シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AIRX

有価証券報告書抜粋 美津濃株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度において、当社グループは、「米州ビジネスの収益回復」、「コスト低減への取り組み」及び「新規事業領域におけるビジネスモデルの構築」を最重要課題と位置づけ企業価値向上に取り組んでまいりました。
国内事業は概ね堅調に推移したものの、北米ランニングシューズ市況が引き続き極めて厳しい状況であったことや、全世界的なゴルフ品市場の縮小、ポンド下落によるイギリス支店での為替差損の発生、中国製造子会社におけるゴルフ製造事業のリストラ費用の計上など、海外事業は厳しい結果でした。
この結果、売上高は73億5千3百万円減収(前年同期比3.8%減)の1,887億1千8百万円となりました。営業利益は、米州での25億4千4百万円の営業損失が発生したことなどにより、15億2千7百万円減益(同51.4%減)の14億4千4百万円となりました。経常利益は、営業利益の減少などにより、12億4千8百万円減益(同44.9%減)の15億2千9百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益として退職給付信託設定益などを計上した一方、特別損失として事業構造改善費用などを計上したことなどにより、13億7千4百万円減益(同65.9%減)の7億1千万円となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

① 日本
日本は、自治体の指定管理施設の運営や建設工事、体育器具を販売するスポーツ施設サービス事業において、指定管理施設の新規受注が好調に推移いたしました。野球やサッカー、競泳などの競技スポーツ品販売事業、ランニングシューズや機能性ウエアなど、より生活に身近な製品を販売するライフスタイル品販売事業の販売は総じて堅調に推移しましたが、外貨建て仕入のコスト増などにより、営業利益は減少いたしました。また、世界的に市場が縮小しているゴルフ品販売事業は引き続き苦戦いたしました。
この結果、売上高は21億2千9百万円増収(前年同期比1.7%増)の1,284億8千2百万円、営業利益は7億5千7百万円減益(同19.4%減)の31億4千2百万円となりました。

② 欧州
欧州は、主力のランニングシューズの販売が、競争激化により伸びが鈍化しつつあるものの、引き続き成長を維持しております。欧州で高い市場シェアを獲得しているハンドボールやバレーボールなどのインドアスポーツシューズも順調に販売を伸ばしております。世界的に市況が冷え込んでいるゴルフ品においても、欧州ではカスタムクラブが好調で現地通貨ベースでは前年並みの売上を確保いたしました。
以上のように、欧州事業の売上は現地通貨ベースでは前年同期比増でしたが、英国ポンド、ユーロなど欧州通貨の大幅な下落により円貨換算では前年同期比減となりました。
利益については、欧州現地通貨の下落によりドル建の仕入コストが上昇し、引き続き厳しい状況が続きました。
この結果、売上高は7億1千8百万円減収(前年同期比4.5%減)の152億7千1百万円、営業損益は、主にアパレル品販売の採算が改善したことから、1億6千万円損失が減少し、2億3百万円の営業損失となりました。
なお、当連結会計年度における欧州各通貨の換算レートは以下のとおりであります。
英ポンド:142.97円(前年同期 180.57円)、ユーロ(欧州支店):119.28円(前年同期 132.26円)、
ユーロ(子会社):121.38円(前年同期 134.62円)、ノルウェー・クローネ:13.08円(前年同期 14.84円)


③ 米州
米州のスポーツ品市場は、大手小売チェーンの経営破綻など前期に引き続き厳しい市況が続いております。
ランニングシューズ市場では、消費者の嗜好がシリアスランニングからカジュアルランニングに移行しつつあり、高機能ランニングシューズは流通過剰となり店頭での値引き販売が常態化いたしました。当社グループにおいても価格競争に陥り、収益を圧迫いたしました。
ゴルフ品や野球品においても、市場の縮小の動きが見られるなか、競合他社との厳しい価格競争が続きました。
また、販売代理店からロイヤルティ収入を得ている南米ビジネスにおいても、ブラジル経済の混迷、米ドルに対するレアル安による為替換算により、収益は前年を下回りました。
この結果、売上高は74億1千万円減収(前年同期比23.5%減)の241億5千9百万円、営業損失は12億2千万円損失が拡大し、25億4千4百万円の営業損失となりました。
なお、当連結会計年度における米州各通貨の換算レートは以下のとおりであります。
米ドル:110.26円(前年同期 120.97円)、カナダドル:82.96円(前年同期 94.74円)

④ アジア・オセアニア
アジア・オセアニアは、グローバルで苦戦しているゴルフ品販売事業が振るわなかったものの、サッカーシューズが韓国や中国で、ランニングシューズが東南アジアで好調を維持し、売上は堅調に推移いたしました。アジア・オセアニアの売上は各国通貨に対する円高により減収でしたが、現地通貨ベースでは微増となりました。
この結果、売上高は13億5千3百万円減収(前年同期比6.1%減)の208億4百万円、営業利益は3億2千1百万円増益(同42.1%増)の10億8千4百万円となりました。
また、当期に中国の生産拠点においてゴルフ製造事業のリストラを行い、特別損失として事業構造改善費用5億3千5百万円を計上しております。
なお、当連結会計年度におけるアジア・オセアニア各通貨の換算レートは以下のとおりであります。
台湾ドル:3.41円(前年同期 3.81円)、香港ドル:14.21円(前年同期 15.61円)、
中国元:16.60円(前年同期 19.39円)、豪ドル:81.69円(前年同期 90.97円)、
韓国ウォン(100ウォンあたり):9.47円(前年同期 10.69円)、
米ドル(シンガポール):110.26円(前年同期 120.97円)

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は144億4千8百万円となりました。当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下の通りであります。


営業活動によるキャッシュ・フローは92億2千9百万円の収入となりました。収入の主な内訳は税金等調整前当期純利益30億4百万円、減価償却費の計上29億5千8百万円、売上債権の減少額19億8千6百万円、たな卸資産の減少額49億3千4百万円、支出の主な内訳は退職給付信託設定損益21億6千2百万円、法人税等の支払額19億2千8百万円であります。


投資活動によるキャッシュ・フローは11億5千万円の支出となりました。収入の主な内訳は有形固定資産の売却による収入17億3千2百万円、支出の主な内訳は有形固定資産の取得による支出14億8千8百万円、無形固定資産の取得による支出8億2千万円、投資有価証券の取得による支出4億1百万円であります。


財務活動によるキャッシュ・フローは75億7千2百万円の支出となりました。収入の主な内訳は長期借入れによる収入35億2千2百万円、支出の主な内訳は短期借入金の減少29億7千4百万円、長期借入金の返済による支出66億6千1百万円、配当金の支払額12億6千1百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03036] S100AIRX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。