有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006G36
株式会社ジンズホールディングス 業績等の概要 (2015年8月期)
(1) 業績
当連結会計年度(2014年9月1日~2015年8月31日)におけるわが国経済は、政府による経済再生と財政健全化の各種政策を背景として企業収益や雇用・所得環境に改善が見られる等、景気は緩やかな回復基調が続いておりますが、一方で、中国経済をはじめとした海外景気の下振れや為替相場の変動による原材料、製品価格の高騰等に対する懸念により先行きは不透明な状況であります。また、国内眼鏡小売市場(視力矯正眼鏡)は、消費税増税後の低迷から脱却し、このところ改善の傾向が続いております。
このような市場環境の中で、当社グループのアイウエア事業では、商品力の向上と顧客満足度の追求を最重要課題として推進してまいりました。
その結果、当連結会計年度における国内のアイウエア専門ショップの既存店売上高は、前年同期に比べ4.1%の減少ではありましたが、上期(2014年9月~2015年2月)16.8%の減少に対して、下期(2015年3月~8月)7.9%と増加に転じ、業績は明確に改善いたしました。
店舗展開につきましては、新規出店27店舗、退店7店舗、純増20店舗となり、当連結会計年度末の国内直営アイウエア専門ショップの店舗数は287店舗となりました。
その他、メンズ雑貨専門ショップ15店舗(出店3店舗、退店なし)、レディス雑貨専門ショップ25店舗(出店3店舗、退店2店舗)となりました。
売上総利益率につきましては、想定を大きく上回る円安となりましたが、原価管理の徹底と一式単価の上昇で吸収し、計画通りに着地いたしました。
販売管理費につきましても、固定経費の削減や冗長費用の洗い出し等を定期的に行うことで、適切に執行状況をコントロールすることができました。
また、当連結会計年度より連結の範囲に追加いたしました吉姿商貿(瀋陽)有限公司、睛姿商貿(上海)有限公司及び睛姿美視商貿(北京)有限公司(以下「中国子会社」という。)につきましては、既存店売上高前年比は通期で二桁増収を達成し、またショッピングセンター等デベロッパーからの旺盛な需要に対応し、計画を2店舗上回る29店舗の新規出店(退店0店舗)を行い、当連結会計年度末の中国直営店舗数は54店舗まで拡大いたしました。
一方で、当連結会計年度より連結の範囲に追加いたしましたJINS US Holdings, Inc.、JINS Eyewear US, Inc.(以下「米国子会社等」という。)につきましては、北米第1号店(米国カリフォルニア州サンフランシスコ市)の外装デザインの認可取得等に当初想定より時間が掛かった影響で、プレオープンが2015年4月にずれ込む等、経費が先行して発生いたしました。
なお、中国子会社及び米国子会社等の報告セグメントは「アイウエア事業」であります。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、米国子会社等の新規連結といった要因があったものの、売上高40,698,747千円(前年同期比12.6%増)、営業利益3,584,629千円(前年同期比20.6%増)、経常利益3,480,943千円(前年同期比18.8%増)、当期純利益1,902,429千円(前年同期比52.8%増)と増収増益を達成いたしました。
セグメント業績の概況
当社グループの報告セグメントは、事業部門別セグメントから構成されており、またそのほとんどを占めるアイウエア事業を報告セグメントとしております。
セグメント別の売上高は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2014年9月1日 至 2015年8月31日) | 構成比 | 前年同期比 |
アイウエア事業 | 37,931,240千円 | 93.2% | 112.6% |
その他 | 2,767,507千円 | 6.8% | 112.9% |
合計 | 40,698,747千円 | 100.0% | 112.6% |
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 「その他」の区分には、メンズ雑貨事業、レディス雑貨事業等の収入が含まれております。
〈アイウエア事業〉
アイウエア事業の売上高は、37,931,240千円、売上高全体に占める割合は93.2%となっております。
当連結会計年度におけるアイウエア専門ショップの店舗数は、国内直営店舗287店舗、中国直営店舗54店舗、米国直営店舗1店舗となっております。
〈その他〉
その他につきましては、メンズ雑貨事業、レディス雑貨事業等の収入により構成されております。
その他の売上高は、2,767,507千円となっております。
当連結会計年度におけるその他の直営店舗数は、メンズ雑貨専門ショップ15店舗、レディス雑貨専門ショップ25店舗となっております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は4,889,498千円となりました。
(単位:千円) | |||
2014年8月期 | 2015年8月期 | 増減 | |
営業活動による キャッシュ・フロー | 2,806,005 | 4,310,637 | 1,504,631 |
投資活動による キャッシュ・フロー | △4,255,062 | △2,848,241 | 1,406,820 |
財務活動による キャッシュ・フロー | △1,670,646 | △506,195 | 1,164,451 |
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,504,631千円収入が増加し、4,310,637千円の収入となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益3,298,090千円の計上、減価償却費1,844,905千円の計上によるものであります。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,406,820千円収入が増加し、2,848,241千円の支出となりました。
これは主に、店舗の出店及び改装に伴う有形固定資産の取得による支出2,145,906千円、敷金及び保証金の差入による支出464,770千円によるものであります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,164,451千円収入が増加し、506,195千円の支出となりました。
これは主に、短期借入金の純増額525,160千円、配当金の支払額239,665千円によるものであります。
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 経営上の重要な契約等
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03471] S1006G36)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。