有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YAL
ブラザー工業株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、研究開発活動においても「顧客満足」を基本に据え、「私たちがお客様に『満足』を提供するにはどうしたらいいのか?」を常に意識して取り組んでおります。まずお客様にとっての満足が何であるのかを知るために、お客様が当社に対して期待する声(価値)を集め、それを最大限に活かすために私たちが何をすべきかを選択しております。
お客様が求める満足をカタチにするために、お客様の期待を商品として具体化させ、最先端の技術を持った開発スタッフによって当社グループでしかできない商品コンセプトを作りこんでいきます。
試験研究に従事する者は、グループ全体で2,504人であります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、46,017百万円であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の主な研究開発内容や研究開発成果及び研究開発費は、次の通りであります。
(1)プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
レーザーやインクジェットなどのプリンティング技術を追求し、ワークスタイルの革新を提案します。代表的な製品としては、コンパクト性を追求したプリンターのほか、1台にプリンター・ファクス・コピー・スキャナーなどの機能を搭載した複合機、また、使いやすさにこだわったラベルライターがあります。これらの情報通信機器で、SOHO(Small Office・Home Office)やSMB(Small and Medium Business)などで幅広いニーズにお応えします。
また、海外生産が加速する流れの中で、モノ創り企業としての足腰を固めるため、製造をサポートするための生産技術開発を行い、モノ造りの早い段階での性能・品質の作りこみを目的としたプロセス改革、及び超精密加工技術なども推進しています。
当連結会計年度の主な成果としては、インクジェットプリンターにおいては、本体サイズ約15%の小型化を実現したファクス・電話機付きインクジェットプリンター「プリビオ MFC-J830DN」の発売をあげることができます。
電子文具においては、新たなカテゴリーの製品としてオリジナルのテープやリボンを一本から作成できる業務用のオリジナルデザインテープ作成機「テープクリエーター」、大量印刷に対応したリチウムイオン充電池標準搭載で一度の充電による印刷可能枚数が約600枚まで向上した超小型感熱モバイルプリンター「ポケットジェット PJ-773」の発売をあげることができます。
スキャナーにおいては、解像度300dpiで約50枚/分の高速読取を実現した、ドキュメントスキャナー「ジャスティオ ADS-3600W」の発売をあげることができます。
ヘッドマウントディスプレーにおいては、画像の見やすさと自然な装着感などさまざまな改良を施した「エアスカウター」の業務モデルの発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、35,741百万円であります。
(2)パーソナル・アンド・ホーム事業
家庭用ミシンを中心としたソーイング関連の製品とサービスで、手づくりの楽しさを提案します。また高級刺しゅうミシンにおいては、ITを活用したサービスを通じて手づくりの新しい可能性を広げます。加えて世界で初めてスキャナー機能を搭載したカッティングマシンは、クラフト市場において新たな価値を創造しています。
当連結会計年度の主な成果としては、業務用刺しゅう用ミシンにおいては、名前の刺しゅうに特化し、初心者でも簡単に使える一針で小型の業務用刺しゅうミシン「VR100」の発売をあげることができます。
カッティングマシンにおいては、無線LANを搭載し、パソコンやタブレット端末との接続性を向上した「スキャンカット CM650W」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、1,884百万円であります。
(3)マシナリー・アンド・ソリューション事業
使いやすさ、高品質な縫製、省エネルギーを実現した工業用ミシン、スマートフォンなどのIT関連機器や自動車・オートバイの部品加工に最適な工作機械をお客様に提案し、密着したサポートをすることで、生産性向上と新たな価値創出をお手伝いしています。
当連結会計年度の主な成果としては、工業用ミシンにおいては、工業用ミシンの1本針本縫いミシンでは世界で初めて布送り機構を電子化*1し、生産性向上に貢献する電子送り本縫ダイレクトドライブ自動糸切りミシン「ネクシオ S-7300A」の発売をあげることができます。
工作機械においては、大型高速2面パレットチェンジャーを搭載したコンパクトマシニングセンタ 「スピーディオ R650X1」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、3,779百万円であります。
*1: 水平方向の布送り機構で、モーターが駆動源の1本針本縫いミシンにおいて世界初。
(4)ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
通信カラオケ事業において、業務用通信カラオケシステムを提供するとともに、通信カラオケで培ったコンテンツや配信技術を活用し、健康分野に向けたサービスや映像コンテンツの配信など、新たな顧客価値を追求しています。
当連結会計年度の主な成果としては、音にこだわり、サウンドは全て楽器演奏を再現したカラオケ新商品 曲数NO.1「JOYSOUND MAX」、ナイト市場向けモデル「JOYSOUND 響」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、1,125百万円であります。
(5)工業用部品事業
減速機・歯車分野において、よりユーザーニーズに合致した製品を開発することを目的としております。
当連結会計年度の主な成果としては、米国向けに高効率ギアモータ(IE3)とインバータギアモータの発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、373百万円であります。
(6)ドミノ事業
各種コーディング・マーキング機器の販売からアフターサービスまでの一貫した提供を通じて、お客様による品質管理やトレーサビリティーの向上などの需要にお応えします。
また、インクジェット方式のデジタル印刷機およびそのアフターサービスまでの一貫した提供を通じて、お客様によるラベルなどパッケージ印刷に対する多種少量化・短納期化などの需要にお応えします。
当連結会計年度の主な成果としては、操作性を向上し、消耗品効率を向上させた新ラベリングマシン「M230i」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、2,905百万円であります。
(7)その他事業
当事業に係る研究開発費は、207百万円であります。
お客様が求める満足をカタチにするために、お客様の期待を商品として具体化させ、最先端の技術を持った開発スタッフによって当社グループでしかできない商品コンセプトを作りこんでいきます。
試験研究に従事する者は、グループ全体で2,504人であります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、46,017百万円であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の主な研究開発内容や研究開発成果及び研究開発費は、次の通りであります。
(1)プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
レーザーやインクジェットなどのプリンティング技術を追求し、ワークスタイルの革新を提案します。代表的な製品としては、コンパクト性を追求したプリンターのほか、1台にプリンター・ファクス・コピー・スキャナーなどの機能を搭載した複合機、また、使いやすさにこだわったラベルライターがあります。これらの情報通信機器で、SOHO(Small Office・Home Office)やSMB(Small and Medium Business)などで幅広いニーズにお応えします。
また、海外生産が加速する流れの中で、モノ創り企業としての足腰を固めるため、製造をサポートするための生産技術開発を行い、モノ造りの早い段階での性能・品質の作りこみを目的としたプロセス改革、及び超精密加工技術なども推進しています。
当連結会計年度の主な成果としては、インクジェットプリンターにおいては、本体サイズ約15%の小型化を実現したファクス・電話機付きインクジェットプリンター「プリビオ MFC-J830DN」の発売をあげることができます。
電子文具においては、新たなカテゴリーの製品としてオリジナルのテープやリボンを一本から作成できる業務用のオリジナルデザインテープ作成機「テープクリエーター」、大量印刷に対応したリチウムイオン充電池標準搭載で一度の充電による印刷可能枚数が約600枚まで向上した超小型感熱モバイルプリンター「ポケットジェット PJ-773」の発売をあげることができます。
スキャナーにおいては、解像度300dpiで約50枚/分の高速読取を実現した、ドキュメントスキャナー「ジャスティオ ADS-3600W」の発売をあげることができます。
ヘッドマウントディスプレーにおいては、画像の見やすさと自然な装着感などさまざまな改良を施した「エアスカウター」の業務モデルの発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、35,741百万円であります。
(2)パーソナル・アンド・ホーム事業
家庭用ミシンを中心としたソーイング関連の製品とサービスで、手づくりの楽しさを提案します。また高級刺しゅうミシンにおいては、ITを活用したサービスを通じて手づくりの新しい可能性を広げます。加えて世界で初めてスキャナー機能を搭載したカッティングマシンは、クラフト市場において新たな価値を創造しています。
当連結会計年度の主な成果としては、業務用刺しゅう用ミシンにおいては、名前の刺しゅうに特化し、初心者でも簡単に使える一針で小型の業務用刺しゅうミシン「VR100」の発売をあげることができます。
カッティングマシンにおいては、無線LANを搭載し、パソコンやタブレット端末との接続性を向上した「スキャンカット CM650W」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、1,884百万円であります。
(3)マシナリー・アンド・ソリューション事業
使いやすさ、高品質な縫製、省エネルギーを実現した工業用ミシン、スマートフォンなどのIT関連機器や自動車・オートバイの部品加工に最適な工作機械をお客様に提案し、密着したサポートをすることで、生産性向上と新たな価値創出をお手伝いしています。
当連結会計年度の主な成果としては、工業用ミシンにおいては、工業用ミシンの1本針本縫いミシンでは世界で初めて布送り機構を電子化*1し、生産性向上に貢献する電子送り本縫ダイレクトドライブ自動糸切りミシン「ネクシオ S-7300A」の発売をあげることができます。
工作機械においては、大型高速2面パレットチェンジャーを搭載したコンパクトマシニングセンタ 「スピーディオ R650X1」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、3,779百万円であります。
*1: 水平方向の布送り機構で、モーターが駆動源の1本針本縫いミシンにおいて世界初。
(4)ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
通信カラオケ事業において、業務用通信カラオケシステムを提供するとともに、通信カラオケで培ったコンテンツや配信技術を活用し、健康分野に向けたサービスや映像コンテンツの配信など、新たな顧客価値を追求しています。
当連結会計年度の主な成果としては、音にこだわり、サウンドは全て楽器演奏を再現したカラオケ新商品 曲数NO.1「JOYSOUND MAX」、ナイト市場向けモデル「JOYSOUND 響」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、1,125百万円であります。
(5)工業用部品事業
減速機・歯車分野において、よりユーザーニーズに合致した製品を開発することを目的としております。
当連結会計年度の主な成果としては、米国向けに高効率ギアモータ(IE3)とインバータギアモータの発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、373百万円であります。
(6)ドミノ事業
各種コーディング・マーキング機器の販売からアフターサービスまでの一貫した提供を通じて、お客様による品質管理やトレーサビリティーの向上などの需要にお応えします。
また、インクジェット方式のデジタル印刷機およびそのアフターサービスまでの一貫した提供を通じて、お客様によるラベルなどパッケージ印刷に対する多種少量化・短納期化などの需要にお応えします。
当連結会計年度の主な成果としては、操作性を向上し、消耗品効率を向上させた新ラベリングマシン「M230i」の発売をあげることができます。
当事業に係る研究開発費は、2,905百万円であります。
(7)その他事業
当事業に係る研究開発費は、207百万円であります。
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