有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008PXX
ショーボンドホールディングス株式会社 研究開発活動 (2016年6月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは,多様化する社会及び客先からのニーズに迅速に対応し、市場に密着した研究開発を行っています。当連結会計年度の研究活動費として335百万円を投入しました。
なお、当企業集団における研究開発活動は、おもに「国内建設」に係るものであり、セグメントに区分して記載していません。
1. 透明な支承封止材料の開発
道路橋は,支承と呼ばれる支持材により支えられており、温度伸縮による橋梁の動きにもこの支承が追従します。非常に重要な部材ですが、水の影響により腐食等の損傷が発生している事例が見られます。そこで、支承そのものを柔軟性の高い樹脂で覆い包んで水の影響を防ぐ工法を考案しました。非常に耐候性に優れたシリコーン樹脂を使用しており、また透明なので定期点検時の観察が容易になります。
2. 樹脂工事の省力化施工方法の検討
近い将来の技能労働者の減少を念頭に、樹脂工事の省力化施工の検討を行っています。維持管理分野において接着剤は不可欠の材料です。この接着剤は主剤と硬化材を現場で混ぜ合わせて使用しますが、この作業には熟練度を要します。そこで、誰が施工しても適切な品質管理ができるように、カートリッジ化したものを自動撹拌するシステムを考案し、実験室において一定の評価を得ました。今後、実際の現場で施工を行いながら、更に改良を行いたいと考えています。
3. 鋼橋塗替え塗装時に使用する塩分吸着剤の開発
重要な社会資産である鋼橋を長く使うために、塗装の塗替えが頻繁に行われています。塗替え塗装時は鋼材面に残留する塩化物を除去する必要がありますが、鋼材面が腐食して凹凸になっていると塩化物が残留して再劣化を起こすことがあります。そこで、残留する塩化物を吸着して除去してしまう材料を開発しました。今後の需要が見込まれる工法であると考えています。
4. 高耐候性めっき鋼板用接着剤の開発
構造物を補強する場合、維持管理コストを抑えるために高耐候性めっき鋼板を補強材として使用することがありますが、この補強材と良好に接着する接着剤がありませんでした。そこで、高耐候性めっき鋼板専用の接着剤を新たに開発することにしました。本製品を使用することで、維持管理に適用できる工法の選択肢を広げることができました。
5. 緩衝チェーン(落橋防止工法)の防食対策
耐震工事に使用される緩衝チェーンは当社の主力商品のひとつです。多くの施工実績を持っていますが、一部において製品取付け部の腐食に対する懸念がありました。そこで、製品の価値を高めるために防食性を強化し、改良品の耐震性および防食性に関する評価試験を実施しました。
なお、研究開発活動は主に連結子会社のショーボンド建設株式会社で行われており、その他の子会社では研究開発活動は特段行っていません。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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