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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10059Q8

有価証券報告書抜粋 株式会社アミューズ 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
〔当連結会計年度の経営成績〕
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2013年4月1日
至 2014年3月31日)
当連結会計年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
増減増減率(%)
営業収入33,77039,2085,43716.1
営業利益3,6443,9242807.7
経常利益3,7694,0672987.9
当期純利益2,2052,67146521.1

〔経済状況〕
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府、日銀の各種政策効果に加え、円安や原油安などにより一部企業収益に改善が見られるなど、消費税率引上げに伴う需要反動の影響も一巡し、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、円安進行による輸入物価上昇、新興国の景気減速や政情不安など海外景気の下振れ懸念もあり、依然として先行き不透明な状況は続くものと思われます。


〔業界動向〕
当社グループの属するエンターテインメント業界の市場環境ですが、音楽業界では2014年(1月-12月)の音楽ソフト総生産額は2,542億円(前年同期比6%減)、有料音楽配信売上は437億円(前年同期比5%増)、合計金額は昨年に引き続き減少傾向にあり2,979億円(前年同期比5%減)となっております(2014年1月-12月 一般社団法人日本レコード協会)。邦画・洋画の映像関連市場では、公開本数が初の1,000本超えとなった昨年から順調に数字を伸ばし、1,184本となり、2014年(1月-12月)の興行収入は2,070億3千4百万円(前年同期比7%増)となりました。一方、ODS(音楽のライブコンサートや舞台演劇などの映画以外のコンテンツ)に関してはライブ中継の作品を合わせると興行収入103億5千万円(前年同期比35%増)と、初めて100億円を超えて飛躍的な伸びを見せました(2014年1月-12月 一般社団法人日本映画製作者連盟)。ビデオソフト市場では、2014年(1月-12月)の総売上は2,299
億2千万円(前年同期比9%減)、ブルーレイでのレンタル・個人向け販売用売上は前年同期比で微増でしたが、
DVDビデオの落ち込みにより総売上では減少となりました(2014年1月-12月 一般社団法人日本映像ソフト協
会)。一方、コンサート市場は一般社団法人日本コンサートプロモーターズ協会正会員62社(前年度より3社増)の2014年度総売上(2014年1月-12月)は2,749億4千4百万円(前年同期比19%増)と昨年に引き続き大幅に増加しております。テーマパーク市場では、総売上(2014年1月-12月 経済産業省特定サービス産業動態統計)は6,061億円(前年同期比6%増)と2000年調査開始以来初の6,000億円を超えました。それに伴い、年間動員数(2014年1月-12月 経済産業省特定サービス産業動態統計)は7,823万人(前年同期比4%増)と順調に伸びを見せました。

〔当社グループの状況〕
当社グループは、国内における好調なコンサート市場を背景に、福山雅治の自身初となる全国ドームツアーをはじめとした多くのライブを展開すると同時に、市場の多様化を図るため、海外拠点の更なる強化を進めながら、福山雅治のアジアツアー(香港・台湾)、Perfumeのヨーロッパ・米国ツアー(初のニューヨーク公演)、BABYMETALのワールドツアー(北米・ヨーロッパ)、ONE OK ROCKのヨーロッパ・アジアツアー、米国ライブ、FLOWの海外(米国・ブラジル)でのアニメ音楽フェスへの出演等を行いました。映像関連では、佐藤健主演「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」の2部作が2014年実写映画の中で興行収入1位を収め、世界8ヵ国(2014年12月実績)でも放映するなど当社出資映像作品において大きな実績を残すことができました。また、2015年3月には新たな取り組みとして、東京タワーに自社取扱いではないコンテンツ(テレビ用アニメーションで好評放送中の大人気作品『ONE PIECE』)を活用したテーマパーク(東京ワンピースタワー)を運営する事業を始動(Amusequest Tokyo Tower有限責任事業組合の設立)し、事業ポートフォリオの拡大に取り組みました。今後も様々なコンテンツを通してより多くの方々に感動をお届けできるよう努力してまいります。
〔当社グループの事業概況〕
当社グループの経営成績は営業収入392億8百万円(前年同期比16.1%増)、営業利益39億2千4百万円(前年同期比7.7%増)、経常利益40億6千7百万円(前年同期比7.9%増)、当期純利益26億7千1百万円(前年同期比21.1%増)となりました。大型コンサートの実施により会場やオンラインショップで販売するグッズ販売収入も含め好調に推移したことに加え、当社及び連結子会社において音楽パッケージの販売収入が好調であったことにより増収増益となりました。また、保有する資産の効率的運用と財務体質の強化推進のための減損損失計上、子会社の実質価額が減少したことに伴う子会社株式評価損の計上など特別損失はありましたが、連結子会社の吸収合併による税金負担の減少もあり、当期純利益は大幅な増益となっております。


・ 当社アーティストによるイベント収入(大型コンサート)が増加
・ コンサートに付随してグッズ販売収入が増加
・ 当社アーティストによる音楽パッケージ販売収入が増加
・ 当社アーティスト出演作品が好調だったことにより、DVD販売収入が増加
上記要因などにより増収となりました。


増収要因により増益となりました。
当期純利益は、上記要因に加え、グループ再編による税金負担の減少もあり増益となりました。


セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、新たな事業を開始したことに伴い、従来の「アーティストマネージメント事業」、「メディアビジュアル事業」及び「コンテンツ事業」の3区分に「プレイスマネージメント事業」を加え、4区分に変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
また、当連結会計年度の比較・分析は、変更後のセグメント区分に基づいて、前連結会計年度のセグメント情報を組み替えた数値で比較しております。

(営業収入)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2013年4月1日
至 2014年3月31日)
当連結会計年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
増減増減率(%)
アーティストマネージメント事業27,25430,4313,17711.7
メディアビジュアル事業4,0725,8661,79344.0
コンテンツ事業2,3362,4881526.5
プレイスマネージメント事業106420314295.8
合計33,77039,2085,43716.1

(セグメント利益)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2013年4月1日
至 2014年3月31日)
当連結会計年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
増減増減率(%)
アーティストマネージメント事業3,2533,62737311.5
メディアビジュアル事業37938330.9
コンテンツ事業7798668611.1
プレイスマネージメント事業1△111△112-
調整額△770△841△71-
合計3,6443,9242807.7

〔アーティストマネージメント事業〕
営業収入304億3千1百万円(前年同期比11.7%増)、セグメント利益36億2千7百万円(前年同期比11.5%増)となり、増収増益となりました。

[主な事業]
・ イベント収入:
福山雅治(4-6月、11-2月)、Perfume(8-9月)
flumpool(4-8月)のコンサートツアー
サザンオールスターズの年越しライブ(12月)
ポルノグラフィティ、ONE OK ROCKのスタジアムライブ(9月)
BABYMETALのWORLD TOUR日本公演(9月)・新春公演(1月)
昨年度に引続き当社音楽アーティストが一堂に会した野外イベント
「Amuse Fes 2014 BBQ in つま恋」(7月)

熱海五郎一座「天然女房のスパイ大作戦」(6月)、ミュージカル「黒執事」(9月)
若手俳優によるファン感謝祭「SUPERハンサムLIVE」(12月)
・ 商品売上収入:コンサートグッズ、福山雅治ツアーDVD、ONE OK ROCKのアルバム、
flumpoolのベストアルバムなど
・ 出演収入・CM収入:福山雅治、大泉洋、佐藤健、三浦春馬、深津絵里、上野樹里、吉高由里子など
・ 印税収入(新譜):福山雅治(4月アルバムCD)、Perfume(4月DVD)


・ イベント収入(大型コンサートの実施)が増加
(前年同期はサザンオールスターズ(8-9月)、ポルノグラフィティ(12-3月)、ONE OK ROCK(5-6月)のコンサートツアー、福山雅治の年末ライブ(12月)、Perfumeドームライブ(12月)、熱海五郎一座(6-7月)、黒執事(5-6月)、SUPERハンサムLIVE(12月)などの舞台・公演を実施)
・ 商品売上収入が増加
上記要因などにより増収となりました。


増収要因により増益となりました。

〔メディアビジュアル事業〕
営業収入58億6千6百万円(前年同期比44.0%増)、セグメント利益3億8千3百万円(前年同期比0.9%増)となり、増収増益となりました。

[主な事業]
・ 映像作品販売収入:邦画実写歴代6位を記録した「永遠の0」(7月)、福山雅治主演映画「そして父になる」
(4月)、佐藤健主演映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」(12月、1月)・「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(6月)などのDVD販売収入
・ 映像製作収入:「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」、「そして父になる」などの劇場配給分配収入


・ 大ヒット映画「永遠の0」に加え、当社アーティスト主演作品が好調だったことにより、DVD販売収入が増加
(前年同期は「真夏の方程式」(12月)、「ガリレオⅡ」(9月)、「リアル~完全なる首長竜の日~」(12月)などを販売)
上記要因などにより大幅な増収となりました。


当社アーティスト出演作品を多数取り扱い、好調に利益を伸ばしましたが、メディアビジュアル事業の再編に伴うコストが発生したこともあり、若干の増益にとどまりました。
〔コンテンツ事業〕
営業収入24億8千8百万円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益8億6千6百万円(前年同期比11.1%増)となり、増収増益となりました。

[主な事業]
・ サザンオールスターズ、福山雅治、BEGIN、ポルノグラフィティ、Perfumeなどによる旧譜楽曲の販売及び旧譜楽曲の二次使用


著作権印税の増加、PerfumeのVideoClip集の発売などにより増収となりました。


増収要因により増益となりました。

〔プレイスマネージメント事業〕
営業収入4億2千万円(前年同期比295.8%増)、セグメント損失1億1千1百万円(前年同期は1百万円のセグメント利益)となり、増収減益となりました。

[主な事業]
・ 東京ワンピースタワー、アミューズミュージアムの入場料収入、グッズ販売収入


2015年3月よりオープンとなった東京ワンピースタワーの入場料収入、グッズ販売収入により増収となりました。


東京ワンピースタワー初期投資費用により減益となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ43億3百万円増加し、当連結会計年度末には113億2千7百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は下記のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は35億9千8百万円(前年同期は6億2千8百万円の獲得)となりました。
これは、主に営業債権の増加及び法人税等の支払による資金減少要因等はありましたが、たな卸資産の減少及び税金等調整前当期純利益計上に伴う資金増加要因等が上回ったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4億7百万円(前年同期は9億4千3百万円の使用)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得、子会社株式の取得及び貸付けによる資金減少要因等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は10億8千6万百円(前年同期は8億円の使用)となりました。
これは、主に配当金の支払による資金減少要因等はありましたが、少数株主からの払込みによる資金増加要因等が上回ったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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