シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054QL

有価証券報告書抜粋 株式会社KADOKAWA 対処すべき課題 (2015年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当社グループの事業領域におけるマーケット環境について見渡しますと、出版市場は縮小している一方、電子書籍市場は拡大しております。また、高速通信網の整備によるスマートフォン、タブレット端末の急速な普及に伴い、ネットワークエンタテインメント市場も拡大しており、メディアを取り巻く環境は大きな変化を続けております。このような環境下において、当社グループは、出版や映像、ゲーム事業のコンテンツ創造力を継続的に成長させ、そこから生まれる潤沢で強力なIPをより多くのお客様に対して様々なプラットフォームを駆使して展開することで、複数の事業領域を横断するビジネスを推進いたします。
また、「ネット」と「リアル」が融合する次世代ネットワークエンタテインメント分野での事業展開を推し進め、収益最大化を目指してまいります。
事業別の状況及び課題は以下のとおりであります。

(1)書籍IP事業
紙の書籍では、一般書、コミックス分野で大型タイトルの発売が相次ぎ好調でした。今後も引き続き強いIPの創出に注力いたします。文庫分野の中心レーベルである「角川文庫」については中期的展望に立ち、企画の絞り込みによるヒット率向上などの地道な取り組みを、ライトノベル分野についてはメディアミックス戦略の強化と返品率の改善を進め、更に収益性を高めてまいります。
電子書籍事業については、電子書籍配信プラットフォーム「BOOK☆WALKER」が高い成長率を維持しており、電子書籍点数の増加、紙書籍とのサイマル配信などの施策を通じて引き続き成長戦略の柱として注力いたします。

(2)情報メディア事業
2015年4月にゲーム情報ポータル事業を立ち上げるなど、選択と集中によるリソースの最適配分を行っております。また、雑誌については、媒体単位からブランド単位での意思決定へとシフトすることで、ブランド戦略の強化を進めてまいります。積極的な誌面のリニューアル施策による顧客の活性化や既存ブランドのデジタル化による収益の多軸化を推進し、更に最適化された広告の配信技術を効果的に導入することで、収益性を高めてまいります。

(3)映像IP事業
書籍IP事業やゲーム事業から生み出される豊富なグループIPの映像化、実写映画及びアニメ作品の制作、配給に注力いたします。また、今後さらに市場の拡大が期待される映像配信にも積極的に取り組んでまいります。

(4)ポータル事業
動画コミュニティサービス「niconico」において、斬新なアイデアや高いネットワーク技術力による、他にはない魅力あるサービス・コンテンツを提供し、ユーザ満足度を高めるとともに、メディアとしての更なる認知度の向上を図ることで、有料会員収入だけではなく広告収入、ポイント収入など収益の拡充に取り組んでまいります。

(5)ライブ事業
ニコニコ超会議やニコニコ町会議、ニコニコ本社及び次世代ライブハウス「ニコファーレ」を通じ、リアルの場で「niconico」のコンテンツを体験できるような新しい形のエンタテインメントの創造を目指してまいります。また、様々なイベントを通じて「niconico」の認知度向上を目指してまいります。

(6)モバイル事業
スマートフォンに対応した、新たなサービス・コンテンツの提供を積極的に進め、着うた®や着うたフル®などを中心に、人気楽曲の獲得や「niconico」発のコンテンツの充実などによる他社との差別化を図っていきます。さらに、効果的なプロモーションにより会員獲得を進め、斬新なアイデアによる新サービス・機能などを提供し続け、あらゆるユーザの満足度向上に取り組んでまいります。

(7)ゲーム事業
オリジナルのパッケージゲームソフトの企画・開発・販売を主にしながら、据置型ゲーム機や携帯型ゲーム機、スマートフォンなどといった、プラットフォームの多様化や高機能化、ユーザニーズの多様化などの市場環境に順応していくため、当社グループにおける経営資源の配分を最適化し、競争力、ブランド力を高めるべく、機動的な事業戦略を遂行してまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30731] S10054QL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。