当連結会計年度のデバッグ事業のうちコンシューマゲームリレーションの売上高は3,392,791千円(前期比26.4%増)となりました。

(ⅱ) デバッグ事業:デジタルソリューションリレーション 売上高 3,016,820千円
主に、モバイルコンテンツ向けのデバッグサービスを提供している当該リレーションの関連市場であるモバイルコンテンツ市場では、多種多様なスマートフォンアプリの充実化が進んでおり、特に成長著しいソーシャルゲーム市場においては、ゲーム性を追求した表現の自由度が高いダウンロード型であるネイティブアプリ開発への移行により、開発規模の増大が進むとともに、タイトル数も増加しております。
このため、当社グループでは、ソーシャルゲーム案件において、従来のブラウザ上で動作するゲーム案件に加え、新たにデバッグニーズが発生したネイティブゲーム案件の受注獲得にも注力して参りました。
また、顧客ニーズに対応したサービス提供に努めたことで継続的な案件を受注し、既存顧客企業との取引規模の拡大を実現したほか、新たに取引を開始した顧客企業からも安定的に案件を受注することができました。
さらに、システム検証案件における受注体制の強化や、サイバーセキュリティサービス等の新サービスの開発を通じ、事業領域の拡大に努めて参りました。
その結果、当連結会計年度のデバッグ事業のうちデジタルソリューションリレーションの売上高は3,016,820千円(前期比55.1%増)となりました。

(ⅲ) デバッグ事業:アミューズメントリレーション 売上高 2,388,477千円
主に、パチンコ及びパチスロ向けのデバッグサービスを提供している当該リレーションの関連市場である日本国内の遊技機業界では、ユーザーの拡大につながるゲーム性が豊かな遊技機の開発が進んでおります。
このため、当社グループの顧客企業においては、内部設計の複雑化及び映像面での演出ボリュームの増大により、デバッグに要する作業工数も増加しております。
当社グループでは、増加するデバッグ工数に対応した効率的なデバッグ体制の提案や、デバッグに関連する周辺分野のサービス拡充を推進するなど、付加価値の高いサービス提供に注力し、顧客企業のアウトソーシング需要に対応して参りました。
また、主要顧客からの受注の確保に努めるとともに、パチスロ案件を中心とした新規案件の受注獲得にも注力し、積極的な営業活動に努めて参りました。
その結果、当連結会計年度のデバッグ事業のうちアミューズメントリレーションの売上高は2,388,477千円(前期比36.3%増)となりました。

以上の結果、当連結会計年度のデバッグ事業の売上高は8,798,089千円(前期比37.9%増)、セグメント利益は2,631,232千円(前期比51.1%増)となりました。

② メディア事業 売上高 483,581千円、セグメント利益 35,427千円
当セグメントにおいては、日本最大級の総合ゲーム情報サイト「4Gamer.net」の運営を通じ、サイト上でゲームメーカーをはじめとする顧客企業に広告サービスの提供を行い、プロモーション活動を支援しております。
当サイトでは、独自取材による付加価値の高い情報をスピーディに配信することで、メディアとしての信頼性の維持及び確保に努めブランド価値の向上に取り組んで参りました。
その具体的な取り組みとして、スマートフォン向けサイトのリニューアルやユーザー参加型の企画の実施など、ユーザーとの接点の強化に取り組むとともに、積極的な取材活動を通じ、ユーザーが求める情報配信に努めて参りました。
また、これまで培ってきたユーザーへの発信力及び影響力を活かし、顧客企業からの長期契約案件の獲得に注力し、安定した収益の拡大に努めて参りました。
その結果、当連結会計年度のメディア事業の売上高は483,581千円、セグメント利益は35,427千円となりました。

③ その他 売上高 880,653千円、セグメント損失 △45,691千円
当社グループでは、多様な収益源を確保することにより安定的な事業の成長を図るべく、新しいマーケットへの参入や事業ノウハウを活用した新規事業の開発に積極的に取り組んでおります。
その他の事業では、ゲーム開発のサポートを行う「開発アウトソーシング事業」、映像加工技術全般に関するサービスを提供している「映像制作事業」、不具合情報のポータルサイトを運営する「Fuguai.com事業」、クリエイターの育成支援を行う「デジタルハーツ・クリエイターズ・ネットワーク事業」等の業務を行っております。
また、グループ事業の拡充とともに、既存事業との高いシナジー効果が期待できるため、システム開発事業を行う株式会社ネットワーク二一を2013年12月より子会社化したことに伴い、当連結会計年度より新たに「システム開発事業」等を開始しております。
当連結会計年度においては、その他の事業の売上高は880,653千円、セグメント損失は△45,691千円となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、3,693,276千円となり、前連結会計年度末における資金2,184,673千円に対し、1,508,603千円の増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,561,612千円(前連結会計年度は330,662千円の収入)となりました。
これは、主として税金等調整前当期純利益1,792,487千円、減価償却費142,671千円及びのれん償却額80,749千円の資金増加項目が、法人税等の支払額497,905千円及び売上債権の増加額91,531千円等の資金減少項目を上回ったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は368,082千円(前連結会計年度は649,537千円の支出)となりました。
これは、主として関係会社株式取得に伴う前渡金による支出150,000千円、有形固定資産の取得による支出142,302千円並びに敷金及び保証金の差入による支出115,157千円等の資金減少項目が、投資有価証券の売却による収入61,221千円等の資金増加項目を上回ったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は308,077千円(前連結会計年度は893,633千円の収入)となりました。
これは、主として短期借入れによる収入1,600,000千円等の資金増加項目が、短期借入金の返済による支出1,000,000千円及び長期借入金の返済による支出149,895千円並びに配当金の支払額139,745千円等の資金減少項目を上回ったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27655] S1002BYQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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