有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100I3JL (EDINETへの外部リンク)
キユーピー株式会社 研究開発活動 (2019年11月期)
当社グループは、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」を大切に、世界の食と健康に貢献するために、「調理・調味料」、「サラダ・惣菜」、「タマゴ」および「ファインケミカル」の各事業に関する研究開発に取り組んでいます。
研究開発は、主として当社研究開発本部および生産技術部、国内連結子会社ではアヲハタ株式会社、キユーピータマゴ株式会社、デリア食品株式会社、キユーピー醸造株式会社、コープ食品株式会社、株式会社サラダクラブなど、海外連結子会社ではQ&B FOODS, INC.、HENNINGSEN FOODS, INC.、Mosso Kewpie Poland Sp. z o.o.、北京丘比食品有限公司、杭州丘比食品有限公司、KEWPIE(THAILAND)CO.,LTD.、KEWPIE MALAYSIA SDN.BHD.、KEWPIE VIETNAM CO.,LTD.およびPT. KEWPIE INDONESIAなどの各研究開発部門が連携、協力して行っています。
グループ研究開発として、「その技術から生まれる感動をお客様に」という研究開発理念を掲げ、「楽しく健やかな未来の食生活を世界に創造する」ことをめざし、研究開発を行っています。サラダ、タマゴ、食創造、未病改善の研究を重点領域とし、世界のパートナーとともに、健やかな食生活を実現していきます。
社外との連携においては、国内外の研究機関とのオープンイノベーションに積極的に取り組み、価値の高い研究開発を加速しています。
また、当連結会計年度は第9次中期経営計画の初年度として、「変革」に向けた新体制下でスタートを切りました。世界のお客様の食生活や健康に貢献するための研究開発を行う食創造研究所、世界のお客様への食と健康の価値創出や課題解決を実現するための技術開発を行う技術ソリューション研究所、研究開発機能の最大化をめざし国内外の開発拠点との連携の強化と研究開発の企画、推進を行うグループR&D推進部を創設しました。これらの部署の連携を通じて、研究開発におけるグループシナジーの発揮と付加価値創出力を強化しています。
これらの研究開発と並行して生産技術部門では、これまで築き上げた豊富なコア技術を活用して、研究部門の開発商品を品質第一で具現化するための設備開発を行っています。また、新しい技術としてAIを活用した取り組みや現場IT技術を駆使して、グループの生産効率向上や品質保証体制を高める生産環境の実現、標準化されたシステム開発を行っています。
なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は、4,156百万円です。
また、報告セグメントにおける研究開発活動の概要とその成果は次のとおりです。
(1)調理・調味料、サラダ・惣菜、タマゴ、ファインケミカル
当連結会計年度において、研究開発活動の中で創出した研究成果は、29件学会で発表し、12件の論文が掲載されました。以下の表には社内外との協働による代表的なものを示します。
創業100周年を記念したマヨネーズタイプ調味料をエリア・数量限定で発売しました。日本を7つのエリアに分け、それぞれの地元を象徴する料理や食材に合うように、各エリアの従業員と商品開発部門、研究開発部門が地元×マヨプロジェクトを結成し、味とメニューを考案して、マヨネーズの更なる用途拡大の提案を行いました。また、卵不使用のマヨネーズタイプ調味料「キユーピー エッグケア(卵不使用)」を全面的にリニューアルし、食物アレルゲン(特定原材料等27品目)の一つである「りんご」を不使用とし、品位向上を図り、賞味期間を8ヵ月から10ヵ月に延長し使い勝手の向上に努めました。
ドレッシングでは、焙煎したごまの香りとクリーミーな味わい、さっぱりとしたゆずの風味と爽やかさを楽しめる「深煎りごまゆずテイストドレッシング」を発売し、味、用途ともごまドレッシングの世界を広げていきました。また、爽やかな風味と鮮やかな彩りを楽しめる「りんごといちごドレッシング」、エキストラバージンオリーブオイルと玉ねぎの素材本来の風味を生かした「オリーブオイル&オニオンドレッシング」を発売し、新しいドレッシングやサラダの美味しさを提案しました。また、ドレッシングの使用場面の拡大として、「野菜もお肉もこれ1本」シリーズ、「和風たまねぎドレッシング」、「ねぎ塩レモンドレッシング」を発売し、野菜サラダだけではない食卓メニューでの野菜にも肉にも合う使いやすいドレッシングの開発を行いました。
フードサービスでも同様に、料飲店でのドレッシングの使用メニューの幅を広げるための具だくさんドレッシングシリーズの追加アイテムとして、「トマト」、「黒胡椒」を発売しました。
パスタソースでは、電子レンジで温めるだけで食べられる、忙しい調理シーンで便利に使用できる2人前のパスタソース3品(「ミートソース フォン・ド・ヴォー仕立て」、「カルボナーラなめらかチーズ仕立て」、「たらこクリームなめらかクリーム仕立て」)を発売しました。また、簡単に香り高いパスタソースが食べられる香りシリーズとして、柑橘の爽やかな香りとだし醤油のうま味が楽しめる「柑橘香るだし醤油」を発売しました。
ベビーフードでは、レトルトカップ入りの主食とおかずが、1箱に1個ずつ入った「にこにこボックス」シリーズをリニューアルし、11品を発売しました。外箱の機能性を単なる包装材としてだけでなく、パペットとして遊ぶことができる動物のデザインを採用し、楽しく食体験ができるおいしさ以外の価値を包装に加えました。
介護食では「やさしい献立」“舌でつぶせる”区分から、電子レンジで温められるカップ容器入り「やわらか鶏釜めし」、「やわらかチャーハン」、「やわらかオムライス風」、「やわらかカレーライス」を発売しました。電子レンジで温められるカップ容器入りにし、食器に移さずに提供でき、簡単にバラエティ多く楽しんで食べられるようにしました。容器やパッケージを工夫することで、より便利で楽しく食事ができるような設計にしています。
連結子会社であるキユーピー醸造株式会社では、洋風酢の価値を引き出す商品開発を進め、業務用商品として「芳醇ビネガーソース(ハーブ&ワインビネガー)」と「ビネガードリンク(和柑橘ミックス)」を発売しました。また、業務用の惣菜向け調味料として「サラダ用調味液NN」を発売しました。
サラダ・惣菜では、当社研究開発本部、連結子会社であるデリア食品株式会社および株式会社サラダクラブなどと密接に連携し、安全でおいしいサラダ・惣菜を提供する加工技術を磨き、伸長する市場に向けて商品開発を行っています。
惣菜では、家庭でつくるポテトサラダのおいしさの機構解明を進め、その知見を活かしたポテトサラダを提供しました。
パッケージサラダ(カット野菜)では、サラダクラブ「千切りキャベツ」の製造技術を進化させ、消費期限を一日延長(加工日に加え5日間)しました。惣菜、パッケージサラダともに賞味期限延長の新技術導入により、お客様の購入自由度を高め、販売店にとって売り切れによる販売機会ロスと廃棄ロスの低減により、商品売上の拡大に貢献しました。
また、関連商品として千切りキャベツに相性の良い専用の使い切り商品「千切りキャベツにあえるたれ」2品を発売しました。新しい野菜の食べ方として提案を進めている「キャベツライス」(キャベツの芯をお米サイズにカットし、甘さと食感と風味が楽しめる)はカロリーや糖質が気になる健康志向の高い方から多くのご反響をいただきました。
業務用のLLサラダでは、「キユーピーのサラダ」ブランドとして「3種きのこのクリーミィサラダ」を発売し、パンの焼成時に芳醇に香り立つおいしさがお客様のご評価をいただいています。
また、資源の有効活用と環境保全の取り組みとして、グループで発生する野菜端材の乳牛用資料への再生利用が「第6回食品産業もったいない大賞」において、農林水産省食料産業局長賞を受賞しました。
家庭用市場に向けて、「キユーピーのたまご」ブランドの商品として、「つぶしてつくろう」シリーズのチルドサラダ3品(「たまごサラダ」、「たまごとポテトサラダ」、「たまごとマカロニサラダ」)を発売しました。食べる直前に袋のままゆで卵をつぶすことで、黄身の風味が生きた、作りたての卵入りサラダが簡単に出来上がります。
つぶし加減を調整することで自分好みの食感を楽しめ、ゆで卵を作る時間や、混ぜるための調理器具を用意する手間が省けます。
また、「キユーピーのたまご」ブランドの新たなシリーズとして、「たまごのスプレッド」シリーズで2品を発売しました。パンと相性の良い「チーズ味」と「ガーリック味」で、パンに塗るだけで、卵のコクと風味が引き立つ、卵トーストや卵サンドを簡単に作ることができます。
「つぶしてつくろう」シリーズ、「たまごのスプレッド」シリーズともに、個食に向いた形態になっておりますので、増加している単身世帯や共働き世帯、高齢者世帯などのお客様が冷蔵庫に簡単に常備できて、手軽にお使いいただくことができる商品になっています。
フードサービス市場においては、スノーマンブランドの商品として、解凍するだけで簡単にお使いいただける「目玉焼風まるオムレツ」、「目玉焼風まるオムレツP」を発売しました。昨今の社会情勢として人手不足が顕著になっていますが、様々なお客様から手軽に使えておいしいとご好評をいただいています。この商品には独自の卵加工技術が活かされていて、加熱しても固まらない半熟状態を実現しています。
ファインケミカルでは、ヒアルロン酸、タマゴ成分、独自の機能性素材の可能性を最大限に引き出す研究と商品開発を進めています。
当連結会計年度は独自の分子量コントロール技術を磨き、医療用発酵ヒアルロン酸を3品開発しました。また低分子の化粧用ヒアルロン酸(HAbooster)では、新たなエビデンスを取得し、国際学会で口頭発表しました。更にHAboosterを含む5つの機能性ヒアルロン酸を配合したスキンケア商品「ヒアロワン」の販売を開始しました。
タマゴ成分においては、ノロウイルスの不活化効果がある卵白由来の加熱変性リゾチームを活用した商品の共同開発を、ユニ・チャーム株式会社と進めました。配合商品はユニ・チャーム株式会社より「シルコットノロクリア®ウエット除菌」として全国販売を開始しています。
海外の商品開発においては、中国では、健康志向の高まりを受けて、家庭用丘比ブランドのゼロ脂肪ドレッシング「レモン(檸檬)」、「サウザンアイランド(千島)」、「和風たまねぎ(日式洋葱)」の3品を現地で開発してシリーズに追加し、合計5品のラインアップとなりました。
フードサービス市場では、伸長するベーカリー業態に向け、具沢山タイプの常温ソース「パン用ソース カレー&たまねぎ(面包醤 咖哩&洋葱)」、「パン用ソース マスタード&たまねぎ(面包醤 芥末&洋葱)」を発売しました。
タイでは、電子レンジで温めて直ぐに食べられるカップ容器入り即食簡便チルドスープ「Cream Soup with Mushroom」(日本語訳:マッシュルーム入りクリームスープ)、「Creamy Japanese Pumpkin Soup」(日本語訳:
かぼちゃのスープ)、「Potato Soup with Barley」(日本語訳:大麦入りポテトスープ)を現地で開発しました。タイの消費者に好まれるおいしさに仕立てながら、成分規格が定められたHealthier choice logoをつけて、健康的な商品であることを謳って発売しました。
マレーシアでは、売上好評な「Roasted Sesame Dressing」(日本名:深煎りごまドレッシング)をシリーズとして多くのお客様に楽しんでいただくために、柚子風味を加えた「Roasted Sesame Yuzu Taste Dressing」(日本名:
深煎りごまドレッシング柚子風味)を現地で開発し発売しました。
ベトナムでは、現地消費者の嗜好性を改めて研究し、「Thousand Island Dressing」(日本名:サウザンアイランドドレッシング)を現地で開発して発売し、ご好評をいただいています。
インドネシアでは、ドレッシングで野菜をおいしく食べる機会を増やしていただくために、トライアルしやすい小容量サイズ「Roasted Sesame Dressing 100ml」(日本名:深煎りごまドレッシング100mL)を新たに発売しました。おいしさが保持でき、お客様にとって使いやすい小容量のスタンドパウチ容器を採用しました。
ポーランドでは、PETボトル容器入りの家庭用ソース新商品5品(「マスタードホースラディッシュソース」「ガーリックソース」、「カレーソース」、「BBQソース」、「バーガーソース」)と、既存のケチャップ2品の改良品を開発し発売しました。
(2)共通、物流
該当事項はありません。
研究開発は、主として当社研究開発本部および生産技術部、国内連結子会社ではアヲハタ株式会社、キユーピータマゴ株式会社、デリア食品株式会社、キユーピー醸造株式会社、コープ食品株式会社、株式会社サラダクラブなど、海外連結子会社ではQ&B FOODS, INC.、HENNINGSEN FOODS, INC.、Mosso Kewpie Poland Sp. z o.o.、北京丘比食品有限公司、杭州丘比食品有限公司、KEWPIE(THAILAND)CO.,LTD.、KEWPIE MALAYSIA SDN.BHD.、KEWPIE VIETNAM CO.,LTD.およびPT. KEWPIE INDONESIAなどの各研究開発部門が連携、協力して行っています。
グループ研究開発として、「その技術から生まれる感動をお客様に」という研究開発理念を掲げ、「楽しく健やかな未来の食生活を世界に創造する」ことをめざし、研究開発を行っています。サラダ、タマゴ、食創造、未病改善の研究を重点領域とし、世界のパートナーとともに、健やかな食生活を実現していきます。
社外との連携においては、国内外の研究機関とのオープンイノベーションに積極的に取り組み、価値の高い研究開発を加速しています。
また、当連結会計年度は第9次中期経営計画の初年度として、「変革」に向けた新体制下でスタートを切りました。世界のお客様の食生活や健康に貢献するための研究開発を行う食創造研究所、世界のお客様への食と健康の価値創出や課題解決を実現するための技術開発を行う技術ソリューション研究所、研究開発機能の最大化をめざし国内外の開発拠点との連携の強化と研究開発の企画、推進を行うグループR&D推進部を創設しました。これらの部署の連携を通じて、研究開発におけるグループシナジーの発揮と付加価値創出力を強化しています。
これらの研究開発と並行して生産技術部門では、これまで築き上げた豊富なコア技術を活用して、研究部門の開発商品を品質第一で具現化するための設備開発を行っています。また、新しい技術としてAIを活用した取り組みや現場IT技術を駆使して、グループの生産効率向上や品質保証体制を高める生産環境の実現、標準化されたシステム開発を行っています。
なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は、4,156百万円です。
また、報告セグメントにおける研究開発活動の概要とその成果は次のとおりです。
(1)調理・調味料、サラダ・惣菜、タマゴ、ファインケミカル
当連結会計年度において、研究開発活動の中で創出した研究成果は、29件学会で発表し、12件の論文が掲載されました。以下の表には社内外との協働による代表的なものを示します。
タイトル | 学会 | 共同研究先 |
鶏卵卵白加熱ゲル形成におけるシステイン残基の加熱挙動 | 日本農芸化学会 2019年度大会 | 東京農業大学 |
乾燥卵白タンパク質可溶性凝集体の加熱挙動 | 日本農芸化学会 2019年度大会 | 東京農業大学 |
2 kDa hyaluronan promotes collagen remodeling in skin by simultaneous upregulation of collagen degradation and synthesis | the 25th IFSCC Conference | 城西大学 |
卵黄レシチンを用いたハイドロゲルとその応用 Hydrogel using egg yolk lecithin and its application | 日本薬剤学会 第34年会 | |
Optimization of microbial inactivation in liquid whole egg by using pulsed electric fields combined with mild thermal treatment | the 3rd World Congress on Electroporation and Pulsed Electric Fields in Biology, Medicine, and Food & Environmental Technologies | 熊本大学 |
黒酢たまねぎドレッシングによる豚肉の物性 とおいしさへの影響 | 日本調理科学会 2019年度大会 | |
マヨネーズによる魚の生臭さ低減効果の検討 | 日本調理科学会 2019年度大会 | |
キャベツの未利用資源を活用した商品の開発 | 日本家政学会 第71回大会 | 東京家政大学 |
コマーシャルヨーグルトスターター由来の乳酸菌を 用いた卵白発酵に関する検討 | 2019 乳酸菌学会大会 | 明治大学 |
ウェットシート材における加熱変性リゾチームの ノロウイルス不活化効果検証 | 日本防菌防黴学会 第46回年次大会 | ユニ・チャーム 株式会社 |
保蔵馬鈴しょの調理加熱における機能性の比較 | 日本調理科学会 2019年度大会 | 東京家政学院大学 |
有機酸配合による惣菜の超高圧処理時の風味 変化抑制方法 | 日本調理科学会 2019年度大会 | |
乾熱殺菌卵白の加熱ゲル化時の構造変化について | 日本食品科学工学会 第66回大会 | 東京農業大学 |
麹を用いて美味しさを引き出した卵黄、「熟成卵黄」 の開発 Development of delicious Koji-aged egg yolks. | 第71回 日本生物工学会 | |
卵麹の開発 Development of the egg-koji | 第71回 日本生物工学会 | (株)樋口松之助商店 |
製造方法の違いによるポテトサラダのおいしさ | 日本調理科学会 2019年度大会 | |
乳酸発酵卵白による魚の臭み低減効果 | 日本調理科学会 2019年度大会 | |
酢酸菌研究の可能性と、アルコール脱水素酵素配合 サプリメント「よいとき」の商品開発 | 日本黒酢研究会 | |
パスタをもっと手軽に キユーピーパスタソース レンジパウチ化の検討 | 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 第68回技術大会 |
タイトル | 学会 | 共同研究先 |
加熱変性リゾチーム含有エタノール溶液のヒトノロ ウイルスに対する効果検証 | 日本食品衛生学会 第115回学術講演会 | 東京海洋大学 |
おいしいパスタをもっと手軽に キユーピーパスタ ソース レンジパウチ化の検討 | 第57回 全日本包装技術研究大会 | |
卵黄レシチンを活性剤として用いた逆ミセル形成の 検討 Reversed micelles preparation with egg yolk lecithin | 第41回 日本バイオマテリアル学会大会 | |
Aged egg yolk as an enhancer of umami flavor and richness | Institute of Food Technologists | |
加熱変性リゾチームのヒトノロウイルス代替 ウイルスに対する不活化効果の検証 | 第40回 日本食品微生物学会学術総会 | |
キャベツの未利用資源を活用したレシピの開発 | 日本調理科学会 2019年度大会 | 東京家政大学 |
食品ロスについての意識と実態調査 | 日本調理科学会 2019年度大会 | 東京家政大学 |
タイトル | 掲載雑誌 | 共同研究先 |
Genotoxicity Studies of Acetic Acid Bacteria | 薬理と治療 | Biotoxtech Co. Ltd. |
Topical hyaluronan alone promotes corneal epithelial cell migration whereas combination with benzalkonium chloride impairs epithelial wound healing | Cutaneous and Ocular Toxicology | 和歌山県立医科大学 |
Safety of Excessive Intake of a Supplement Containing Acetic Acid Bacterium Dry Powder | 薬理と治療 | 女子栄養大学 |
Safety of the Long-term Intake of a Supplement Containing Acetic Acid Bacterium Dry Powder | 薬理と治療 | 女子栄養大学 |
酢酸菌(Gluconacetobacter hansenii GK-1)はスギ花粉による 鼻の不快感を軽減する -無作為化二重盲検プラセボ対照並行 群間比較試験- | 薬理と治療 | NPO法人日本健康増進支援機構 |
Redox Denaturation of Proteins: Electrochemical Treatment of Egg Plasma | Electroanalysis | 東京農工大学 |
創業100周年を記念したマヨネーズタイプ調味料をエリア・数量限定で発売しました。日本を7つのエリアに分け、それぞれの地元を象徴する料理や食材に合うように、各エリアの従業員と商品開発部門、研究開発部門が地元×マヨプロジェクトを結成し、味とメニューを考案して、マヨネーズの更なる用途拡大の提案を行いました。また、卵不使用のマヨネーズタイプ調味料「キユーピー エッグケア(卵不使用)」を全面的にリニューアルし、食物アレルゲン(特定原材料等27品目)の一つである「りんご」を不使用とし、品位向上を図り、賞味期間を8ヵ月から10ヵ月に延長し使い勝手の向上に努めました。
ドレッシングでは、焙煎したごまの香りとクリーミーな味わい、さっぱりとしたゆずの風味と爽やかさを楽しめる「深煎りごまゆずテイストドレッシング」を発売し、味、用途ともごまドレッシングの世界を広げていきました。また、爽やかな風味と鮮やかな彩りを楽しめる「りんごといちごドレッシング」、エキストラバージンオリーブオイルと玉ねぎの素材本来の風味を生かした「オリーブオイル&オニオンドレッシング」を発売し、新しいドレッシングやサラダの美味しさを提案しました。また、ドレッシングの使用場面の拡大として、「野菜もお肉もこれ1本」シリーズ、「和風たまねぎドレッシング」、「ねぎ塩レモンドレッシング」を発売し、野菜サラダだけではない食卓メニューでの野菜にも肉にも合う使いやすいドレッシングの開発を行いました。
フードサービスでも同様に、料飲店でのドレッシングの使用メニューの幅を広げるための具だくさんドレッシングシリーズの追加アイテムとして、「トマト」、「黒胡椒」を発売しました。
パスタソースでは、電子レンジで温めるだけで食べられる、忙しい調理シーンで便利に使用できる2人前のパスタソース3品(「ミートソース フォン・ド・ヴォー仕立て」、「カルボナーラなめらかチーズ仕立て」、「たらこクリームなめらかクリーム仕立て」)を発売しました。また、簡単に香り高いパスタソースが食べられる香りシリーズとして、柑橘の爽やかな香りとだし醤油のうま味が楽しめる「柑橘香るだし醤油」を発売しました。
ベビーフードでは、レトルトカップ入りの主食とおかずが、1箱に1個ずつ入った「にこにこボックス」シリーズをリニューアルし、11品を発売しました。外箱の機能性を単なる包装材としてだけでなく、パペットとして遊ぶことができる動物のデザインを採用し、楽しく食体験ができるおいしさ以外の価値を包装に加えました。
介護食では「やさしい献立」“舌でつぶせる”区分から、電子レンジで温められるカップ容器入り「やわらか鶏釜めし」、「やわらかチャーハン」、「やわらかオムライス風」、「やわらかカレーライス」を発売しました。電子レンジで温められるカップ容器入りにし、食器に移さずに提供でき、簡単にバラエティ多く楽しんで食べられるようにしました。容器やパッケージを工夫することで、より便利で楽しく食事ができるような設計にしています。
連結子会社であるキユーピー醸造株式会社では、洋風酢の価値を引き出す商品開発を進め、業務用商品として「芳醇ビネガーソース(ハーブ&ワインビネガー)」と「ビネガードリンク(和柑橘ミックス)」を発売しました。また、業務用の惣菜向け調味料として「サラダ用調味液NN」を発売しました。
サラダ・惣菜では、当社研究開発本部、連結子会社であるデリア食品株式会社および株式会社サラダクラブなどと密接に連携し、安全でおいしいサラダ・惣菜を提供する加工技術を磨き、伸長する市場に向けて商品開発を行っています。
惣菜では、家庭でつくるポテトサラダのおいしさの機構解明を進め、その知見を活かしたポテトサラダを提供しました。
パッケージサラダ(カット野菜)では、サラダクラブ「千切りキャベツ」の製造技術を進化させ、消費期限を一日延長(加工日に加え5日間)しました。惣菜、パッケージサラダともに賞味期限延長の新技術導入により、お客様の購入自由度を高め、販売店にとって売り切れによる販売機会ロスと廃棄ロスの低減により、商品売上の拡大に貢献しました。
また、関連商品として千切りキャベツに相性の良い専用の使い切り商品「千切りキャベツにあえるたれ」2品を発売しました。新しい野菜の食べ方として提案を進めている「キャベツライス」(キャベツの芯をお米サイズにカットし、甘さと食感と風味が楽しめる)はカロリーや糖質が気になる健康志向の高い方から多くのご反響をいただきました。
業務用のLLサラダでは、「キユーピーのサラダ」ブランドとして「3種きのこのクリーミィサラダ」を発売し、パンの焼成時に芳醇に香り立つおいしさがお客様のご評価をいただいています。
また、資源の有効活用と環境保全の取り組みとして、グループで発生する野菜端材の乳牛用資料への再生利用が「第6回食品産業もったいない大賞」において、農林水産省食料産業局長賞を受賞しました。
家庭用市場に向けて、「キユーピーのたまご」ブランドの商品として、「つぶしてつくろう」シリーズのチルドサラダ3品(「たまごサラダ」、「たまごとポテトサラダ」、「たまごとマカロニサラダ」)を発売しました。食べる直前に袋のままゆで卵をつぶすことで、黄身の風味が生きた、作りたての卵入りサラダが簡単に出来上がります。
つぶし加減を調整することで自分好みの食感を楽しめ、ゆで卵を作る時間や、混ぜるための調理器具を用意する手間が省けます。
また、「キユーピーのたまご」ブランドの新たなシリーズとして、「たまごのスプレッド」シリーズで2品を発売しました。パンと相性の良い「チーズ味」と「ガーリック味」で、パンに塗るだけで、卵のコクと風味が引き立つ、卵トーストや卵サンドを簡単に作ることができます。
「つぶしてつくろう」シリーズ、「たまごのスプレッド」シリーズともに、個食に向いた形態になっておりますので、増加している単身世帯や共働き世帯、高齢者世帯などのお客様が冷蔵庫に簡単に常備できて、手軽にお使いいただくことができる商品になっています。
フードサービス市場においては、スノーマンブランドの商品として、解凍するだけで簡単にお使いいただける「目玉焼風まるオムレツ」、「目玉焼風まるオムレツP」を発売しました。昨今の社会情勢として人手不足が顕著になっていますが、様々なお客様から手軽に使えておいしいとご好評をいただいています。この商品には独自の卵加工技術が活かされていて、加熱しても固まらない半熟状態を実現しています。
ファインケミカルでは、ヒアルロン酸、タマゴ成分、独自の機能性素材の可能性を最大限に引き出す研究と商品開発を進めています。
当連結会計年度は独自の分子量コントロール技術を磨き、医療用発酵ヒアルロン酸を3品開発しました。また低分子の化粧用ヒアルロン酸(HAbooster)では、新たなエビデンスを取得し、国際学会で口頭発表しました。更にHAboosterを含む5つの機能性ヒアルロン酸を配合したスキンケア商品「ヒアロワン」の販売を開始しました。
タマゴ成分においては、ノロウイルスの不活化効果がある卵白由来の加熱変性リゾチームを活用した商品の共同開発を、ユニ・チャーム株式会社と進めました。配合商品はユニ・チャーム株式会社より「シルコットノロクリア®ウエット除菌」として全国販売を開始しています。
海外の商品開発においては、中国では、健康志向の高まりを受けて、家庭用丘比ブランドのゼロ脂肪ドレッシング「レモン(檸檬)」、「サウザンアイランド(千島)」、「和風たまねぎ(日式洋葱)」の3品を現地で開発してシリーズに追加し、合計5品のラインアップとなりました。
フードサービス市場では、伸長するベーカリー業態に向け、具沢山タイプの常温ソース「パン用ソース カレー&たまねぎ(面包醤 咖哩&洋葱)」、「パン用ソース マスタード&たまねぎ(面包醤 芥末&洋葱)」を発売しました。
タイでは、電子レンジで温めて直ぐに食べられるカップ容器入り即食簡便チルドスープ「Cream Soup with Mushroom」(日本語訳:マッシュルーム入りクリームスープ)、「Creamy Japanese Pumpkin Soup」(日本語訳:
かぼちゃのスープ)、「Potato Soup with Barley」(日本語訳:大麦入りポテトスープ)を現地で開発しました。タイの消費者に好まれるおいしさに仕立てながら、成分規格が定められたHealthier choice logoをつけて、健康的な商品であることを謳って発売しました。
マレーシアでは、売上好評な「Roasted Sesame Dressing」(日本名:深煎りごまドレッシング)をシリーズとして多くのお客様に楽しんでいただくために、柚子風味を加えた「Roasted Sesame Yuzu Taste Dressing」(日本名:
深煎りごまドレッシング柚子風味)を現地で開発し発売しました。
ベトナムでは、現地消費者の嗜好性を改めて研究し、「Thousand Island Dressing」(日本名:サウザンアイランドドレッシング)を現地で開発して発売し、ご好評をいただいています。
インドネシアでは、ドレッシングで野菜をおいしく食べる機会を増やしていただくために、トライアルしやすい小容量サイズ「Roasted Sesame Dressing 100ml」(日本名:深煎りごまドレッシング100mL)を新たに発売しました。おいしさが保持でき、お客様にとって使いやすい小容量のスタンドパウチ容器を採用しました。
ポーランドでは、PETボトル容器入りの家庭用ソース新商品5品(「マスタードホースラディッシュソース」「ガーリックソース」、「カレーソース」、「BBQソース」、「バーガーソース」)と、既存のケチャップ2品の改良品を開発し発売しました。
(2)共通、物流
該当事項はありません。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00464] S100I3JL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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