有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ANXU
宝ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは蓄積された発酵技術を基礎に、バイオテクノロジーの技術を応用し、主に宝酒造グループ、タカラバイオグループの各部門で幅広い研究活動を展開しております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は4,550百万円(セグメント間の取引消去後)であり、各セグメントにおける研究内容等は次のとおりであります。
(宝酒造グループ)
宝酒造グループにおいては、宝酒造㈱の蒸留技術部、醸造技術部および研究開発センターを中心に、機能や成分で差異化された付加価値の高い製品の開発を目的に、微生物の育種、原料・素材の解析、生産技術の研究開発を行っております。
焼酎では、樽材や原材料の特徴を研究し、新たな付加価値を持った宝焼酎「NIPPON」を開発いたしました。“桜樽”貯蔵熟成酒を3%使用し、原材料の一部に国産の桜葉を用いることで、桜餅のようなほのかな甘い香りが特長の酒質を実現しました。また本格焼酎では、希少な橙芋の特徴を活かす製造方法を開発し、果実のような香りの一刻者を発売いたしました。
ソフトアルコール関連では、伸長著しいドライ系チューハイ市場に対して、一つ上のプレミアム感を求めるお客様に向けて「タカラcanチューハイ」を、発売10周年を迎えた「タカラ焼酎ハイボール」ブランドからは、最も高い炭酸ガス圧を実現したタカラ「焼酎ハイボール」を発売いたしました。また、果汁系チューハイでは、昨年発売したタカラ果汁入り糖質ゼロチューハイ「ゼロ仕立て」の果汁感を更に強化して、リニューアル発売いたしました。
清酒では、松竹梅「天」シリーズの新製品として、コクがあってすっきり辛口の「天」を発売し、また、拡大する特定名称酒市場に、原料米を精米歩合45%まで磨き上げた贅沢な純米大吟醸、特撰松竹梅720mlをそれぞれ発売いたしました。
調味料では、拡大する料理清酒市場に対して、近年高まる健康志向ニーズに応えるタカラ「料理のための清酒」を、また加工業務用として、先味から後味まで持続的な甘味を有する「京寶濃口本みりん」を発売いたしました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は344百万円であります。
(タカラバイオグループ)
タカラバイオグループにおいては、研究用試薬をはじめ、遺伝子解析、遺伝子治療、細胞医療、機能性食品素材ならびにキノコなど、広範囲の分野における幅広い研究開発活動を、タカラバイオ㈱のCDMセンター、バイオメディカルセンター、米国のTakara Bio USA, Inc.、スウェーデンのTakara Bio Europe AB、中国の宝生物工程(大連)有限公司を中心に展開しております。
バイオ産業支援事業においては、日本国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬などの遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査などに関する研究開発やiPS細胞などの幹細胞および再生・細胞医療などの研究分野に向けた新製品の研究開発を行っております。
当連結会計年度においては、シングルセル(1細胞)に特化した遺伝子発現解析キット、再生医療に適した安全性の高いiPS細胞培養用培地、ヒトiPS細胞から作製した研究用心筋細胞・血管内皮細胞、腸内フローラ解析用キットを開発いたしました。
遺伝子医療事業においては、がんなどを対象にした遺伝子治療の臨床開発を進めております。
当連結会計年度においては、腫瘍溶解性ウイルスHF10について、米国で第Ⅱ相臨床試験、日本では第I相臨床試験をそれぞれ推進し、次相に進む準備を進めてまいりました。また、NY-ESO-1・siTCR遺伝子治療においては滑膜肉腫を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験およびCD19・CAR遺伝子治療では、急性リンパ芽球性白血病を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験の開始準備を進めてまいりました。
医食品バイオ事業においては、「医食同源」をコンセプトに、ガゴメ昆布フコイダン、寒天アガロオリゴ糖、明日葉カルコン、ボタンボウフウイソサミジン、ヤムイモヤムスゲニン、キノコテルペン等の生理活性物質の探索を行っており、これらの研究成果をもとに健康食品分野での事業展開を積極的に推進しております。
当連結会計年度においては、フコイダンの免疫機能やアガロオリゴ糖の腸内細菌叢への効果に関して医学研究者と共同でヒトでの有用性を明らかにいたしました。
また、上記の3つの事業に特定できない事業横断的な研究、あるいは、どの事業の研究開発の推進にもその成果が利用できる基礎的な研究も推進しております。同グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
なお、当セグメントに係る研究開発費は4,101百万円であります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は4,550百万円(セグメント間の取引消去後)であり、各セグメントにおける研究内容等は次のとおりであります。
(宝酒造グループ)
宝酒造グループにおいては、宝酒造㈱の蒸留技術部、醸造技術部および研究開発センターを中心に、機能や成分で差異化された付加価値の高い製品の開発を目的に、微生物の育種、原料・素材の解析、生産技術の研究開発を行っております。
焼酎では、樽材や原材料の特徴を研究し、新たな付加価値を持った宝焼酎「NIPPON」を開発いたしました。“桜樽”貯蔵熟成酒を3%使用し、原材料の一部に国産の桜葉を用いることで、桜餅のようなほのかな甘い香りが特長の酒質を実現しました。また本格焼酎では、希少な橙芋の特徴を活かす製造方法を開発し、果実のような香りの一刻者を発売いたしました。
ソフトアルコール関連では、伸長著しいドライ系チューハイ市場に対して、一つ上のプレミアム感を求めるお客様に向けて「タカラcanチューハイ」を、発売10周年を迎えた「タカラ焼酎ハイボール」ブランドからは、最も高い炭酸ガス圧を実現したタカラ「焼酎ハイボール」を発売いたしました。また、果汁系チューハイでは、昨年発売したタカラ果汁入り糖質ゼロチューハイ「ゼロ仕立て」の果汁感を更に強化して、リニューアル発売いたしました。
清酒では、松竹梅「天」シリーズの新製品として、コクがあってすっきり辛口の「天」を発売し、また、拡大する特定名称酒市場に、原料米を精米歩合45%まで磨き上げた贅沢な純米大吟醸、特撰松竹梅720mlをそれぞれ発売いたしました。
調味料では、拡大する料理清酒市場に対して、近年高まる健康志向ニーズに応えるタカラ「料理のための清酒」を、また加工業務用として、先味から後味まで持続的な甘味を有する「京寶濃口本みりん」を発売いたしました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は344百万円であります。
(タカラバイオグループ)
タカラバイオグループにおいては、研究用試薬をはじめ、遺伝子解析、遺伝子治療、細胞医療、機能性食品素材ならびにキノコなど、広範囲の分野における幅広い研究開発活動を、タカラバイオ㈱のCDMセンター、バイオメディカルセンター、米国のTakara Bio USA, Inc.、スウェーデンのTakara Bio Europe AB、中国の宝生物工程(大連)有限公司を中心に展開しております。
バイオ産業支援事業においては、日本国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬などの遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査などに関する研究開発やiPS細胞などの幹細胞および再生・細胞医療などの研究分野に向けた新製品の研究開発を行っております。
当連結会計年度においては、シングルセル(1細胞)に特化した遺伝子発現解析キット、再生医療に適した安全性の高いiPS細胞培養用培地、ヒトiPS細胞から作製した研究用心筋細胞・血管内皮細胞、腸内フローラ解析用キットを開発いたしました。
遺伝子医療事業においては、がんなどを対象にした遺伝子治療の臨床開発を進めております。
当連結会計年度においては、腫瘍溶解性ウイルスHF10について、米国で第Ⅱ相臨床試験、日本では第I相臨床試験をそれぞれ推進し、次相に進む準備を進めてまいりました。また、NY-ESO-1・siTCR遺伝子治療においては滑膜肉腫を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験およびCD19・CAR遺伝子治療では、急性リンパ芽球性白血病を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験の開始準備を進めてまいりました。
医食品バイオ事業においては、「医食同源」をコンセプトに、ガゴメ昆布フコイダン、寒天アガロオリゴ糖、明日葉カルコン、ボタンボウフウイソサミジン、ヤムイモヤムスゲニン、キノコテルペン等の生理活性物質の探索を行っており、これらの研究成果をもとに健康食品分野での事業展開を積極的に推進しております。
当連結会計年度においては、フコイダンの免疫機能やアガロオリゴ糖の腸内細菌叢への効果に関して医学研究者と共同でヒトでの有用性を明らかにいたしました。
また、上記の3つの事業に特定できない事業横断的な研究、あるいは、どの事業の研究開発の推進にもその成果が利用できる基礎的な研究も推進しております。同グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
なお、当セグメントに係る研究開発費は4,101百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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