株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2018年2月期)

当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、重要な会計方針等に基づき、資産・負債の評価および収益・費用の認識に影響を与える見積りおよび判断をおこなっております。これらの見積りおよび判断に関しましては、過去の実績および状況等から最も合理的であると判断される前提に基づき、継続して評価をおこなっておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は見積りと異なる可能性があります。
なお、当社グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

(2)経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度と比較して3,793,905千円増加の20,035,815千円となりました。これは主として、製造事業において、一昨年グループに加わった3社が通年で寄与したことおよび楽陽食品㈱で販売強化をおこなっておりますチルド餃子の売上が伸びたこと等によるものであります。

② 売上原価、売上総利益
当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度と比較して3,029,642千円増加の15,739,920千円となりました。これは主として、売上高増加によるものです。
以上の結果により、当連結会計年度の売上総利益は、4,295,895千円となりました。

③ 販売費及び一般管理費、営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して763,136千円増加の3,801,443千円となりました。これは主として、売上の増加等により、運搬費等の販売費が増加したことによるものです。
以上の結果により、当連結会計年度の営業利益は、494,451千円となりました。

④ 営業外収益、営業外費用、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は、主として受取賃貸料等の計上により75,459千円となりました。また、営業外費用は、支払利息等の計上により、15,194千円となりました。
以上の結果により、当連結会計年度の経常利益は、554,716千円となりました。

⑤ 特別利益、特別損失、税金等調整前当期純利益
当連結会計年度の特別利益は、固定資産売却益等の計上により、27,818千円となりました。また、特別損失は、固定資産除却損等の計上により、6,280千円となりました。
以上の結果により、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、576,254千円となりました。

⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の法人税等合計は、156,806千円を計上しました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して65,714千円増加して419,447千円となりました。

(3)財政状態の分析
① 資産
当社グループの当連結会計年度末における総資産は10,728,222千円となり、前連結会計年度末と比較して2,138,169千円増加しました。
流動資産は、6,903,077千円となり、前連結会計年度末と比較して703,782千円増加しました。これは主として、たな卸資産が499,481千円、売上債権が356,124千円増加したことによるものであります。
固定資産は、3,825,145千円となり、前連結会計年度末と比較して1,434,387千円増加しました。これは主として、のれんが920,403千円、有形固定資産が414,028千円増加したことによるものです。

② 負債
負債は、6,615,473千円となり、前連結会計年度末と比較して1,671,694千円増加しました。このうち、流動負債は4,850,267千円となり、前連結会計年度末と比較して1,699,291千円増加しました。これは主として、借入金等が1,440,469千円、買掛金が240,830千円増加したことによるものです。固定負債は1,765,205千円となり、前連結会計年度末と比較して27,597千円減少しました。これは主として、借入金等が53,196千円減少したことによるものであります。

③ 純資産
純資産は、4,112,749千円となり、前連結会計年度末と比較して466,475千円増加しました。これは主として、当期純利益を419,447千円計上したこと、為替換算調整勘定が24,074千円、資本金が11,160千円、資本剰余金が11,160千円増加したことよるものであります。

(4)キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1.業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。